【感想・ネタバレ】ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするためにのレビュー

あらすじ

メンタリストDaiGoさんのYouTubeチャンネルで、
「【2023年】年始に読むと人生変わる本TOP5」第1位として紹介されました(2023/01/02)

世界のトップ50経営思想家「Thinkers 50」の一人
ドリー・クラークの日本初単行本、ついに発売!

著者ドリー・クラークは「Thinkers 50」
(2年に1度選ばれる世界の経営思想家トップ50)に
2019年、2021年の2回連続選ばれている新進気鋭の経営思想家。
本書が日本初単行本。
ウォール・ストリート・ジャーナル・ベストセラー

人生はロングゲーム。
目先の仕事で忙しいだけでは何も手に入らない。
世界有数の企業のように、
私たち個人にも「長期戦略」は重要だ。

この本を読めば、短期成果ばかりを求められるこの目まぐるしい世界で
長く、大きな成功をつかむためのコンセプトと戦略の立て方がわかる!

<こんな方におすすめです!>
・「転職」「リタイア」など、キャリア転機を考えている人。
・「人生100年時代」という言葉に不安を覚える人。
・ 優秀なビジネスマン、プロフェッショナルで、
「目の前のことに忙しいだけ日々で、この先大丈夫か?」と思いながら手を打てずにいる人。
・「スケジュールが埋まっていると、それだけで成功の道や達成感のある人生を歩んでいると勘違いしている」という言葉にドキっとする人。
・「本当に意味のある人生」を送りたい人。
・「お金だけでない本物の成功」を手に入れたい人。

<本書のメッセージ>
人の寿命は伸び、人生100年時代を迎えた。
情報技術の進化により、毎日は妙に忙しい。
目先の利益に追われ、次から次へと仕事をさばくだけ。
「これが私の望んだ人生か」という疑問がわいたら、
ぜひ、この本を読んでほしいーー

<目次>
パート1 余白
第1章 私たちはなぜこんなにも忙しいのか?
第2章 魅力的なことに対しても「ノー」と言う
パート2 集中
第3章 正しい目標を設定する
第4章 新しいことに挑戦する
第5章 波で考える
第6章 戦略的レバレッジ
第7章 正しい人々、正しい部屋
パート3 信念
第8章 戦略的忍耐
第9章 失敗を再定義する
第10章 収穫する

<弊社に寄せられたお客様の声>
●人生の長期戦略の立て方が作者やその周りの人の経験をもとに詳しく書かれており、まさに今自分が知りたかったことばかりでとても参考になりました。目の前のことで悩んでいるときに読めば、長期的に人生を考える思考に戻ることができ元気が出ます。この本がきっかけで新しい目標もでき、大好きな本になりました。これから何回も読んで、この内容を自分のものにしていこうと思います。(20代・女性)

●この本を読むことで『長期で目標に対してアプローチする意義』を深く理解することができました。また、新たに挑戦したいことがありそれに対してどのようにアプローチするべきなのか。どのくらいのスパンで達成するべきなのか。今までの経験から得られるものはあるのか。など、俯瞰して整理する際に多くの先人の考えを得ることができたのがよかった。(20代・男性)

●この大変な時代に、これからを組み立て直すのに、役立つ!(60代・男性)

●長い視点でゴールを考えるからこそ、短期的な変化にも耐えられると気づくことができました。(女性)

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Posted by ブクログ

ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために

時間の魔物に軽く足元をすくわれそうになることがあっても、それでもやっぱり長いゲームに賭ける価値はあると思うんだ。
この本、ロングゲームは単なる自己啓発書とはまるで違う。多分、すぐ飽きちゃうタイプや、“一発逆転”を夢見る人には物足りないかもしれない。だけど焦燥と不安が交差する日々の中でこそ、「何が自分にとって本当に意味のあることなのか」を問い続ける大切さを、静かな熱量で語りかけてくるんだ。短期的に結果を求めがちな世界で、10年単位で地味で泥くさい努力を続けることの価値を再認識させられる。僕みたいに会社員として育児や家事の合間にせわしなく生きてる者には、この冷静な長期戦略の話が、むしろ救いの手のようにも感じられる。
この本の中で個人的に刺さったのは、「ノーと言う勇気」と「余白を意図的に作ること」の話だ。ついつい家族の時間や自分の時間を縫うようにして、無理に色んなことに手を出そうとしてしまう僕に、そっと緊急でない何かを断ることの意味を教えてくれた。まるで忙しさが社会的なステータスのように見えてしまう罠に気付かせてくれる。だけどその説明も単純な押し付けじゃなくて、著者の体験談や柔らかな比喩が添えられていて、嫌味なくスッと腑に落ちる。

0
2025年11月02日

Posted by ブクログ

まずは自分の興味に最適化。興味のあることをやってみて7年とか10年とか長期のスパンで目標を立てて取り組んでみる。
そして上手くいかないなあってつまづいた時に、この本に戻って解決策を探る。
そういうふうに手元に置いておいて読み返したい本だなと思った。

0
2025年01月12日

Posted by ブクログ

新しい挑戦に20%の時間を使う

グーグルの『20%ルール』には裏がある。実質的には20%ではなくて120%だ」。つまり20%の時間でやるはずの特別プロジェクトは、実際は「本来の仕事にプラスして」やっているということだ

「チームで大切なことは何か」「どんなことをしているのか」「どんな助けが必要か」「どんな分野の頭脳を探しているのか」といった質問をするそうだ。  そしてこの会話から、自分が相手を助けられる方法を考える。相手のところにいきなり押しかけて、面白そうなプロジェクトだからこっちに欲しいと要求しても、大失敗に終わるだけだ。そうではなく、自分の目的はあなたの負担を軽くすることだという意図を、明確に伝えなければならない。アダムは言う。 「たとえば相手に向かって、『そのことについては10くらい記事を読んだ。そこから三つの面白い情報を見つけた。あなたたちの今後の展開についても五つ提案がある。もしよければ、週に何時間か使ってお手伝いするよ』ともちかける。ここまで具体的に助けを提案すれば、断られることはめったにない。そして実際に一緒に仕事をしてみて、運良く相性が合ったら、より多くのミーティングに招待されるようになる。内部に入りこむことができ、信頼されるようになる


「〝チャンスが訪れた〟というのは、かなりお上品な表現だね。実際、僕は必死だったよ。『お願いだから、できることがあったらやらせてほしい』と懇願したんだ。移動ツールの未来には、ものすごく興味があった。

