【感想・ネタバレ】シナモンとガンパウダーのレビュー

あらすじ

「命が惜しければ最高の料理を作れ!」1819年、イギリスの海辺の別荘で、海賊団に雇い主の貴族を殺害されたうえ、海賊船に拉致されてしまった料理人ウェッジウッド。女船長マボットから脅されて、週に一度、彼女だけに極上の料理を作ることに。食材も設備も不足している船で料理を作るため、経験とひらめきを総動員して工夫を重ねるウェッジウッド。徐々に船での生活に慣れていくが、やはりここは海賊船。敵対する勢力との壮絶なる戦いが待ち受けていて……。面白さ無類、唯一無二の海賊冒険×お料理小説!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

海賊船の捕虜になり週に一度女船長に最高の料理を振る舞わないと殺されるという契約に縛られながら設備も材料もごみレベルの環境下で悪態つきつつも工夫凝らして毎回舌唸らせるメニュー案出する中隙あらば脱走企て失敗し挙げ句の果てに敵船の砲撃(?)で片足失いうんざりするが若い聾唖の船員に文字を教えてあげたり船長との食事楽しんだりなんだかんだで良い思い出になり船降りた今もときどき生死不明の船長恋しがる料理人の日記

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2022年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒険とお料理が混ざった歴史エンタメ小説!ホントに面白かった。1819年当時の世界が文章で再現されていたし、海賊だから当然船と船の戦闘シーンもあって、とにかく少年心をくすぐられっぱなしでした。
親子や恋人同士の愛についても描かれていて、色々な視点で楽しませてもらいました‼︎そんな中で日本の味噌と醤油も登場してました笑

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あまり読まないタイプの海洋冒険小説。
美味しい料理を作らないと死んでしまう、シェヘラザードの海賊版小説。

船長のマボットはとんでもなく魅力的な女海賊(某スマホゲーのドレイク船長みたい)だけど、主人公の料理人ウェッジウッドがヘタレすぎて、結構好き嫌いがあるかも。
特に中盤が少し中弛み。
そしてウェッジさん、脱走しすぎだろう笑

ある意味、途中の中弛みがあるからこそ、登場人物に愛着が湧き、ラストの迫力ある大海戦での散り様に心動かされるのかも。
最後は静かな中にも、過去の航海の記憶があって。余韻のあるラストでした。

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2022年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・あらすじ
海賊に拉致されたシェフと女海賊の話。

・感想
信仰心が篤く潔癖な主人公が冒険を通して今までの自分の世界の狭さを実感する。
死に触れることで生きるとは、食とは料理とは…を改めて構築していく物語。
料理人ならではの矜持を最後まで持った主人公だった。
詩的な表現が多く、ちょっと遠回しというか若干イメージしにくいというかわかりにくかったかも(わたしがその手の表現が苦手だからだろうけど)

主人公が料理をする、食べるという事の意味を改めて問い直す場面と最後の終わり方がすごく好きだった。

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2024年03月06日

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