【感想・ネタバレ】ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救うのレビュー

あらすじ

年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70代男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く……知られざる定年後の「仕事の実態」とは?

漠然とした不安を乗り越え、豊かで自由に生きるにはどうすればいいのか。豊富なデータと事例から見えてきたのは、「小さな仕事」に従事する人が増え、多くの人が仕事に満足しているという「幸せな定年後の生活」だった。日本社会を救うのは、「小さな仕事」だ!

【目次】
第1部 定年後の仕事「15の事実」
事実1 年収は300万円以下が大半
事実2 生活費は月30万円弱まで低下する
事実3 稼ぐべき額は月60万円から月10万円に
事実4 減少する退職金、増加する早期退職
事実5 純貯蓄の中央値は1500万円
事実6 70歳男性就業率は45.7%、働くことは「当たり前」
事実7 高齢化する企業、60代管理職はごく少数
事実8 多数派を占める非正規とフリーランス
事実9 厳しい50代の転職市場、転職しても賃金は減少
事実10 デスクワークから現場仕事へ
事実11 60代から能力の低下を認識する
事実12 仕事の負荷が下がり、ストレスから解放される
事実13 50代で就労観は一変する
事実14 6割が仕事に満足、幸せな定年後の生活
事実15 経済とは「小さな仕事の積み重ね」である

第2部 「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで
事例1 再就職先で一プレイヤーとして活躍
事例2 週末勤務で会社を支える
事例3 包丁研ぎ職人を目指して独立
事例4 近所の学校で補助教員として働く
事例5 同僚、患者とのやり取りを楽しむ
事例6 幕僚幹部から看護師寮の管理人に
事例7 仕事に趣味に、人生を謳歌する

第3部 「小さな仕事」の積み上げ経済
1.定年後も働き続ける人に必要なこと
2.高齢社員の人事管理をどう設計するか
3.労働供給制約時代における経済社会のあり方

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Posted by ブクログ

ネタバレ

125ページの仕事に対する価値観の変化で、50~60代の低さが、日本の恐ろしい現実だと感じた。

結論としては、208ページの仕事に、定年後につけるかどうかが大切なのでしょう。

健康的な生活リズムに資する仕事
無理のない仕事
利害関係のない人たちと緩やかに繋がる仕事

年金以外にいくら必要か?
取?15万円?
時給1500円で、月100時間の仕事を探さないといけないのか?
社会保険料は2.3万円引かれるらしい

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

50代半ばに入った自分にとっても、若い方々にとっても現時点で必読の価値がある。若い著者が現実を冷静に分析している点も良い。
様々な指摘に大いに賛同するが、特に強く共感できたのは以下の点。
・消費者優位の市場から生産者に主権を委譲
安すぎて質が高すぎるサービスに文句を言う日本人(自省も含め)は大いに反省し、無理のない仕事と豊かな消費生活を両立できる社会の実現に国全体で努めたいと感じた。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

定年後の仕事の実態をきちんと調査で示しつつ、実際に定年後に再雇用などで仕事を続けている人々の実例を示す。最後に、少子高齢化と労働力不足が進む日本において、高齢者が小さな仕事を楽しみながら続け、経済的にも安定した生活を送れるようにすることこそが、この先の日本の現実的な進むべき道であると指摘し、そのために高齢者が安心して小さな仕事に従事できるような制度、環境面での整備が必要だと提言する。
筋の通った社会学的な論文だと思うし、個人的にも腹落ちする内容でした。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

現代の定年後がデータを元にとてもわかりやすくまとめられている。
「定年なんて先のことで、その時に考えればいい」とか「なるようになるだろう」と思っていたけど、逆で、定年を考えることで今の仕事や働き方、生き方を考え直せると思った。
20代や30代でさえ、日々の変化に一喜一憂し、今をなんとか生きようとする。それは定年間近になっても同じで、再雇用されようか、パートで働こうか、でもプライドが、と考えることは多い。でも、この中にある事例やデータでは、勤めていた時よりも幸福であることが記されている。そんな働き方が若い頃からできると思うし、みなが幸せに働くことができれば国もハッピーになる。
『ほんとうの定年後』では、定年者のマインドチェンジと、「小さな仕事」に適切な対価(環境や賃金)を渡す社会構造が必要だと説かれていた。ぼくが思うに、一人一人のマインドセットをすることだと思う。定年後を考えるのみならず、安さを求めた先や、自己理解や社会理解のないままに選択をすることを考えなければならない。みなが考える前提の民主主義を発揮するのか、もしくはまた別のシステムを構築するのか…。とても考えさせられる一冊でした。