全てを賭ける戦略は決して褒められたものではない
イーロンマスクは全て賭けて成功したが、
成功の裏には、全てを失った人がいる

ハイリスクハイリターン
ローリスクローリターン
第3の道

ハートビートインカムを確保した上で、リスクを取る

全ての経験が結果に繋がる訳ではない
どれが結果に繋がるか事前に見分けることも出来ない


スケジュールに余白を作る
忙しさは成功の証ではない。むしろその正反対

①正しいサポートを手に入れる

た。「まずは、とにかく夢を公言してしまいましょう。つらくなると、人は挑戦をあきらめてしまう。ほかの人はいとも簡単に成功しているように見えるからね」とペトラは語る。ペトラによると、つらいときに気持ちをふるい立たせる一番の方法は、信頼できる友人にサポートしてもらうことだ。

②コーチを雇う
③期限を決める
夢に向かって行動したいなら、必要なのは時間ではなく、期限だ
④学び続ける
⑤負けても勝てるようにする

パビリオンの仕事の結果がどうなっても、その仕事で新しいスキルを学び、貴重な人脈を築くことができた。  チャンスが訪れたら、まずそのチャンスで得られる最低限の利益を計算する。たとえ大きな成果につながらなくても、そこに自分にとってプラスになる何かはあるか?「新しい業界を知ることができる」「ある地域での人脈ができる」「新しいソフトウェアの使い方を学べる」「スピーチのような、何か貴重なスキルを磨くことができる」、そういった利益になることだ。  その最低限の利益に魅力を感じるなら、挑戦する価値はあるだろう。仕事のオファーなど、自分でコントロールできない利益は、おまけとして楽しめばいい。
⑥10年単位で考える  昔からよく言われているように、「人間は1日でできることを過大評価し、1年でできることを過小評価する」。
この期間を「10年」にまで広げると、さらにぐっと過小評価が激しくなる。
20%ルールも、ある意味で投資だ。株の投資と同じように、10年たてばかなり大きな複利効果が期待できる。最初は小さな、とるに足らない一歩でも、10年後にはあなたとライバルの間に巨大な距離ができているはずだ。

戦略的に「一点集中」する  
成果を最大化するには、
最も大切な一つの目標に全集中

探すモード
集中モード

『Entrepreneurial You』
「シャイニー・オブジェクト・シンドローム」(キラキラ光るもの症候群:最先端のものにすぐに飛びついて振り回される傾向のこと)について語った。多くの起業家は、どうしても「次の大物」に飛びついてしまう傾向がある。そして、それは一般の私たちも変わらない。
これは究極の「短期思考」だ。興味の対象が次から次へと変わっていては、一つのアイデアをじっくり育てることはできない。どんなに優れたアイデアでも、形になることはないだろう。「今の自分にとって一番重要なものを選び、それだけに集中するのはとても難しい。なぜなら、一番重要なものは、あとから振り返って初めてわかるからだ」

現在のプロジェクトでは、それなりに成功しているかもしれない。「しかし、本当にそれが自分にとって一番大切なものか?」とジャレドは疑問を投げかける。このまま続けてそれを見きわめるべきなのか、それともほかのものを試してみるべきなのか。ほかのものを試すのは恥ずかしいことでもなんでもない。ジャレドはこうも言った。
「ただし、『探すモード』になっていることが条件だ。『集中モード』に入っていて、自分のやるべきことがわかっているなら、それをそのまま続けるべきだ」

それぞれのモードにはふさわしいタイミングがあり、自分が今どちらのモードにいるべきかを知るのが重要だという。顔を上げて新しいチャンスを『探すモード』なのか、下を向いて目の前のことに『集中するモード』なのか。この二つを混同してはいけない。目の前のうまくいっていること、まだ完全に可能性を引き出せていないことに全集中すべきなのに、顔を上げてキョロキョロしながら新しいチャンスも探していると、上を向いたり下を向いたりして首が痛くなるだけだ。
数年前にジャレドのこの「モードの切り替え」戦略を採用させてもらって以来、私は「探すモード」と「集中モード」のそれぞれに、ある一定の期間を割り当てるようにしている。たいていは3カ月から半年だ。「探すモード」のときは、ディナーや会議にたくさん出て人脈を広げる。ポッドキャストの出演やインタビューもどんどん引き受ける。しかし、「集中モード」に入ったらすべてが変わる。よほど緊急の場合を除き、誘いはすべて断る。新しいオンラインコースの構築や、本の執筆など、大きなプロジェクトに没頭する。
このやり方のおかげで、私は必要なときに集中力を高めることができるようになった。さらに、同じような仕事を一つにまとめれば、マルチタスクによる認知力への負荷を軽減できる。モードの切り替えで、いつでも新鮮な気分を保つことも可能になった。筋トレも同じだ。毎日ウェイトを上げるのは間違っている。筋肉を大きくするには、休ませて回復させることが必要だ。
毎日同じことを繰り返し、だらだら進むよりは、定期的にモードを切り替えたほうが生産性も向上する。
探すモードと集中モードで人生にメリハリをつけると、集中力を有効に活用することができる。さらに視点を広げれば、この考え方は、私が提唱する「キャリアを波で考える」というコンセプトの根拠にもなっている。

第5章で学んだこと
「探すモード」と「集中モード」を適切に使い分け、さらに大きな成果を上げる。
「探すモード」のときは顔を上げ、新しい人脈や新しいチャンスを積極的に探す。
「集中モード」のときは下を向き、目の前のことに全集中する。
すべてをやることはできない少なくとも一度にすべてをやるのは不可能だ。ここではキャリアを「波で考える」ことが役に立つ。

①学ぶ
1目指す分野について学んで知識を身につける
②創造する!自分のアイデアを創造して世の中に伝える
③つながる
同じ分野の人たちと積極的につながる。彼らから学び、自分もコミュニティの一員として貢献する
④収穫する!
自分の分野である程度の地位を築いたら、努力の成果をゆっくり楽しむ

