あらすじ
年末から気にしていた懸案イベントも無事こなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!? 大人気シリーズ怒涛の第7弾!
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Posted by ブクログ
好きだったハルヒの言葉
「外来文化ばかりもてはやしていてはダメよ。土着の風習を尊重してこそすべてのイベントを楽しむ権利が発生するの。だって廃れちゃったらもったいないじゃない。それだけ楽しみが減るんだから。古典に親しむ事を忘れた人間はどんどん変な方向に走っていってしまうんだわ!」
→今残っているものを守る。新しいものに飛びつきすぎない。それは巡って自分の楽しみに変わる。て感じかな。
「特別授業に集中する必要はない。しかし授業以外のことも何一つ考えないようにする。」
→仕事中に気が散漫しまくっている私にとっては耳が痛いお言葉。当たり前だが、一番難しいことな気がする。
「あたしが欲しいものをくれるんだったら火星にだって取りに行ってあげる。」
→まさに竹取物語ではないか。かぐや姫の役回りはキョン。好きな人がくれるものであれば、どんなに遠く離れた場所にあっても取りに行く。こんな言葉を綴って貰えるキョンは本当に幸せ者だ。
人を心から想う。簡単のように見え、私にとっては一番難しいことだ。こんな気持ちになれる相手を、早く見つけたいものだ。
鶴屋さんの逞しさ
「あたしはねっ、楽しそうにしてる人を見ているだけでたのしいのさっ。」
「だいたいあたしには向いてないっさ!だったらあたしは自分にできる別のことをするよ!」
→高校生にてこの達観した目線には感服させられる。自分の役割を完璧に理解し、存分にその役を楽しむ。身の丈に合わない夢を見ないリアリスト的な一面も感じる。できることを全力で。人が幸せになる為に必要な目線だと思う。
長門の葛藤
「一緒に困ることのできる普通の仲間になれる」
→異なる立場だからこと補えるが、同じ目線でいることも大切なこと。一緒に困る。優しさと愛を感じる言葉で大好き。
「心地よい沈黙。黙りっぱなしでも気づまりにならずに済む相手は貴重。」
→その通りである。
いいようもない絆と信頼で結ばれていることがわかる、キョンと長門の姿に眼福です。
「朝比奈さんは無知で苦しみ、長門は知りすぎている自分に苦しんでいた。」
→知らなくて苦しむこと以上に、知りすぎて苦しむことの方が辛いのではないか。なぜなら、夢を見ることができないから。妄想できないし、希望も持てない。不安も恐怖も焦りも抱きにくいから、感情が動かない。そう考えると、朝比奈さんは人生を謳歌できているように見えてくる。今はあんなんでも、将来、あんなにも美麗で明晰な女性になることができるし。
無知でいること、それも幸せの一つ。
朝比奈さんの境遇
「未来のために必要だが、未来を推測されるのは困る。
という意味では、何も知らされておらず脅威にも感じない朝比奈みくるは完璧な駐在員。」
→役に立ちたいと悩む朝比奈さん。本人は気づいていないだけで、十分役に立てている。こういうことは日常でもいくらでも起こり得ている。まずは自分の存在意義を振り返る。自分を愛している人のことを思い出してみよう。
その他
→宝探しの時のピクニックにて、お昼ご飯をみんなで食べるシーン。大変に美味しそうなおにぎりや惣菜が脳裏に浮かび、最近めっきりまともな食事を取れていない私にとっては衝撃だった。ああ、私も朝比奈さんが作ったご飯を食べたい。
「役割を投げ捨てたいと思うことがある」との小泉。
→様々な経験をしているキョンへの羨望。彼はハルヒによる被害者でもあり、ハルヒに福音を与えられた存在でもある。彼も苦労人である。小泉が心から笑う瞬間を心待ちにするばかり。
→キョンは激動の一週間を通じ、更に今の日常を愛しているということを再認識する。「憂鬱」よりも重厚に語られたこのテーマ。本当に素晴らしい。
「朝比奈さんはいつか元いた未来に帰ってしまうかもしれない。しかしとりあえず、今はまだ帰っていない。それでいい。楽しい時間を連続させていれば、おのずと未来も楽しいものになるだろう。」
Posted by ブクログ
鶴屋さんがSOS団について、キョンだけが自分と同じ普通人であり他は普通では無いような話や、自分は傍から眺めて楽しむのが1番であって積極的に参加はしたくないというハルヒとはまた対極な人生の楽しみ方を選んでいる話が印象的。
今作は1週間未来のみくるがキョンの前に現れて、長門や鶴屋さん宅(双子の妹・朝比奈みちるだというなかなか無理な言い訳だが深く追求せずOKする鶴屋さん)に泊めてもらいながら、みくる(大)から下駄箱に届けられる手紙の指令をハルヒや現在のみくるにバレないようにしつつ(古泉は知っているようだが直接的に活躍はなく、裏で機関仲間がみくる誘拐で大活躍)、こなしていくキョンとみくる(1週間未来)。
