あらすじ
心配事の92%は、
考えたところで結果に影響がない!
「考えすぎ」とは、「有害になるような方法で考え続けたり、分析し、しかもそれにあまりに多くの時間を費やすこと」。モヤモヤと停滞したその悩みや不安には、事実に即した冷静な判断を邪魔する考え方のクセ=「思考ウイルス」が隠れています。自分が何に悩み、不安になっているのかを言語化して整理し、「思考ウィルス」を取り除いて健康なメンタルを取り戻す方法を、心理学者である著者がティーンエイジャーも理解できるやさしい言葉で解説します。
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Posted by ブクログ
・「らくだの法則」(らくだについて考えるな、と言われるほど「らくだ」で頭がいっぱいになる)
・「恐怖の尺度」(怖いと思っても、客観的にどのくらいの恐怖だったのかを%で表し、ほかの恐怖と比べてみて本当にそのくらい怖かったのが評価してみる)
など、認知行動療法について素人でもわかるように書いてくれていたので楽しく読めた。最後に「フラッシュカード」やまとめの箇条書きなどがあり、読んだ内容について振り返ることができてとてもよかった。
ただ、翻訳版なので内容的に日本の文化と少しあわないところもあり、そこは想像で読んだ。
Posted by ブクログ
心配からは何も生まれない。
不安などの反応を抱くまでには現実→認知→反応という流れがある。
現実の認識を歪めるフィルターを思考ウィルスと呼んでいる。
自分によく当てはまりそうなものは以下↓
・過度の一般化
・ネガティヴフィルター:暗い面しか見えなくなる
・マイナス化思考:ネガティヴかつ、ポジティブな要素も否定する
・結論の飛躍
>読心術:他人が自分について悪く考えていると思い込む(他人の心を読むことはできないのに)
>運命の先読み:常にネガティヴな結果を予測(ネガティブだろうがポジティブだろうが未来は分からないのに)
・感情的推論:ネガティブな感情を抱くとそれらを生み出した非合理的な思考を信じ込む(事実かのように錯覚する)
・自己関連づけ:全く関係ない出来事の原因が自分だと考える
べき思考:事実に基づかない「べき」は、他人に守られなかった時に失望や落胆に変わる。自分の信念が常に他人に当てはまるわけではない。
過度な不安に襲われたら、それが最悪な事態と比較してどのレベルなのかを考える。
心配する時間を敢えて取り、心配を遅延させたり、冷静になれる時間を取るのも効果的
心配だけしても何も変わらないので「気にかける」(具体的な行動を起こす)。