第四の波「収穫する」には賞味期限がある。期限がきたら、また新しいことに挑戦し、新しい何かを創造しなければならない。

第6章 戦略的レバレッジ

互換性のない二つの仕事を同時に行うときだ。たとえば、「電話会議に参加しながらメールを書く」のは悪いマルチタスクだ。複数人の会話を聞きながら意味のある文章を書くことはできない。
しかし、私が直感的に実施していたマルチタスク(ここではあえて「いいマルチタスク」と呼ぶ)は、同時に行う二つの仕事に互換性がある。たとえば、「オーディオブックを聴きながら運動する」「夕食の支度をしながら母と電話で話す」「ビジネスのクライアントと舞台を観にいく」などだ。どちらのタスクも効果的に行えるなら、これは二つの仕事とカウントしてもいいだろう。
30分間で「母親と電話」と「夕食の支度」の両方を片づけたことになる。この「いいマルチタスク」で、1週間で使える時間が29%増える計算だ。
日常業務をこうして効率化することに加え、私は休息時間にも注目した。
以前、ロシアのサンクトペテルブルクへ行った経験がきっかけだ。サンクトペテルブルク初日はかなりひどい時差ボケだったので、私は街を歩き回り、弱々しい太陽の光をできるだけ浴びようとした。概日リズムを正常に戻すためだ。私は空腹で、眠く、集中力が散漫になっていた。頭や集中力を使うような仕事ができる状態ではない。メールの返信でさえハードルが高い。だが、カフェに入って紅茶を飲んでいると、急にひらめき、ウェートレスに紙とくンを持ってきてもらった。
ここに来るまでの飛行機内ではずっと本を読んでいた。ピーター・ドラッカーのエッセイだ。ドラッカーは言わずと知れた経営の神様と呼ばれる人物で、マーシャル・ゴールドスミスのメンターでもある。私の頭の中でぼんやりと漂っていたアイデアが一つになった。ドラッカーは戦略的思考の達人であり、彼のエッセイを読んで触発された私は、紙に次の質問を書いた。「自分の時間を何に使うべきか?」「自分の行動のうち、どの20%が80%の結果をもたらしているか?」「やめられることはあるか?」「制約を自分の利益になるように利用するにはどうするか?」「自分の未来にどんな仮説を立てているか?その仮説から今日の行動を決めるにはどうするか?」。それから
1時間ほどかけて、私は質問の答えをノートに書いていった。
あのとき書いた答えが、次の1年の戦略的な指針になった。どうやら時差ボケでぼんやりした私の頭は、機内で読んだドラッカーのエッセイの内容を無意識のうちに処理していたようだ。オランダの研究者アプ・ダイクステルホイスによると、メリットとデメリットを「意識的に検討する」よりも、「無意識の思考にまかせる」ほうが、いい結果につながるという。サンクトペテルブルクの街を歩いていた私も、まさにそれを行っていたようだ。

「無意識は異なる事柄を並行して処理し、大量の情報を統合する力がある」とダイクステルホイスは言う。それに「異なる属性の相対的な重要性を判断する」ことにおいては、意識的な思考よりも優れた能力を発揮する(1。
まさか時差ボケの頭が、戦略的年間計画の作成に適しているとは思いもよらなかった。しかしそれに気づいてからは、ほかの人にとっては無駄のようにみえる時間を活用するように心がけている。これも、時間にレバレッジを効かせるということだ。
自分の時間を戦略的に使うために自分にすべき第二の質問は、「何かを一度だけして、10回したのと同じ効果を出すにはどうすればいいか?」だ。具体的には、たとえばブログにアップした一つの記事を、SNSも活用して拡散するといったことだ。フェイスブックの投稿にブログのURLを貼る。ツイッターでブログからの短い引用を投稿する。インスタグラムにブログ記事と関連ある画像を投稿する。リンクトインにブログ記事の要約を書く。これらの作業に必要な労力は、ブログ記事を書く労力のほんの10%くらいだろう。
そのわずかな手間で、ブログ記事の拡散ポテンシャルを最大化し、より多くの人に読んでもらうことができる。なのに私たちは、「あと一手間」を惜しんでいるのだ。

イベントで、沢山の知り合いを作る、狙っていた相手と確実に繋がるだけではなく、
記事を書き、SNSでシェア
記事にするという理由で設立者の1人にインタビュー
会議で学んだ事を自分の中で整理し、キャリアに生かすこともでき、権威あるイベントに出席したという実績でキャリアに箔がついた


①コンテンツを創造する
②社会的承認
③ネットワーク


第6章で学んだこと
回レバレッジを効かせるために自分に次の質問をする。
「自分の時間を何に使うべきか?」
「自分の行動のうち、80%の成果を出す20%の行動は何か?」「何をやめることができるか?」
「制約を自分の利益になるように利用するにはどうするか?」

「自分はどんな未来を想定しているか?その未来から逆算して、今日はどんな行動を取るべきか?」
「1回の行動で10回の行動と同じ成果を出すにはどうするか?」
「私はどこに住み、どんな生活を送りたいか?その夢の実現のために行動を起こしたらどうなるか?」「『ワーク』と『ライフ』を融合させ、どちらもより楽しむにはどうするか?」
「自分は今の時点でどんな「通貨』(人脈、一流雑誌への執筆、ポッドキャスト、クラブの会員権など)を持っているか?その通貨にレバレッジを効かせてほかの通貨を手に入れるにはどうするか?」

一つは、ある特定の目的のために行うネットワークづくり(「あのベンチャーキャピタリストと知り合いになって、自分の会社に出資してもらいたい」)だ。これは、ただ親しくなりたいという理由からのネットワークづくりよりも汚く感じるという。もう一つは、ベテランよりも若手のほうが、ネットワークづくりを汚いと感じる傾向があるようだ。
考えられる理由は二つある。一つは、ベテランたちが今の地位に到達できたのは、ネットワークづくりを楽しんだから、あるいは少なくとも嫌ではなかったからだということ。そしてもう一つの理由は、ベテランになるとネットワークづくりにそれほどプレッシャーを感じないということだ。彼らには地位も人脈もあるので、ただ相手を利用するのではなく、お互いにとって利益になる関係が築けるとわかっている。
ジーノの洞察はとても重要な意味をもつ。人々がネットワークづくりにストレスを感じるのは、ネットワークづくりそのものではない。問題は、「他人を利用する」ということだ。実際、ネットワークづくりには三種類がある。
「長期」「短期」そして「無期限」だ。人々が嫌うのは、「短期」で、「他人を利用する」ことを目的とするネットワークづくりだ。これはどんなことがあっても避けたほうがいい。
59%
本真のネットワークづくりとは、欲しいものをできるだけ早く手に入れることではない。それは悪いネットワークづくりの典型だ。なのになぜか多くの人は、この悪いネットワークづくりを理由に、ネットワークづくりそのものを避けようとする。「長期」あるいは「無期限」の関係を求めている、本物の人間関係を築くことを目指しているのなら、ネットワークづくりの印象もまったく違ってくる。ネットワークづくりに大切なのは、ジーノの研究に登場する若手のように、「相手のために何ができるか」を考えることだ。
相手がもっていないもので、自分に提供できるものは何だろう?すぐに答えは見つからないかもしれない。だが、自分が提供できる価値を見つける

