あらすじ
人の感情や機嫌に左右されてしまう、HSPの雪長にとって美容師は天職だ。
いつものように空気を読みながら仕事をしていたところ、ハサミの研ぎ師である鉄臣に、“あんたを見てるとイライラする”と注意されて―…?
言葉の選び方、人との接し方、全てが正反対。
職人気質な無骨さん×気を遣いすぎる繊細さんの恋!
感情タグBEST3
分かりみが凄すぎた
自分も同じだとこの作品を読んで強く思った。そうか、これは気質なのか、と。この気質をもって美容師をやるのは、かなり大変なのではないと、洋くんが凄いと思った。
鋏の研ぎ師という職業がある事を今作で初めて知り、職人の奥深さも知る事出来た。職人気質という言葉通り、チヨさんは繊細だけど大らかなのだろう。
洋くんがチヨさんの側でゆったりと呼吸できるといいなと思った。
気楽に…
めっちゃプラトニックでした。でも繊細な、心があったかくなる静かなお話でした。
私も感覚過敏や、HSP気質なのでめっちゃ共感しつつ(ライブは鬼門)、それでも美容師なんて職業に就いている洋くんは凄く頑張っているなぁ…と。
彼の気持ちが凄く分かる。育った環境もだし、みんなが普通に楽しめるものが、自分には楽しめない、楽しみたいのに動けなくなる悔しさと劣等感で苦しいんですよね。
彼らは凸凹のカップルで、それでもお互いを尊重しているから良い方に転んだんだなぁと思いました。
何度も読むといい
はじめ読んだ時は、なんだかちょっとHSPの教科書みたいに説明っぽいかんじがしたのですが、何度も読むとじんわりと主人公の気持ちが伝わってきてよかったです。