あらすじ
最初に牛タンにレモンをかけた店は?
内臓のホルモンも「放るもん」由来ではない!
焼肉店のカルビやロースは、カルビやロースじゃない
焼肉を愛し、焼肉に愛されたスペシャリストが徹底解説
知れば焼肉がもっと旨くなる!
名店「肉山」オーナー・光山英明氏推薦!
「これを読んで焼肉を学び直します」
「日本の焼肉は世界的に見ても、珍しい食べ物だ。
『肉を焼く』という調理の最終工程を客に任せる、
大胆極まりない業態は他に類を見ない」(「はじめに」より)
さまざまなメディアで焼肉の焼き方を検証してきた著者が、
焼肉の歴史、いい肉・いい店の見分け方、焼き方の極意、
ビジネスシーンでの所作……などを深掘り解説。
いまや日本の国民食となった、その究極の味わい方を完全網羅。
これはまさに“読む焼肉”!
焼肉ファンならずとも押さえておきたい味わい深い一冊です。
●目次
第1章 日本における焼肉と肉食の歴史
第2章 焼肉に潜むリスクとの正しい付き合い方
第3章 焼肉の焼き方を知れば、肉が格段に旨くなる
第4章 「いい」焼肉店とメニューの選び方
第5章 仕事と人生に役立つ焼肉店における
コミュニケーションの組み立て方
[巻頭付録]
・ガスロースターのプレート&炭火の七輪(カンテキ)の
焼き台温度帯MAP
・教養としての牛肉の部位
[巻末付録]主要焼肉店年表(戦前の朝鮮・韓国料理店由来を含む)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「教養としての」という本を探していたところ
遂に焼肉にまで辿り着いてしまいました。
だが、日本人が本格的に肉を食べ始めてから
150年です。
ましてはナイフやフォークで食べる西洋に肉料
理とは違い、薄い肉を自ら焼いて食べる焼肉の
歴史は100年にも満たないが故に、多くの誤解
があるのです。
その最たるものがホルモンという言葉が「放る
もん」から生じているというものです。
これは全くの誤解で、なんとなく大阪ではシャ
レも効いているので定着しまったのでしょう。
この本では、その誤解にトドメを刺して「あり
えない」とさえ言っています。
それ以外にも部位による違いや、その焼き方も
細かく研究されています。
なるほど、美味しく食べるにはまず焼きなので
す。焼き方が正しくなければ、最高の部位でも
台無しになってしまうのです。
焼肉奉行にはなりたくないですが、頭の中では
知っておきたい内容が満載の一冊です。
Posted by ブクログ
焼肉の焼き方から入ると思いきや、焼肉の発祥、日本の古来肉文化から論じる姿勢が良かった。筆者は焼肉について真摯に取り組んでいるんだなと感じる。ある程度、焼肉教養を学んだ後に焼肉焼き講座が始まる。なんとなく知っていたけど、そこに意味を持たせてくれた。わりと有意義な内容でした。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手に取った本。
勉強になりました。
焼肉屋に行く前に読みたい。
そして、最初の焼き肉の歴史が面白かったです。
日本人はまだまだお肉に慣れていないんですね。これからのお肉の発展に期待します。