第7章で学んだこと
図ネットワークづくりには三つの種類がある
①短期のネットワークづくり:仕事やクライアントなど、すぐに手に入れたいものがあるときに行う。最も他人を利用しがちになるのがこれだ。頻繁に行わないように気をつけるとともに、相手との間にすでに強いつながりを築いている場合に限ること。

②長期のネットワークづくり:尊敬する人、面白そうな人とつながりたいときに行う。彼らは将来、力になってくれる可能性はあるが直接的な形ではないだろう。

③無期限のネットワークづくり:それぞれ分野ですでに活躍している人たちと幅広くつながりたいときに行う。相手に助けてもらうことは期待しない。ただ純粋に相手に興味があるからつながるという姿勢を大切にする。しかし長い目で見れば、思ってもみなかった形で彼らと自分の人生が交わることもあるかもしれない。

新しく知り合った人に対しては、最低でも「最初の1年は何も頼まない」。そうすれば互いに関係を築き、相手を利用するつもりはないという意思を伝えることができる。グループに加わるならフルコミットする。深くかかわれるようなグループを見つけ、メンバーの力になり、強いつながりを築く。相手も同じグループの仲間なので、あなたの貢献を好意的に受け取ってくれるだろう。図すべての関係は互恵的でなければならない。相手のほうが地位や権力が上の場合、自分にできることは何もないと思ってしまいがちだ。そこは創意工夫で乗りきろう。相手からしてもらうことばかり考えているなら、それがまさに相手を利用しているということだ。自分に何が貢献できるか、よく考えてみよう。それが見つかるまで探すのをやめてはいけない。

結果ははっきり出ない。膨大な時間を費やすことにもなる。すぐにあきらめる人、そもそも挑戦もしない人が多いのもしかたないことだ。
しかしここで努力できれば、あなたは競争で優位に立てる。
このときに必要となるのが「戦略的忍耐」だ。これは、「いいこと」が魔法のように起こるのを待つことではない。必要な努力を理解し、その努力を続けることで、自分の力で「いいこと」を起こす。

うまくいかないときはどうするか

拒絶されても、あるいはまったく反応がなくても前に進む。これは言うのは簡単だが、行うのはとてつもなく難しい。そんなときに欠かせないのが、次の三つの質問だ。
「なぜ私はこれをしているのか?」「ほかの人はどうやって成功したのか?」

「なぜ私はこれをしているのか?」
自分の状態を間違った基準で評価してしまうのはよくあることだ。ここで大切なのは、自分の「核となる原則」を明確にしておくこと。ロン・カルッチは言う。
「紙に書かなければならない。『私はこれを大切にしている。これが私にとっての真実だ。私はこういう人になりたい」ということを」

第8章で学んだこと
図自分の分野で名の知れた存在になるには、たいてい2、3年はかかる。それまでは、結果が出ない状態でも努力を続けなければならない。やがて努力が実を結び、「雨粒」が落ちてくる、つまり小さな結果が断続的に現れるのを実感できるだろう。
国一流のエキスパートと認められるまでには、たいてい最低でも5年は努力

結果が出なくて意気消沈したときは、自分に次の三つの質問を
して最初の目的と戦略を思い出す。
「なぜ私はこれをしているのか?」「ほかの人はどうやって成功したのか?」「信頼できる人は何と言っているか?」

第9章で学んだこと
図自分の分野で卓越した能力を身につけることは大切だ。しかしそれと同時に、打席に立つ必要もある。どんなに卓越した能力をもつ人でも打率10割は不可能。とにかくバットを振らなければ話にならない。本当に実力がある人が何度も挑戦すれば、いつかかならず成功できる

新しいアイデアやコンセプトに最初からフルコミットするのではなく、まずは小さく試す。そうすれば、何かうまくいかないことがあっても、失敗にはならない。実験をして、貴重なことを学んだだけだ。
回つねに広い視野で考え、目標に到達する複数の道を想定する。
一つの道がうまくいかなくても、ほかの道に乗り換える。
回うまくいかなかった計画を別の計画に生かす。その計画で培った人間関係、費やした時間、完成させた仕事などを、ほかの方法で活用することを考える。

成功の確率を上げるには、「開始日を決める」「まわりを巻き込む」という二つの方法がある。本気で取り組む原動力になるだろう。

成功し、自分の分野で認められたエキスパートになるまでには、長い時間がかかる。ここまで本書で見てきたように、かなりの時間と労力を注がなければならない。さらには逆境に負けない強い心も必要だ。ただそうやってじっと耐えながら進むだけでは、誰でも途中で心が折れてしまうだろう。
来た道を振り返り、自分が達成したことを祝福しなければならない。そうすれば、さらに旅を続ける気力がわいてくる。

第10章で学んだこと
長期の思考を身につける方法
区小さく始めること。どんな目標でも、最初からゴールを見ていると不可能だと思ってしまう。目標を小さく分割して成功体験を積み重ねていけば、前に進む勢いをつけることができる。
図目際を達成するために必要な適切な時間を知ること。期待した

ほど早く結果が出ないという理由であきらめてしまう人は多い。それはただ単に、必要な時間を正確に見積もっていなかったからだ。ほかの人の成功体験などを調べ、現実的な目標を立てる。
仕事に使う時間を制限する。そのほうが結果的に効率が上がり、より多くの仕事を達成できるようになる。時間を制限すると、よりよいシステムを確立せざるをえない。
口ほかの人よりも長い時間軸で計画を立てる。その間の浮き沈みを耐え抜く覚悟をもつ。そうすれば、ほかの人が想像もできないほど、あるいは自分でさえ想像していなかったほど遠くまで到達することができる

ロングゲームで1番大切なのはメンタル


自分だけの道を歩くとき、ほかの人と同じことをしているという安心感は手に入らない。だからそれができるのは勇気のある人だけだ。強い心で失敗を受け入れ、不遇の時期が長く続いても耐えなければならない。結果が出るまでには時間がかかるからだ。
最初からゴールは見えない。その状態で努力を続けるには粘り強さが必要
だ。
ロングゲームに必要な資質は大きく三つに分けられる。

