あらすじ
魔導書の呪いで、アンリが子どもになってしまった!どんな呪いも解く黒い釜を探して、トリシア一行は地下の迷宮へ潜入する。黒い釜にたどりつくには3つの試練を乗り越えねばならず、トリシアたちは力を合わせて進むが、アンリはどんどん小さくなって…。
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Posted by ブクログ
“「ほう、自分のほうがかしこいと?」
ショーンは、魔神と同じように腕組みをする。
「あ、当たり前だ!」
と、魔神。
「謎かけに強いと?」
「もちろん!」
「どんな難しい謎でも、お前は答えられると言うのだな!」
「無論だ!我こそは謎かけ魔神!あらゆる謎と、その答えを知る者だ!」
「では、こっちの出す謎に答えることを、おそれることもないだろう?」
「いいだろう!どんな謎でも答えてやる!」
「じゃあ、ぼくらの出す謎に答えられなかったら、ここを通してもらうぞ!」
「面白い!勝負だ!問題を出すがいい。」
「では、たずねよう!」
ショーンは魔神の鼻先に、人差し指をつきつけた。
「魔神よ!次にお前が出す謎に、何と答えれば、ぼくたちはここを通れる!?」
「ははは!何だ、そんなことか!かんたんだな、答えは……………って、そ…そんな謎はインチキだろ!?」
「頭の良い魔神殿。あらゆる謎に答えると、お前は言ったではないかな?」
「うむむむ。」”
“謎に答えないとここを通れない”
そんなよくある話にこんな解決法があったとはね。
ショーンの悪知恵は大分便利だ。