【感想・ネタバレ】クレヨン王国 12妖怪の結婚式のレビュー

あらすじ

クレヨン王国の第2の虹「とんでもない虹」の色に選ばれた、美少女マラソンランナーのルカと10歳の天才うらない少女モニカは「お日さま」にみとめられて宇宙へと旅立った。ふたりの仕事は、「新月さま」の酒倉に巣くう12の妖怪の正体をつきとめることだったが、妖怪たちは、なぜか、人間との結婚をゆめみて地球へ。ルカとモニカも、そのあとを追って……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

p234で明かされる、人間と結婚したがる12妖怪の真相がなかなか悲しいものだった。

〜除草剤をまかれ、ロードローラーで地ならしされて高速道路にされてしまえば万事休す。そこで、むらさきの花々のなかで、人間の肉体に直接根をはって寄生しよう、と思いついた集団があらわれた。魔神、フーガの手によって、かのじょらは人間と直接結婚できるように、魅力的な女性につくりかえられた。そのさい、魔神は、植物たちが後悔できないようにと、すべての記憶を破壊した。
妖怪たちにうえつけられたのは、
「求愛、三々九度、リング、リング。」と、ひたすら結婚意欲をかきたてる合いことばと、
「コセキサカダチゴヨウジン。」という自戒を含めたグループ名、
そして、いったん結婚に成功すれば翌日から毎日、倍、倍という猛スピードで、つぎつぎと人間の体にのりうつっていける、という事実だけだった。

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2024年03月18日

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