1独立心

ロングゲームとは根本的に、自分自身と自分のビジョンに忠実であることだ。現代社会に生きる私たちは、周囲の目というプレッシャーにつねにさらされている。何かを頼まれたら断れない。本当はやりたくなくても、人からすごいと思われそうな仕事のオファーは受けてしまう。
長期の戦略で動いていると、結果が出るのはずっと先のことだ。そのため、他人からの承認を評価の基準にしている人は、その待ち時間に耐えられない。
強い心でロングゲームをプレイするには、自分の中に自分の評価基準をもつことが大切だ。
「ほかの人からどう見られようと関係ない。自分はこれに賭けることに決めた。そのために必要な努力をする」と言えるようにならなければならない。

2 好奇心
他人が敷いたレールの上を進むだけで満足できる人もいる。何の疑問ももたず、ほかの選択肢のことも考えない。しかし私たちの多くは、そんな人生には満足できない。特に、社会の価値観と自分の興味が合致しない場合は不満が大きくなる。
自分にとっての正しい道はまだわからないかもしれないが(そもそも最初からわかっている人などいるだろうか?、その道を見つけるのに必要な資質が好奇心だ。自分は自由な時間を使ってどんなことをしているか、どんな人やものに惹きつけられるのかを理解すれば、自分が本当にやりたいことのヒントが見つかるだろう。そして最終的に、その分野で大きな貢献ができるようになる。

3 立ち直る力(レジリエンス)
何か新しいこと、独自なことをするのは、ある意味で実験と同じだ。うまくいくかどうかは、やってみなければわからない。そしてしばしば失敗に終わる。あまりにも多くの人が、一度の拒絶や失敗ですっかり意欲をそがれてしまう。
自分の原稿をボツにした編集者こそが唯一絶対の基準だと思い込んだり、大学に落ちただけで自分はもうおしまいだと絶望したりする。しかし、それは事実ではない。偶然や運、個人の好みなどが状況を左右する力は、あなたが思っているよりもはるかに大きいのだ。
100人に自分の仕事を拒絶されたのなら、そこになんらかの事実を見るべきだろう。しかし、一人か二人、あるいは10人だったら?その程度なら、偶然や運もある。
ロングゲームをプレイするには、確固としたレジリエンスが必要だ。最初の挑戦でうまくいったり、完璧に思ったとおりの結果になったりすることなどめったにない。プランB(あるいはプランC、D、E、F)を用意しなければならない。そのうえで、うまくいかなかったときは「これはダメだったけれど、ほかの方法を試してみよう」と言える強さが必要だ。成功するかどうかは、打席に立つ回数で決まるといっても過言ではない。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

・自分だけではなく、あまりにも多くの人がスペース(時間/精神)を失い、つねに急かされ、追い詰められ、焦っている。人生は「長いゲーム」。目先の仕事に追われるのではなく、自分の本当にしたいことを見つけ、それに向けて自分のペースで生きたいです。スペースは本当に大事だと感じます。


▼メモ
・成功とは、どれだけたくさんのことをしたかではない。何を達成したかでさえ関係ない。成功とは、人生の目的を知ること、自分の可能性を最大限に発揮する方向に進むことだ。

・ロングゲームの大全体は、「現状の犠牲者にならない」。今の時点での現実がこの先も永遠に続くわけではない。

・ドラッカーのエッセイを読んで、紙に次の質問を書いた
 ・「自分の時間を何に使うべきか?」
 ・「自分の行動のうち、どの20%が80%の結果をもたらしているか?」
 ・「やめられることはあるか?」
 ・「制約を自分の利益になうように利用するにはどうするか?」
 ・「自分の未来にどんな仮説を立てているか?」
 ・「そのと仮説から今日の行動を決めるにはどうするか?」
 ・「1回の行動で10回の行動と同じ成果を出すにはどうするか?」

・「時間の制約」を逆手に取る。時間がないなら、一つの意思で二羽の鳥を落とせばいい。つまり、自分にとって一番大切なことを見極め、手持ちのリソースにレバレッジを利かせるのだ。

・本当の仕事が発生する場所はデスクではない。私はいつもこう言うようにしている。「この仕事をするのに最高の人材を雇いたいのですか?それとも近所に住んでいる人の中で最高の人材が欲しいのですか?」

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2024年11月14日

Posted by ブクログ

目先の利益の誘惑に負けず、不確実ではあるが、価値のある将来の目標に向かって努力を続ける。

自分にとっての「意味のある人生」の定義を決めることが書かれています。

来た仕事に対して拒むことせずに生きている私にとってはとてもハードルが高いと痛感しました。

しかし、人生の軸を決めないことにはただの凡庸な人間で終わってしまう危機感も同時に感じています。

選択と集中。
長い人生を戦う上で大切なの自分の軸にぶれずにどう生きていくか、ということを強く思います。

この本は日々忙しくしている現代人全てに読まれる本です。

かなりおすすめです。

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2024年10月21日

Posted by ブクログ

余白の必要性、仕事の20%時間を新しいチャレンジなどの時間に使うこと。
3年、5年先ではなくもっと未来の自分の人生のゴールやビジョンを持つこと、そこに向けて努力し続けること。また、閉じて努力するだけでなく周りに発信し広げる時期も長い目での自分の成功のためには必要だということ。

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

10年後自分がどうなっていたいか
自分にとって本当にしたいことはなんなのか
本当に叶えたいことは何か


忙しい現代社会で、立ち止まってゆっくり考えるきっかけをくれるとてもいい本です

知らないうちに時間は過ぎていきます
気づいたらこんなに年をとってしまった
そんな風にも思いますがこの本を読んだそのときが一番若いです

人生を長期的に考えて、本当に叶えたいことのために、今自分が本当にやるべきこと以外切り捨て、「ノー」という勇気を持ち、行動しなければならないと思いました

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2024年10月10日

Posted by ブクログ

人生を"ロングゲーム"に例えて、長期的な戦略を持ってそのゲームをプレイしようという一冊。

本書は「1.余白」「2.集中」「3.信念」の3パートから構成されているが、伝えたいこともとてもシンプル。

短期的な視野で忙殺されがちな毎日の中に本当に大切なことを考え実行するための、時間的、心理的な「余白」をつくること。
できた余白を使って、自分が心から叶えたいと思える目標、観たい景色を思い描き、その実現のために一点「集中」すること。
何事も成果が実るまでには時間がかかることを理解し、長長期的な視点と忍耐力を持って「信念」を貫くこと。