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

「仕事とは自身の生活を豊かにするために、またその結果として誰かの役に立つためにあるのであって、キャリアの良し悪しを他者と比較して競うためにあるものではない」
定年後という最も知りたいところであり、企業が関与しない部分を、知的なエコノミストが定量定性の両面で明らかにした著書。多くの会社員が直面する壁にどう向かうかを教えてくれる必読の書

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

老眼がはじめり何となく定年という文字がちらついてきた今日この頃,ストレートなタイトルに惹かれ手に取った本.圧倒的なデータを通じて定年後の生活費のあり方について考察している.定年退職後,収入は激減して収入不足になるとか,それに対応するためには2,000万円必要とか叫ばれているが,年金を土台にしてプラスα程度の収入があれば問題ないとわかって安心した.大切なのは表題にもあるように,いかに自分に合った小さな仕事を見つけて日々充実させているかだ.今のうちから細々と小金を稼ぎながら充実した生活が送れるように準備していきたい.

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

現代日本における定年後の仕事の実態を、データとケースインタビューを元に描き出し、その実像の解釈と国として向かうべき方向を論じた本。
世代間論争が加熱している昨今、定年後の生活ってほとんどイメージできないし知らないなぁと思い、手に取った。
働き盛りの若者も、定年輪際のベテランも、全員が一読すると世界が良くなる本だなぁと感想を持った。

第1章で述べられるデータはどれもおもしろく、中でも「70歳男性の就業率45.7%」は自分のイメージと大きく食い違い、認識を改めることとなった。仮想敵として描かれる「年金頼み生活の老人」というのは既にマイノリティなのである。
一方、年金とパートタイムワークの両輪の暮らしは稼得責任の負荷が高くなく、その時の自分に適した仕事を選ぶことが出来るというのも認識を塗り替えられた。

第2章のケースインタビューでは、バリバリのキャリアを歩みつつも定年後は専門から離れ、地域にゆるく貢献するパートタイムワークに充実感を感じている人たちの話が印象的だった。
いま現役世代の自分は、背負った稼得責任からそのレールを降りることが想像できないけども、その呪いから放たれて地域に根ざす生活というのはとても良いなぁと感じた。早くそれになりたい。

常日頃「定年後の人たちがゆるく働いて社会貢献をしてくれたら、よりよい社会になりそうだ」と考えていたけども、その動きはとっくに始まっていたらしい。定年後がイメージできていない現役世代の人は是非読んでみて、いいスタートを切るための算段を考えてみてはいかがだろうか。

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2024年10月31日

Posted by ブクログ

 自らの定年を意識しながら読み進めることができた。調査データが示されているので、説得力があった。60代から能力の低下を自覚し、50代では就労感が一変するとは納得できた。定年前のキャリアと定年後のキャリアは明らかに違うのだ。それは第二部の事例からもあきらかだった。高齢期に働きつづけても、なお幸せな生活を送ることの社会であって欲しい。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

早めに60歳以降の生き方を考えようと手に取った。変に今の価値観に縛られなければ、無理をせずそれなりに幸せにやっていけそうな気持ちになれた。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

定年後も月収10-15万くらいの小さな仕事をして社会貢献や自身の健康を維持するのが良さそうという本。実際に働いている人のインタビューもあり、面白かった。確かに定年orFIREしたあとの社会とのつながりは一つの課題だなと。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

私もそろそろ定年が近づいてくる年齢になっているので、その備えの一助にと思って手にした書籍です。
定年後も働き続けて幸せに暮らすには、そこそこの収入とあまり責任の重くない仕事と人間関係に苦労しない職場が理想のようですね。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

