【感想・ネタバレ】腸詰小僧 曽根圭介短編集のレビュー

あらすじ

社会復帰したシリアルキラー“腸詰小僧”の独占インタビューに成功した西嶋の元を被害者の父が訪れ、本人に会わせろと迫る。一方、警察官をしている弟が浮気相手を妊娠させてしまったと泣きついてきた。追い詰められていく西嶋は……。(表題作) ジコチューな小悪人たちが、あっけらかんと起こす事件。まさかのどんでん返しに舌を巻くミステリー傑作集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

インパクト強めの表題作を始め、知り合いにはなりたくないロクデナシたちが一生懸命ちがう方向に頑張っておかしな事態を招いてしまう曽根さんワールド全開の短編集。
思い込みから見えていた景色がガラッと変わる結末とブラックユーモアが秀逸。
どれもパターンは似ているのだが、いつの間にかまた騙されている。このしてやられた感はやみつきになる中毒性があるなぁw
「天誅」や「留守番」の後に残るヒヤリな怖さもいいが、ダメ息子に燃やす母親のバイタリティーをなぜだか最後応援してあげたくなってしまう「母の務め」の悲喜こもごもの笑いが絶品。

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2022年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

叙述トリック、特に信頼できない語り手ものが好きな人にオススメ。
どの作品も登場人物のサイコパス味がよくて楽しめるんだけど、流石に収録作品が全部同じパターンなのはいかがなものか…と思ったので、星は一つ引きます。

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2022年08月17日

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