あらすじ
幻にしておきたかった自主映画だとか突然のヒトメボレ告白、雪山で上演された古泉渾身の推理劇や朝比奈さんとの秘密のデート。SOS団を巻き込んで起こる面白イベントを気持ちいいくらいに楽しんでいる涼宮ハルヒが動揺なぞしてる姿は想像できないだろうが、文化祭のハプニングであいつが心を揺らめかせていたのは確かなことで、それは俺だけが知っているハルヒの顔だったのかもな――。お待ちかね「涼宮ハルヒ」シリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
後半ネタバレあり!
●ライブアライブ
アニメでは名曲God knowsを披露したバニーハルヒ。当時、劇中歌としてCD化(涼宮ハルヒの詰合)されたのはそれと、lost my music、恋のミクル伝説の計3曲。欲をいえば元のボーカルのダビングテープを求めて生徒らが殺到したというし、それを再現したものも出ていたら面白かった。
●朝比奈ミクルの冒険Episode00
前作にて作成した、超監督ハルヒによる初制作映画の内容とキョンによる描写解説。普段は商店街の呼び込みバニーガール、本当は未来から来た戦うウェイトレスなどという謎設定について、改めて、意味わかんねー!としみじみ。当時も意味不明すぎて流していたけど、今も意味わかんねー!古泉空気!
●ヒトメボレLOVER
キョンの横を歩いていた長門を遠目に目撃し、一目惚れしたので仲を取り持ってくれと中学の元同級生・中河から依頼され、愛の手紙を代理読みさせられる。10年後に結婚体勢を整えて迎えにいくから待っててくれと言われ、確約できないが会ってみたいという長門。中河にも変わった形でハルヒの力が及んでいた。
古泉がこの丁寧語もずっとしてると疲れるし、みくるは素でいいから羨ましい。ハルヒは自分に丁寧語のキャラを求めているのがわかるから、仕方ないけど。という旨をキョンにぼやいていたのが印象的だった。
●猫はどこに行った?
古泉主催(と機関の人達による)鶴屋さん宅でのミステリー企画。シャミセンを使ったトリック。ハルヒと鶴屋さんが二人で盛り上がっているのが可愛い。話としては弱かった。オリジナル福笑いや双六は、当時読んでいた時にとても楽しそうに感じ、真似て作ったような気もする。(今回も読んでいてやりたくなった笑)
●朝比奈みくるの憂鬱
キョンのみくるに対する描写が面白い。茶葉を買うという口実のデートだとうきうきするも、眼鏡の少年を助けるのが目的だった。ラスト、ハルヒが眼鏡の少年と面識があって仲が良いと発覚。最後まで少年の名前は文章中で明かされないのが意味深だが、あとがき曰く、次巻に続く伏線らしい。
楽しめた
今巻収録の短編は、どれも前巻までに残されてきた伏線の回収と言う意味合いが非常に強く、シリーズ全体のミッシングパーツ的な意味合いの巻だと思います。
Posted by ブクログ
初版は2005年、その第四版(同年)の『涼宮ハルヒの動揺』はシリーズ6弾。収録は「ライブアライブ」、「朝比奈ミクルの冒険」、「ヒトメボレLOVER」、「猫はどこに行った?」、「朝比奈みくるの憂鬱」の5作だ。
「ヒトメボレLOVER」では長門がメインだが、長門への告白文から始まるハルヒとキョンのいざこざが個人的には一番の見どころ。みくるに長門に、後々には佐々木にと、ハルヒの悩みの種は尽きることがない。
「朝比奈みくるの憂鬱」では、いつもみくるは事件を傍観しているだけで何もしてないじゃないか、と思いながらハルヒシリーズを見ていた人には良い作品だ。何もできない自分、という未来人らしからぬ私たちにも共感しやすい悩み。ハルヒシリーズが単なるSF兼ギャグ小説ではなく、登場人物たちの成長物語であることを知れた。ただ、古泉がメインになる回はみたくないが。
Posted by ブクログ
シリーズ第6弾。短編が5本、そのうちの1つは、学園祭で公開されたSOS団製作の映画「朝比奈ミクルの冒険:Episode 00」が当てられています。
第1話の「ライブアライブ」はきれいなストーリー。この章のためだけに★4つをつけました。とくに最後のシーンが好きなのですが、アニメ版ではハルヒがいつもの元気を取り戻して来年の学園祭に向けての決意を固めるシーンに惹かれたのに対して、こちらではその直前の、戸惑うハルヒと彼女の気持ちを推し量っているキョンが一緒に空を見上げているシーンがよかったと感じました。
こういう雰囲気の話が出てくるとは思わなかったので少し驚きました。前巻あたりから、伏線の構築と回収で手いっぱいでストーリーそのもののおもしろさは後回しになってしまっている印象を受けていたのですが、見事リカバリーしたという印象です。個人的にはこういう雰囲気の話をもっと増やしてほしいところ。もっとも、非日常そのものの本シリーズにそんなことを求めるのは間違いかもしれませんが。