即効性が求められがちな現代、こういったビジネス書や自己啓発本も「明日から変われる!」みたいな謳い文句のものも多い中で、5年、10年、それ以上のスパンで人生を実り多いものにしましょうという本書のどっしり感は、個人的にとても信用ができるなと思いました。

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私たちにとって、「挑戦」とは「自分への挑戦」だ。誰にも気づかれず、無視されていても、それでも前に進んでいく。世界がいつか自分の存在に気づくはずだと信じ続ける。 p.17

暗い時期を乗り越えたときに手に入る報酬は、だんだんと増えるのではない。ある瞬間に一気に増えるのだ。 p.18

自分の時間、自分の人生をどう使うのか。意識的に選択すれば、あなたは巨大な力を手に入れることができる。
「自分はこれに賭ける」と決め、行動を起こし、そして待たねばならない。 p.19

激務をこなし、それをまわりにアピールするのは、意識的にせよ、無意識にせよ、自分の自尊心にとって大切だということだ。もちろんゆっくり考える時間は欲しい。だが、その時間が「ある」というのは、社会でそれほど必要とされていないということかもしれない。 p.38

「忙しさ」の定義を考え直す。「忙しい人」は「仕事ができる人」ではない。むしろ「自分のスケジュールさえコントロールできない人」だ。そう考えれば、忙しさの魅力も半減するだろう。 p.49

私たちもまた、「選択」を恐れることがあまりにも多すぎる。何かのドアを閉めれば、ほかのドアが開くことに気づいていない。やがて私たちは、自分でもきづかないうちに深刻な状態に陥ってしまう。「ノー」と言えないがためにスケジュールを詰め込み、一つの予定を早めに切り上げ、次の予定には遅れるということを繰り返すのだ。 p.64

すべてのことに「イエス」と言うのは、すべてに凡庸であるということだ。逆に「ノー」と言うことができれば、偉大な存在になれる貴重なチャンスが手に入る。 p.65

おそらく最も重要なのは、質問することでさらに明確な説明を求めれば、「相手にも努力が必要になる」ということだ。たいていの人は、努力する気がない。そうやって相手をふるいにかければ、本当にやる気がある人とだけ会うことができる。 p.68

する価値があるかどうか判断するときに役に立つ四つの質問。「①トータルでかかる時間はどれくらいか?」「②機会費用はどのくらいか?」「③身体的コスト、心理的コストはどんなものがあるか?」「④これをしなかったら1年後に後悔するだろうか?」 p.75

ロングゲームをプレイするなら、「自分は完璧ではない」と認めなければならない場面もある。なりたい自分になるためなら、たまにはバカに見えるようなことをするのもいいものだ。 p.94

自分の時間の20%を使って新しい分野に挑戦する。20%は、その分野が自分に合っているか、大きな可能性を秘めているかを知るには十分な時間だ。一方、うまくいかなくても悲惨な結果になるほどの時間でもない。 p.130

自分の時間を賢く配分したいなら、「波で考える」という方法がおすすめだ。自分の分野で一目置かれる存在を目指すには、キャリアを「学ぶ」「創造する」「つながる」「収穫する」という四つの大きな波に区切って考える必要がある。 p.139

ほかの人の考え方やアイデアを十分に吸収し、それらを評価する目も養った。共感できるものもあれば、完全に間違っていると感じるものもある。それらを自分の中で熟成させ、そして自分の意見を形成する。この段階にきたら、次は「創造」だ。創造を通して自分の分野に貢献し、同じような考えをもつ人たちと出会う必要がある。 p.145

粘り強く続ければ、注目の「雨粒」がいずれ空から落ちてくる。 p.223

私が主催する「一流エキスパート」でも、ブログなどで自分の意見を発信し始めてから何らかの反応があるまでに、最低でも2、3年はかかると教えている。だから、最初は思いきって飛び込まなければならない。最初のうちは、結果ははっきり出ない。膨大な時間を費やすことにもなる。すぐにあきらめる人、そもそも挑戦しない人が多いのもしかたないことだ。しかしここで努力できれば、あなたは競争で優位に立てる。
このときに必要となるのが「戦略的忍耐」だ。これは、「いいこと」が魔法のように起こるのを待つことではない。必要な努力を理解し、その努力を続けることで、自分の力で「いいこと」を起こす。それができれば、圧倒的な優位に立てる。 p.224

もう一度言おう。人生のほとんどは「欺きの段階」だ。欺かれているのは、外から見ている他者だけではない。私たち自身もそうだ。目に見える結果が出ない状態が、時には何年も続くこともある。その状況では、自分の能力を疑ってしまうのも当然だろう。ロングゲームをプレイするとは、その不安の時期を乗り越える粘り強さをもつということだ。 p.227

「紙に書かなければならない。『私はこれを大切にしている。これが私にとっての真実だ。私はこういう人になりたい』ということを」 p.229

「夢は何でもいいの。本を書きたい、起業したい、一人旅がしたい。でも、これだけははっきりしている。カレンダーに予定を書き込まなければ、それを実行することは絶対にない。やらなければいけないことは次から次へとやってくる。だから開始日を決めていない人は、そのたびに夢を先延ばしにすることになるの」 p.255

自分を鍛え、本当に大切なことを優先できるようになる方法はあるのだろうか?
答えは「ある」だ。秘訣はごくシンプルで、「ただ始めるだけ」でいい。ただし、とても小さく始めること。 p.265

「ノー」と言うことが大切なのは、自分の時間を確保しないと、目標を達成することはできないからだ。失敗することが大切なのは、ほとんどの人が失敗だと思うものは、本当は役に立つデータの収集にすぎないからだ。さらに結果が出る前にあきらめず、自分の努力を信じることも大切だ。 p.266

長期の戦略で動いていると、結果が出るのはずっと先のことだ。そのため、他人からの承認を評価の基準にしている人は、その待ち時間に耐えられない。強い心でロングゲームをプレイするには、自分の中に自分の評価基準をもつことが大切だ。
「ほかの人からどう見られようと関係ない。自分はこれに賭けることに決めた。そのために必要な努力をする」と言えるようにならなければならない。 p.285

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2024年07月03日

Posted by ブクログ

人生単位での目標を考えてみるきっかけになった。どんな暮らし、仕事をしたいのか、そのために必要でスモールスタートできることは何か。
人脈作りの重要性が印象的だった。互恵的な関係を築けるように、自分に何ができるのか考えたい。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

長期的にコツコツやる方が向いている自分には背中を押してくれる本だった。
特にパート3の信念には、今後の人生で心に留めておきたい言葉とたくさん出会えた。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

人生を短期的な視点ではなく長期的な視点で考えることが大切だと知った。人生はショートゲームではなくロングゲーム。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

目標は長期視点で。1年2年ではなく、10年20年を見通す。自分は何のために生きるのか。重要じゃなくて急ぎの事案に引っ張られないで、重要なことに目を向けよう。
いろんな本で読んでることだけど、動かないことには始まりません。先を見よう!

