あらすじ
語り継ぎたい昭和軍人たちの遺書のことば
日本人とは、国とは、家族とは何か――太平洋戦争に散った二十八人の軍人の遺書をもとに、各々の人物像、死の歴史的背景へと迫る。
解説・阿川弘之、梯久美子
※この電子書籍は1997年8月に刊行された文庫の新装版を底本としています。
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Posted by ブクログ
とても感銘を受けた1冊です。
書かれているどの人物も皆記憶に刻みつけられる話ではあるが、特に岡田資、大西瀧治郎、満淵正明、有泉龍之助、本間雅晴、阿南惟幾の話は非常に考えさせられるものでした。
我々はこういう人達のことをあまりに知らなすぎる。自分達の国は、この様な立派な方々の人生と死の上に成り立っていることを、しっかりと学ばねばならない。この本に書かれている人達の前で、誇れる日本を我々はつくれているだろうか。恥ずかしいことをしていないだろうか。自分の利益ばかりを追い求めていないだろうか。
この本は、多くの日本人に是非とも読んで頂きたい1冊である。そして、恥ずかしくない人生を送ることを決意させる1冊である。