Posted by ブクログ
なんだか、ちょっと前から少しずつ、うっすらとキョンに対して好意を見せ始めたハルヒだったけど……。
どうやってハルヒが「ツン」を見せようとも、私には一片のトキメキも与えられないことがわかってきました。
今回の物語の内容は。
「ライクアライブ」
突然、文化祭の舞台に現れたハルヒが突然、舞台に現れて歌い出す話。
これがよくあるカラオケでの舞台シーンなのか……とふと思い出して、なんとなく納得。
最初から思ってたんですが、僕はツンデレは好きだけど、それはあくまでもツンした側の女子がツンをした後にやってしまった……もしくは、慌てて言い訳するからかわいいのであって、そのまま開き直られてしまうとちょっと萌えがない……。
これをハルヒ側の視点で読むともうちょっと萌えるのかもしれない……と一瞬、考えたけど所詮はハルヒ……。
きっとそんな昼間の一瞬の感情なんてあっさり忘れちゃって、次へのステップに何をしたらいいかってことをいつも全力で考えてそうだから、きっと自分が恋してるかもしれない「キョン」のことについてなんて一瞬も考えられないんだろうな……と思ったらハルヒ視点の話を読んだところできっと萌えられないんだろうな……と思ってしょんぼりなりました。
何せ、ハルヒの精神が剛健すぎる……。
んで、明かされたハルヒ監督作品の内容。
そして、長門に一目惚れをしたというちょっと頭の沸いた、キョンの中学の同級生が急に現れる。
会ってもいいと言い出した長門にキョンは不快感を覚えるけれど、実は彼が一目惚れしたのには理由があって、それは長門を派遣した生命体が大きく関わっていた。
他にも数作品入ってるんですが……
長門が大分キョンに対してかわいらしい反応を見せてくれるようになったので、所詮結ばれないのはわかっているのに、キョン×長門をものすごく押したい!
もったいないなあ……。あんなに長門かわいいのに……。
と、長門派の僕はそう思います。
Posted by ブクログ
またまた短編集。収録作品は『ライブアライブ』『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』『ヒトメボレLOVER』『猫はどこに行った?』『朝比奈みくるの憂鬱』。
『ライブアライブ』
これはTVアニメのインパクトがあまりにも強すぎて、原作が霞んでいた。もう私の脳内ではバンド名=ENOZだったんだけど、原作にはそういう表記は一切ないのね。おまけに本来のバンドメンバーも3人だったっていう設定だし。これは京都アニメの遊び心だな。みればわかるだろうけどENOZを逆から読んでZONE。京アニスタッフに熱心なZONEファンがいるとみた。『ふもっふ』でも林水生徒会長が持っていた扇子に、そんなことが書いてあったもんな。
『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』
SOS団による自主制作映画の内容。ひたすらフォローを入れまくったり、つっこんだり、古泉に殺意を抱いたりするキョン、お疲れさま。TVアニメの第一話を飾ったエピソードでもある。退屈とセットでどうぞ。
『ヒトメボレLOVER』
実はあんまり好きじゃない話。キョンの友人中河が個人的に受け入れられない。というか有希に近づく男が片っ端から許せない父の気分(笑。
さんざん将来設計とか大仰に語って、10年待っててくれと懇願したくせに、長門に見出していた魅力が長門自身によるものじゃないとわかったとたん、やっぱ取り消してとかって誠意が一切感じられん。まあ責任を持って最後まで諦めてくれないのも嫌なわけだけど。つまりどっちみち、嫌なキャラ決定。
『猫はどこに行った?』
冬の山荘(鶴屋家所有)で行われた推理ゲームpresented by 古泉。てか、芝居が白々しすぎ。ヒントがわざとらしすぎ。段取りが悪すぎ。古泉、まじめにやれ。読んでいるこっちがやきもきしてしまったじゃないか。「いくら芝居だと言え芝居じみすぎているな」とキョンも言ってるけど、孤島での迫真の演技っぷりはどうしたんだー。
どうでもいいけど全国津々浦々シャミセンに似た猫を求めて飛び回った古泉を想像してちょっとユカイになった。
『朝比奈みくるの憂鬱』
この短編の中で唯一SFっぽい話。
なんか一番役に立ってなさそうな未来人みくるが己の使命に戸惑ったり。
未来を書き換えさせないためにみくるは現在に存在しているのだとアピール。
それでは、マッガーレ(次回予告