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

・何かを始めるには、まず「起動時間」がかかる。その間に物事がうまく行っているかを確認し、必要なら調整を加え、最適化を目指す
・究極的に、企業が求めているのは利益であり、それが実現するのは10年単位だ。四半期単位で実現することではない
・忙しい人は自分の人生をコントロールできない人
・この世界は短期の思考の誘惑で溢れている
・前向きな制約があるおかげで、むしろ集中力が研ぎ澄まされる。こうなると必然的に、もっと大きな視点の問いを自分に投げかけることになる
・相手の都合に合わせて自分のスケジュールを変えない。自分にとって都合のいい日時のときだけ承諾する
・コマース銀行は営業時間を伸ばす代わりに利息を極端に安くする道を選択した。なにか大きな欠点を持つことは、偉大さを達成する唯一の方法だ。欠点を持つことを拒否すると無難な結果しか手に入らない
・ロングゲームで大切なのは「バカげた目標は、今だからこそバカげて見える」ということだ。永遠にバカげた目標であるとは限らない
・「お金」に最適化するのではなく、自分の「興味」に最適化することが大切。
・自分が相手を助けられる方法を考える。自分の目的はあなたの負担を軽くすることだという意図を明確に伝えなければならない
・夢に向かって行動したいなら、必要なのは「時間」ではなく「期限」だ
・自分の分野で一目置かれる存在を目指すには、キャリアを「学ぶ」「創造する」「つながる」「収穫する」という4つの大きな波に区切って考える必要がある
・多くのプロフェッショナルは、ネットワークづくりをなにか「卑怯なこと」のように感じている
・やりたいことがあるなら開始日を決める
・自分が仕事から何日離れていると、職場がガス欠の状態になるかを考える
・3年単位の目標ばかり追っていると、たくさんのライバルと戦わなければならない。しかし7年単位の目標にするとライバルは激減する。なぜなら、そんなに先まで考える企業は殆どないからだ。時間軸を伸ばすだけで、短期では達成できないような大きな目標に取り組めるようになる

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2025年06月18日

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ネタバレ

成功したい人のための本。
成功を目指す人は、読むことをおすすめする。

私にとっては、いいとこ取りできたらいいなという感じで、ものすごく役には立たないかもしれない。方向性の違い。

以下、簡単な要約

1.長期的な視点を持つ
- 短期的な成功にとらわれず、数年先・数十年先の目標を見据える。
- 「今すぐ成功しなければならない」というプレッシャーを手放す。

2. 戦略的な余白(ホワイトスペース)を作る
- 予定を詰め込みすぎず、考えたり、新しいアイデアを試したりする時間を確保する。
- 「何もしない時間」こそが、クリエイティブな発想や重要な戦略を生む。

3. コンパウンド成長を意識する
- 小さな努力の積み重ねが、長期的には大きな成果につながる。
- 短期間では目に見える成果がなくても、続けることが重要。

4. 自分の独自性を磨く
- 自分にしかできない価値を提供することで、時間が経つほど評価が高まる。
- 「他の人がやっているから」ではなく、自分の強みを活かした道を選ぶ。

5. 「目に見えない仕事」を続ける
- すぐに評価されなくても、ブログ執筆・ネットワーキング・学習などの「投資」を続ける。
- 成果が出るまでには時間がかかるが、それが後々大きな差を生む。

6. 「チャンスの流れ」を作る
- 人とのつながりを大切にし、機会を増やす。
- 直接的なリターンがなくても、人を助けたり価値を提供したりすることで、長期的なリターンが生まれる。

7. 「いつかやりたいこと」に今から取り組む
- 将来的にやりたいことを、今の仕事や生活に少しずつ取り入れる。
- 「準備が整ってから」ではなく、小さく始めて習慣化することが大切。

メンタリストDaigoさんが超絶オススメしてたけど、最後に納得の内容が書いてあった。著者は、Daigoさんと同じで猫大好きみたい。

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2025年03月04日

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毎年読み返したい。今は拾いきれない内容が多かった。人生において忘れがちになる大切なことが詰まった本だった。この先どんな場所にいても、初心を振り返りつつ、学べる事も多いだろうと思える内容だった。

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2025年01月23日

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年末年始の乱読3冊目

人生はロングゲーム。日々に余白を持って、集中して、信念を持て。

一発逆転、簡単に成功する術はないから努力しないとだめ。


長期的視点でやりたいことを突き詰められるようになりたいものだけど。それが難しい。

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2024年12月31日

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成功を目指している人にはぴったりの本。私はそういうタイプではないけど、長期的に目標を立てていく重要性や、真に自分が求めているものを明確にすること、また、利用目的でなく、相手を心から思い遣った本当の友人づくりが人生を好転させていくことなど、誰にでも参考になるストーリーがたくさんあった。
これきっかけに、自分は人生において何に重きをおいて、何を達成していきたいのか、ということを考えるきっかけになった。この本との出会いに感謝。

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2024年12月17日

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ゆとりを失い、常に何かに急かされ、追い詰められ、焦っている多くの人に、他人との比較をやめ、自分だけの成功の定義を見つけ、自分のペースで人生を生きることを提案している。

経済的に成功する、今の仕事をやり遂げる、といった短期的な目標だけでなく、積み立て投資と一緒で10年、20年先の未来を見据えた長期的な目標設定をすることが大切である。

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2024年12月01日

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人生という長いようで短い時間を深く考えさせてくれた本でした。

自分は正直この本を読むまで、人生の目標を明確化しておらず、『何の為に仕事をしてるんだろう。』って思う日々がありました。
現在の仕事はそこそこできるようになって、若手を教えれるぐらいまでにはなりましたけど、この先、何をやってけばいいんだ?と壁にも当たりかけてたので、
この本で少しでも解決できたらと思い読みました。