急速な人口減少が進むなか、かつての経済大国としての日本を取り戻すことはこの先おそらく訪れない。
そうなれば定年後の豊かな生活とは、小さな仕事でも無理のない範囲で働き、社会と共存しながら過ごせる世の中になればいい。
人生は暇つぶしという考え方もあるが、ひたすらあくせく働くか、ぼーっと過ごすか、スローライフで過ごすか。本書からさまざまなことを考えさせてもらった。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

ゆるFIREの実態 定年後に働く理由は、金銭的というよりも精神衛生的という側面が強いだろう。それを裏付けるデータだ。
早期退職した人のみのデータがあると、もっと興味深いものになると思った。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

4年前のデータで、少しインフレ分を加味する必要はあるが、さまざまなコスト、税金、退職金、バイト代、社会保障、就業率など、残酷な数字も多いが、とても具体的な数字で平易に示してくれたので、イメージが湧いた。

年金を考慮すれば、月10万円稼げれば、それなりの生活ができる!ということで、一安心。

健康なうちは働いて、年金受給を後ろ倒しにし、、、と上手くやれるように「健康第一」で乗り切って行こうと思った。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

定年後の仕事(15の真実)統計から見て
やっぱりと納得しました。
(経済とは小さな仕事の積み重ね)
心配していた医療費負担はそれほど心配しなくても良い事、シニア世代はストレスが少ない事、定年後の再就職で(小さな仕事に確かな義務を感じる事)等々、憂いをもって先々を心配しすぎる事はないと思った。ある意味、指南書的内容でした。

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2025年06月23日

Posted by ブクログ

小さな仕事に従事する人が増え、多くの人が仕事に満足しているという「幸せな定年後の生活」だった。日本社会を救うのは、「小さな仕事」‼️【目次】
第1部 定年後の仕事「15の事実」
事実1 年収は300万円以下が大半
事実2 生活費は月30万円弱まで低下する
事実3 稼ぐべき額は月60万円から月10万円
事実4 減少する退職金、増加する早期退職
事実5 純貯蓄の中央値は1500万円
事実6 70歳男性就業率は45.7%、働くことは「当たり前」
事実7 高齢化する企業、60代管理職はごく少数
事実8 多数派を占める非正規とフリーランス
事実9 厳しい50代の転職市場、転職しても賃金は減少
事実10 デスクワークから現場仕事へ
事実11 60代から能力の低下を認識する
事実12 仕事の負荷が下がり、ストレスから解放される
事実13 50代で就労観は一変する
事実14 6割が仕事に満足、幸せな定年後の生活
事実15 経済とは「小さな仕事の積み重ね」である
第2部 「小さな仕事」に確かな意義を感じるまで
事例1 再就職先で一プレイヤーとして活躍
事例2 週末勤務で会社を支える
事例3 包丁研ぎ職人を目指して独立
事例4 近所の学校で補助教員として働く
事例5 同僚、患者とのやり取りを楽しむ
事例6 幕僚幹部から看護師寮の管理人に
事例7 仕事に趣味に、人生を謳歌する
第3部 「小さな仕事」の積み上げ経済
1.定年後も働き続ける人に必要なこと
2.高齢社員の人事管理をどう設計するか
3.労働供給制約時代における経済社会のあり方

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

55で役職外され、60で退職再雇用、65で雇用は打ち止め、個人事業主として業務委託を受ける。70以降は何もない。節目毎に処遇は下がり、期待される役割も低いものになる。途中で会社との関係を絶ち、生き甲斐求めて自らの道を行く人も。衰えた能力に負荷を軽くするのは仕方ない。収入は低下するが生活費も下がる。6割は仕事に満足しているという。…定年後の現時点での定点観測。進む少子高齢化。5年後、10年後はわからない。支える世代が減っていく。高齢者が小さな幸せみつけて満たされていた時代が羨ましくなるかも。備えよ、考えよ。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

老後2000万円問題、あるいは年金不払い・逓減の恐れ等、老後の問題に関する話題は巷間かまびすしい限りであります。

しかし、実際はどうなの?というと、ファクターが多すぎてようわからん、となってしまいがちです。もちろん、絡まった糸を解けば分かるのですが、日常で忙しい多くの方には難しい。

