あらすじ
クレヨン王国の第2の虹「とんでもない虹」の色に選ばれた、美少女マラソンランナーのルカと10歳の天才うらない少女モニカは「お日さま」にみとめられて宇宙へと旅立った。ふたりの仕事は、「新月さま」の酒倉に巣くう12の妖怪の正体をつきとめることだったが、妖怪たちは、なぜか、人間との結婚をゆめみて地球へ。ルカとモニカも、そのあとを追って……。
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Posted by ブクログ
手元に置いておきたい一冊。
子どもの頃から好きで何度も読んだ。
大人になっても良い作品。
くれよん王国シリーズは子供向け、として書いていない。
自然破壊や人間、とは、深く深く物語として描いていく。
いや〜いろんな人に読んで欲しい一冊。
Posted by ブクログ
初めて読んだクレヨンシリーズです。児童書だとなめてかかったら、とっても面白く一気読みしました。優しい文体にユーモアがあふれ、現代社会へ向ける視線の厳しさに時折「おおっ」と唸るしまつ。サンドイッチが食べたくなります。
Posted by ブクログ
クレヨン王国大好き。
子供の頃に何回も読んでた大好きな話。
大人になってから読んで、こんな話だっけ?となったけど、ドキドキハラハラは変わらずでした。
娘たちにもぜひ読んでほしいシリーズです。
Posted by ブクログ
p234で明かされる、人間と結婚したがる12妖怪の真相がなかなか悲しいものだった。
〜除草剤をまかれ、ロードローラーで地ならしされて高速道路にされてしまえば万事休す。そこで、むらさきの花々のなかで、人間の肉体に直接根をはって寄生しよう、と思いついた集団があらわれた。魔神、フーガの手によって、かのじょらは人間と直接結婚できるように、魅力的な女性につくりかえられた。そのさい、魔神は、植物たちが後悔できないようにと、すべての記憶を破壊した。
妖怪たちにうえつけられたのは、
「求愛、三々九度、リング、リング。」と、ひたすら結婚意欲をかきたてる合いことばと、
「コセキサカダチゴヨウジン。」という自戒を含めたグループ名、
そして、いったん結婚に成功すれば翌日から毎日、倍、倍という猛スピードで、つぎつぎと人間の体にのりうつっていける、という事実だけだった。