あらすじ
1万人の脳を見てわかった
「やる気」「自信」「幸福感」のすごい高め方
何があっても大丈夫! 私は私! と思える
脳のすごいしくみとは?
大人から子どもまで、脳に効く!
自分の価値を認め、存在を肯定する感覚を「自己肯定感」と呼びます。
この自己肯定感が低いばかりに、本来ならもっと前向きに生きることができるはずなのに、つまらないところで躓き、落ち込んでしまう人が少なくありません。
とくに日本では、自己肯定感はなかなか育ちにくいと言われます。それどころか、自己肯定感をどんどん社会や他人から引き下ろされてしまう人がとても多い……。
否定されることで、本来持っていた自己肯定感がどんどん削られていくのです。
では、あなたの大切な自己肯定感を、他人に削られないためにはどうすればいいのか??
ポイントになるのが、「脳」です。
人に否定されることで、「自分はダメだ」「人よりも能力が低い」という“脳の癖"=回路ができ上がってしまっているのです。その癖に気づき、意識的に考え方と行動を変えることが一番の解決策になります。
もしも皆さんが自己肯定感の低さで悩んでいるとしたら、それは本来の脳の働きを抑え込んでいる「何ものか」があるということ。 それをどう外すか? 本書でじっくり確認してみてください。
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Posted by ブクログ
【一言まとめ(キャッチフレーズ風)】
「“自分はダメ”という脳の癖を、振り切って認める“自律性”の力。」
【要約(内容の流れ・ポイント)】
本書は、大きく以下の3つに区分できます。
第1章:「いい自己肯定感」と「悪い自己肯定感」
自己肯定感には、自分の内的基準からくる「自律性」と、他者評価に依存する「他律性」があり、自律性こそが本当に強い自己肯定感を支えるという話。
第2章:ありのままの自分を受け入れる10の強み
自律性自己肯定感を持った人が備える、ストレス耐性や集中力など10の魅力的な特徴を紹介。
第3章以降:脳から自己否定感を追い出す方法、自己基準の作り方、習慣化の工夫
右脳の衝動的な否定反応を左脳で抑える、運動や外との交流で脳を活性化する。
加えて、自分軸の価値基準設定や100日カレンダー、睡眠習慣などの具体的手法が丁寧に解説されています。
【読んで感じたこと・自分の意見】
私のパーソナリティとして、「完璧を目指しすぎて自己否定が癖になってしまう」ことがあります。
この本を読んだ瞬間、まるで私の脳の中を見られていたような衝撃がありました。
**「他人の評価に疲れてしまうのは、脳の癖なんだ!」**と知るだけで、肩の力がスーッと抜けました。
また「自分基準を設定する」提案がとても腑に落ちました。周囲に合わせる生活を続けるうち、自分が何を大事にしているか、すっかり曖昧になっていたのです。紙に「やりたいこと」を書き出すことは、今すぐやってみたい行動です。
「誘いにはとりあえず乗ってみる」や「スマホから離れる」など、私の日常にもすぐ取り入れられそうな提案が多く、読後すぐに生活を変えたくなる、実践的な内容でした。
【この本をおすすめしたい人】
自分に自信が持てない人
周囲の目が気になってストレスになりやすい人
何か始めたいけど一歩踏み出せない人
自分軸を見つけたいと感じているビジネスパーソン
【まとめ】
「自己肯定感とは脳の成長欲求である」と明言されているこの本。
ただのポジティブ思考ではなく、科学的に脳を味方につけるアプローチがとても納得できました。
自律性を土台に、小さな行動を重ね、自分を肯定できる日常へ少しずつシフトしていく。そんな日々の積み重ねが、大きな自信に変わるというメッセージに、私は背中を押されました。