そのよく見えない老後の解像度を、本書はかなり上げてくれると思います。

・・・
私が一番良かったなと思うのはやはり、第一部定年後の仕事「15の事実」。

とりわけ定年後の収入と支出のデータを年齢別にグラフで示している点。

ざくざくザックリ言えば、65歳以降の2人以上世帯の平均収入は25万円程度、平均支出は32万円程度、とのこと。

支出の細目も出ていますが、一番大きなものはその他。つまり家賃でも医療費でも食費でもないと。加えて個々人で費用の性向が異なることを考えるならば、より減らすことは当然ながら可能。加えて年を経るごとにこの平均支出32万は逓減し、80代で25万強まで減るそう。

一方収入ですが、主に年金になることが予想できますね。公的年金の平均給付は19万円程度だとのことです。ですからグロスの平均25万と公的年金等の19万の差し引きがバイト等の稼ぎとなります。

・・・
うちのようにキャリアの途中で海外に移住してしまうと、基礎年金は任意加入可能ですが、厚生年金は当然加入できません。ですので給付も少ないので上記の限りではないです。

とは言え、上記から分かるのは、「平均なみ」に生活するのならば月々10万弱のバイト(しかも二人以上世帯、両輪駆動なら一人5万)で概ね貯金を減らさず生きていけることになります。

もちろんこれに加えて資産がある方は緩やかに使ってゆくことで労働から解放されることになります。

これなら、なんとかいけそうな気がする、って思えてきませんか?

・・・
なお本書の後段では、生き甲斐としての労働に焦点を当て、40代・50代から「いつまでも出世レースに居れない」ことの現実を見る旨を促すことが再三繰り返されます。

窓際を自称する私も、反面はルサンチマンの塊であり、このあたりはどうしたものかと苦慮するものであります。頑張りたい!偉くなりたい!褒められたい!これが本音。

しかし筆者は、出世コースからおりて、この一種の諦め・諦念が得られたのちは、より「小さい」仕事・単純労働・エッセンシャルワークに生きがいを見出せる可能性が高いということでした。

性欲も食欲も落ちたけど、そのあたりの自己顕示欲はまだ落ち切っていないなあ、と感じる今日この頃。

・・・
加えてですが、お金の心配は実はそこまで起きないかもしれない、と個人的には本書を読んで安心しました。もちろん、まだまだ全く気が抜けませんが。

むしろ問題は、じゃあ今を・今以降をどう生きるか、ということ。どのように定年後に備えるか。

そこでやはり参考になるのは、この前読んだ『DIE WITH ZERO』です。お金を使い切るということにも増して、必要以上に稼ぐよりも、貴重な今を楽しむためにお金を使う・経験をするべし、と説いていました。

坂本氏による本書でも、飽くまで健康を維持できた人々の定年後の勤労を描いている、という話もありました。『DIE WITH ZERO』でも自分・家族・親友などがいつ健康を害するか分からないと。

だからこその今であり、健康に配慮することもスタートさせるのだ、という事になります。そして今、やりたいことをやる、という事になります。

・・・
となると私なぞはマジで仕事をやる気が失せてしまうのです。

昇進や大きな責任を持つことは状況的にほぼない。現在の業務に関する難関資格のチャレンジも考えましたが、日本全体で65歳以上の95%以上は会社に残ったりしないことを考えると、そして定年後もちょびちょび稼げばよいことを考えると、前向きな取り組み姿勢も出来かねます。

やっと50になろうかという事ですが、現在やる気ダダ下がりで本人困っています。本が読めまくっているのもそれが一端であります。困った。

・・・
ということで、定年後の労働についての本でした。

個人的にはお金についての心配は結構取れました。

残りは、これからの人生をどう生きるか。それを考えるのがこの一年ですが、大きなこと(会社を買う、難関資格に挑む等)をするのはタイパ的に無駄な気もしており、悩むところです。