結末はハルヒはバレンタイン(ナニソレカワイイだが、またハルヒパワーでSF的なことが起こるかと散々思わせぶりだったのがそんな落ちかよという感もある)と、みくる誘拐は機関の敵対組織によるもので、現在のみくるの身代わりとして1週間後のみくるが誘拐された。また、前作のみくるの憂鬱の少年が亀を貰っていく。未来で少年が、キョンが亀を川に放流していたことを亀を見ながら思い出して時間移動の大発明をするらしい。
なんとなく読んでいて話を思い出したが、今作辺りからアニメ化されていないのもあり、おそらく次作辺りからは私の記憶にはあまり残っていないかもしれない。
キョンの言うように、ハルヒも長門も並の人間らしさがそれぞれなりに出てきて、みくるは未来人として情報を殆ど知らされておらず慌てふためく姿が多いものの、キョンにも事情があってみくるには言えない禁則事項が色々あるのだろうと察したりと、自身の混乱も少しは整理がついているかもしれない。古泉もなんだかんだでメンバーに愛着が湧いているという。各々が微妙に変化しつつも、SOS団としての日常が当たり前になっている感じがなんだか学校生活への懐かしさを感じる。
Posted by ブクログ
ハルヒ7巻目。久々の長編です。
「消失」をパワーアップさせたというかな
「消失」の解決編?という感じのお話しでした。
「消失」では長門さんがヒロインでしたが、今回は朝比奈さん。
前回ダメだ~といっていた彼女が面目躍如。
体を張って暴れてくれました。
今まで、体を張るのも守るのも長門さんが多かっただけに
新鮮で良かったですね。
しかし今回はタイトルでもあるハルヒの出番が少ないというか
彼女が完全に脇役で、そこが「消失」に比べてイマイチだったなぁ。
もうすぐ佐々木さん登場の「分裂」。楽しみだー!
少し長く感じる
久々の長編ですが、ちと中だるみを感じます。 今回はみくるちゃんとキョンの二人を中心に物語が進展していきますが、SOS団の団結が深まっていきます。
Posted by ブクログ
ハルヒシリーズ何作目だっけ?
若干飽き気味・・・過去の複線回収やこれからの複線を作ったり色々あるけど、複線とかあんまり覚えてなかったし
Posted by ブクログ
シリーズ第7弾。『消失』以来の長編で、ストーリーも『消失』で決着をつけないままになっていた問題を片付けるところからスタートします。
大枠としては、キョンと朝比奈さんが、未来からの指示に右往左往する話になっています。今回はハルヒがかなり控えめで、ありがちなツンデレ少女のような役回りに終始しています。キョンに対する朝比奈さんと長門のアピールもかなり積極的になってきて、キョンがありがちな鈍感男子高校生に近づいてきているのも、少し残念な気がするのですが。
次回以降への伏線もかなり張られているようですが、本巻の中でひとまずの決着は与えられているので、もやもやした感じが残るということもなくすっきりした読後感が得られるのは好印象でした。その一方、『消失』のようにクライマックスをきっちり張っていないせいなのでしょうか、400ページ超という分量が長すぎるようにも感じます。
Posted by ブクログ
自分的には今回のハルヒは内容が長い割にいまいちでした。
これからの物語の準備と言うかなんというか・・・頭に入り込まない感じでした。
続きに期待しようと思います。
Posted by ブクログ
長編である。いろいろなことが起きる。
まずは過去に戻って「消失」で変革された世界を元に戻す。
節分の日にSOS団で豆を撒いて太巻きを食べる。
数日後に朝比奈さんが未来からやってくる。
何も知らない未来の朝比奈さんを長門の家にかくまってもらうことにする。
三人でレトルトのカレーを食べる。
未来の朝比奈さんと指令に従って缶のいたずらをする。
未来の朝比奈さんを双子の妹のみちるだと偽って鶴屋さんに預ける。
キョン、古泉に待ち伏せされる。
未来からの指令で山の石を動かす。
SOS団が鶴屋家の地図をもとに宝探し。
ご無沙汰だったSOS団による市内パトロール。
途中で未来の朝比奈さんと合流し、記憶媒体を探す。
なんか未来から来たっぽい男に先回りされる。
次の日もまた不思議探しパトロール。
未来からの朝比奈さんと合流して亀を投げる。
未来からの朝比奈さんがさらわれる。
古泉の組織が朝比奈さんを奪還してくれる。
朝比奈さんを未来に返す。
山中宝探し第二弾。
朝比奈さん(大)にあって説明を求める。
SOS団主催のイベント最中に朝比奈さんを急いで過去に送り出す。
とまあ、てんこもりである。
『陰謀』では宝探しのくだりがなんか好きだな。特に二回目は、ハルヒの演出がにくいと思ったよ。