実際に読んで、途中あたりで人生の目標を決めました。
夢のような、雲の上のような目標です。
けどその為に何が必要か、それを知る為に今から努力していきます。
そしたらその目標が近づいてくるかも知れない。

またこの目標につまずきそうになったらこの本を読み返したいと思います。
目標を達成するには色んなルートがあるなか、選んではいけないルート、それは「あきらめる」こと。
これがすごく心に残りました。まだ色々タメになる事たくさんあるので読んでみて欲しいです。

星4にしたのは、例え話しが想像しにくいからです笑
自分からしたらレベルが高くて、自分に例えるのが難しかったです。

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2024年11月07日

Posted by ブクログ

現実的に、目標達成にかかる時間を考える、
7年単位、と長期的に考えること、その中では停滞したりうまくいかなかったりするけど成功するのに時間がかかるのは当たり前。そして強い心でロングゲームをプレイするのには自分の中に評価基準を持つことが大切。中々メンタルの弱い自分には厳しく感じる考えもあったけど、自分が今までやってきたことを振り返って評価しながらがんばりたいな〜と思った!


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2024年08月14日

Posted by ブクログ

下心のない無期限のネットワーク作りという考え方もいいなと思った。あるのは相手への興味だけで、ただ相手との関係を楽しみ、自然な発展に任せる間柄。

短期のネットワーク作りは狙いがあったり下心がでがちらしい(笑)確かに!

執着するのは違うけれど、ゆったり繋がっていられると幸福感が増すのかも。

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

誰かのストーリーに共感や参考する人もいれば、本当に必要なことはこれと明確にする人もいる。

スケジュールと心に余白を作ることが大切だと何回も書かれてるけど、それは人によりけりなんだと思う。

ページ75の【する価値があるかどうか判断する役に立つ四つの質問】はぜひ一読してみて。
著書の一番重要なことだと思う。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

長期的戦略の大切さを学んだ。
個人的に好きな言葉は次の通り。
「一夜にして成功するには10年が必要だ」
結局どんな分野においてもすぐに成功することはなく、ひたすら努力を続けることの重要性が詰まった言葉。
続けるにはそのものを好きである必要があるため、まずは自分が好きなことを見つけることが1番最初のステップだと感じた。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

『ロングゲーム』は、忙しさに追われがちな現代人に「余白をつくる」重要性を突きつける本です。私たちは暇が不安なために予定を詰め込みがちですが、長期的な思考や創造性には“頭の余白”こそが必要だと語られます。

また、本当に大切なことに集中するためには、魅力的に見える依頼にもノーと言う勇気が必要だと強調します。特に「機会費用」という視点が印象的で、何かを引き受ける代わりに失っている時間や選択肢を意識することで、より納得感のある判断ができるようになると感じました。

挑戦については「20%ルール」が紹介され、リスクを限定しながら長期で積み上げれば福利的に大きな成果になると示しています。学ぶ・創造する・つながる・収穫するという“波”の概念も、自分の現在地を整理するのに役立ちます。

さらに、長期の関係づくりや信念を持った忍耐、失敗を「開始の証」として再定義する姿勢など、ロングスパンで人生を設計するヒントが豊富です。短期の成果に振り回されず、自分の軸をつくりたい人にとって示唆に富む一冊でした。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

仕事もプライベートもロングゲーム。
短気ではなくて長期で考えねばならない。
1.3.5.10年後のありたい、なりたい姿。
10年あれば夢を叶えるのには充分な時間。
ただお金の目標だけではなく、
周りの人や気持ちの在り方も大事!

余白: 意識的に考える時間を作り出すこと。
⇨ほんとに必要な事以外は断る。
成長・お金・時間・新規コミュニティの視点で。

集中: 本当に重要なことにエネルギーを注ぐこと。
⇨お金ではなく、興味で。

信念: 忍耐強く、失敗を恐れずに挑戦し続けること。
⇨何故やっているかを明確に。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

・残業すればかなり稼げる旨味を知ってから、残業時間が無意識に伸びていたが、それでは自分の成長にならないと感じた。
・プライベートを充実させる、自分のことを見直す時間を作るためにも、残業時間を減らす。
→減らすために仕事を効率化させ、業務理解を深め、上司からの指示を正確に理解できるようになること。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

すごい、最高、絶対やる、何があってもやるということ以外はNOという。すごくアメリカ的だなあ。迷ったら面白そうな方。現状の犠牲者にならない。どんな人間になりたいか。究極の成功を目標にする。理想の未来を基準に。20%の時間を使う目標。失ってもいい最大幅。10年単位で。探すモード広げると集中モード深めるを混同しない。学ぶ、創造する自分のアイデアを創造してコンテンツにしてシェアする、つながる社会的承認を手に入れネットワークする、収穫するのサイクル。次のステップに行くのを怠らない。何かを1度やって10回やったのと同じ効果を出すにはどうしたらいいか。ワークとライフを融合させるには。ネットワーキングは1年は何も頼まない。信頼関係を築く、つながりを維持する。相手を助ける。面白い人とつながる。友情と共通の体験、切らない。人を紹介する。技術や能力を提供する。自分のスキルと相手のニーズが一致するところを探す。なぜ私はこれをするか>私は○○な人になりたい。を書いておく。 常に広い視野で考える。>今できてない。うまくいかなかった計画をほかの計画に生かす。開始日を決める、周りを巻き込む。失敗は役立つデータの収集。長期の計画を立て状況に応じて修正する。過程を楽しむ。

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

起業家向けって印象だった。
忙しすぎる場合は本当にやりたいことをやるために誘いを断る、ということから始まっていて、いきなりレベル高いなと思った。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

良かった。目新しいことはないと思うけれど。大きい目標を立て、自分にできることを地道に始めていく。しか道は無い。波が来たら波に乗る。そのための準備をしておかなければいけない。打席に立つ回数を増やせばヒットの数も増える。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

まず始める
人の役に立つことで自分にも利益がやってくる
どうやるか、いつまでに始めるか
適切な方法か、いろいろな選択肢をもつ
リスクの対策をねる
短期だけでなく長期的なプランをたてる
しないのはしないだけでなく、しないという選択。
本当にしたいなら言い訳を考えず始めよう
小さな一歩から

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2024年09月01日

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