近々、ジャーナリング、ブレインダンピングをして気持ちを改めて整理したいと思います。

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2025年04月22日

Posted by ブクログ

定年を迎えた高齢層がけっこう仕事をするようになっている現代。彼らが「小さな仕事」をけっこう満足感をもってやっている実態が紹介されている。正直なところ、定年後も働いている人って、経済的に働かざるを得なかったり、あるいは現役時代の七光りのおかげで名誉的な立場があったりというのが主要なイメージで、もちろん働きたくて働いている人もいることは想像つくけど、それほどの数でもないような気がしていた。ところが、実際には多くの人が60歳や65歳といった定年を迎えた後も働いていて、しかも現役時代とは異なる仕事をしていることも多い。そして、現役時代のプレッシャーから逃れ、けっこう気ままに楽しく働いている像が見えてきた。肝心なのは、現役並みを目指して奮闘するよりも、どこかで気持ちやワーク・ライフ・バランスを切り替えて、収入は減るけどプレッシャーのない仕事にシフトチェンジすることなのだと思う。お金のことはそれほど心配しなくても「小さな仕事」と公的年金で何とかなりそうな気がする。時代の変わり目でそこからこぼれそうな人たちのセーフティーネットはしっかり張っておくべきだけど。
そして、そういう「小さな仕事」があちこちでなされるからこそ、これからの人口減少時代が何とか回っていく。そのためには「小さな仕事」でもそこそこ暮らしていけるような社会の仕組みや人々の意識を整えることが必要だというところまで論は進む。経営が厳しい企業が安価な労働力を求め、外国人雇用に走ることなどにも巡り巡って「小さな仕事」の担い手が不利を被るからと警鐘を鳴らす。
これは定年世代に限ったことではなく、これから多様で柔軟な働き方を取り入れることで、仕事以外の生活も充実させていく全世代にとって必要なことだと思った。そういう点が定年後世代に顕著に表れるということなのかもしれないけど、書題からするとその世代だけに限ったことになってしまいそうでもったいない。
p.143で紹介されていた「年齢別の付加価値創出額の変化」の表。2007年と2019年を比較しているんだけど、ちょうど自分の世代に限って、平均給与が下がってる。世代ごとの経済規模では上位3位に入るのに。日本の雇用環境ではいつでもこの世代がこういうことになるのかもしれないけど、いわゆる氷河期世代、ロスジェネゆえかもしれないと思うと損した気分。実際のところどうなんだろう。
また、p.248の「サービス品質の日米比較」の図。日米比較すると日本の人もアメリカの人も日本のサービスの質のほうが高いと評価している。にもかかわらず日本はサービスへの代金が安い。日本の産業は生産性が低いといわれるけど、それは仕事のしかただけでなく、そこから生み出される代価の多寡にもよるのだから、代価が低ければ当然のように生産性が低いことにされてしまう。いまさらながらだけど、生産性ってやつもあやしいもんだ。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

50代半ばに差し掛かる世代としては気になるテーマ。メディアが煽る2000万円必要とか漠然とした不安に踊らされないために読んでみました。
各種データを紐解き、この世代のライフスタイルや必要コストを分析しており、「定年後の生活」の解像度が少し上がった気がします。
そのような中、後は自分を取り巻く環境(家族、会社、拠点など)を考慮しつつ、自分がどういう価値観でどういう風に社会と関わり、人生の最終コーナーを楽しんでいきたいのか、ボチボチ考える為の良書だと思います。

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2025年02月13日

Posted by ブクログ

★50歳代になったら、読んでおいて損はない本!

【この本を読む目的・きっかけ】
●ネットか新聞で、この本が紹介されているのを見かけて、今後の参考までに読んでみたいと思っていた。
●本屋さんでこの本を実際に手に取ってみると、目次だけみてもためになりそうだった。

【自分の意見・気づき】
●定年後の仕事は、地域に根差した小さな仕事で働くことで、自身の生活と社会貢献を両立させる。
(接客・販売)
●「年金繰り下げ」が、自身の経済的リスクヘッジには有効。
●現場の一プレイヤーとして、会社に利益を上げ続けられるよう、知識のアップデートは必要。
●この本によれば、現在の会社での定年再雇用を選んだのは、間違いではない。

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

定年後も働くことは単なる生活費のためだけでなく、社会とつながり心身の健康を保つためにも重要であり、高ストレスでなく、短時間で社会貢献できる「小さな仕事」を高齢者も若者も、社会全体で評価・再定義し、労働力不足の日本社会を持続可能にするべきだと提唱する

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2026年01月14日

Posted by ブクログ

現在50歳。内容は頷けるものがあった。
ただ、文章構成が大学の研究論文のような形式になっており、なかなかすっと心にまで響かなかった。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

定年後に自分の仕事をシフトチェンジすることで、無理なく満足感を得ながらゆるやかに仕事をしていくという生き方を推奨している。
出世や能力を高めるという生き方から、自身が達成感あるいは楽しみながら今までとは違う「小さな仕事」に携わることで人と関わりながら幸せに生きるというライフスタイルがこれからの人口減少の世の中で必要なのではと思う。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

管理職になる人も限られているので、そういう人たちの定年後のライフスタイルとかに触れられているともっと良かったのでは?と思う。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

今後迎える高齢化社会の中で高齢者の働き方を考えるという意味では良い本。ただ自分が目指すところは労働に依存しない資金運用であるところを再認識

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

現在、期待した年金額が年々減額され、新たな増税で収入の目減り、生活を凌ぐために仕事をせざるを得ない高齢者が増大してきた。更に少子化、労働者不足、AIの進化など日本社会への対応した人材、高齢者をもっと活用すべき時代になった感がする。 今の高齢者労働者は現役とは違い、低賃金、非正社員での雇用が可能、しかも豊富な経験と知識・人脈など様々な能力の人材活用も忘れてはならない。年齢問わず才能ある高齢労働者が盛んになる社会意識の変化に期待したいし、せざるを得なくなるのがこの少子化対策で無策だった今の姿だと感じる。

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2025年03月15日

Posted by ブクログ

けっきょく、無事に定年を迎えたところで、何らかの仕事は続けた方が良いということになるのか。家の近所で何らかのコミュニティに参加したりして、シニア期でも出来る仕事の目星をつけておいた方がスムーズに定年後の生活に移行できそうだ。氷河期世代には老後に趣味を楽しんだり、優雅に旅行するような余裕はないことがわかった。そういうことはまだ少し余裕がある現役時代にやっておいた方が後悔がないと感じた。

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2025年02月08日

Posted by ブクログ

色々な条件の方々が紹介されていて参考になります。今は多くの種類の仕事がネットで求人にアクセスできるので気軽に短く小さく働くのはいいのかもしれません。ただこの本は少しリクルート事業のための主張が背後に隠れている感じがします。これまで長い間ストレスの高い、やり甲斐のある、心に残る仕事ができた方は、そろそろ体でお金を稼ぐのは卒業にして、貯蓄のお金を投機でなくなるて金融投資に切替え、減らない工夫をして、お金を使うことを意識した方が幸せと思います。貴重な時間は若干の友がいる場所を見つけて落ち着き、多くの時間は若い頃には出来なかった好きな読書三昧がいい。まさしくモンテーニュみたいない老後が理想ではないでしょうか。

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

本当の定年後
定年後の実態として、
第一章で高齢者の実態を15ほどしっかりとしたデータ化から指摘している
第二章では実例の7名を上げどんなパターンの働き方があるのか示している
だい3章では小さな仕事の経済効果について



定年後のキャリアには様々なものがあるが
多くはサイズダウンして自分が住む地域で仕事に就くことが多い
経済は小さな仕事の積み重ねで、社会を支えるシステムはこの小さな仕事に支えられている
小さな仕事には単純労働も多くあり、お金を必要とする若い世代では物足りない分野でもある
いまこの分野に高齢者が入り社会を支えている現状がある。
著者はお金のために高齢期も働らく実態もあるとしたが、
多くは仕事にやりがいを感じていその仕事に満足感を持つ高齢者が多いことを指摘ている。
ただ、定年後も責任のある仕事についている人と自分を比較し、小さい仕事しかしていない自分に劣等感を感じる方もいるらしい。
そうならない人はいわゆる価値観の返還点があることを指摘されていた。
定年後の仕事の成否には、現役時代に培われてきたスキルが生きているとも書かれていた
対人スキルや対自己能力が生きてくるとも
年季生後の崩壊はないだろうと書かれていた

この本を読んで定年後も年金をもらいながらできる範囲の仕事をして生きていけそうだと希望が持てた
読んでよかった。

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2026年01月04日

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