あらすじ
【累計70万部突破!】
日本に帰化申請中の韓国人ベストセラー作家が綴る
これまで私が生きてきた証と「誇り」。
「私はただ、日本が好きだから、
日本人として生きたいと思っています」
待望の帰化を目前にし、韓国人の視点から見える日本の景色と、
日本人になってから見える景色は違うではないか、
というところから本書は出発しました。
日本人として生まれた私たちが、想像もつかない、考えたこともない「日本人」を見いだし、改めて「日本人とは何か」を問う一冊です。
○『韓国社会を生きる人たちの四つの顔』とは何か
○「名前を変えないと決心するまで
○自国を持ち上げる『グクポン』の正体
○反日を続けてしまう教育の責任
第1章 日本に帰化するために必要なこと 第2章 誇り――日本と韓国だけが持つ独特の国民性 第3章 民族――人間の連続性と空間の共有 第4章 謝罪――「すみません」が口癖になる日本社会 第5章 ウンソク(甘え)――韓国人は喧嘩で先に殴らない 第6章 反日――不公平さと教育の歪み 第7章 心情――相手の感情を決めつけてしまう社会
「お前は韓国人として生まれた」が、
「私は日本人として死ぬ」に上書きされた時に見えてきた、
日本人になるということの意味。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日韓を比較しそれぞれの良いところ悪いところを高い洞察力で言語化されていて、とても達観された方なんだなと終始脱帽した。
反日教育や兵役、政治などのリアルな著述に韓国への興味を深めた。
日本の良いところを取り立てて書いているようにも感じられるが、自国を客観的に見れたし、諸外国との関係を考えるきっかけにもなった。
Posted by ブクログ
日本の政治は3流だと思うが、この本によると甘え、ズルがまかり通るかの国は幼子のような国だと感じた。
なかなか理解し合える糸口は見つからないが、いつか仲良くなればいいな。頑張れシンシアリー!
Posted by ブクログ
日本に帰化しようとする著者が、自国と比較した日本の良さについて語られていて視野が広がった。生まれてからずっと日本で住んでいると気づかない日本について気付かされる点がたくさんあった。
帯にも書かれているが、すみませんと謝って許される文化が特殊なのだそう。私自身、なぜ周りの人はそんなに謝ってほしいのだろうかと思っていたが、反対なのだという考えを聞いて、妙に納得した。
謝罪を要求して謝ってもらいたい人も、謝罪を貰えば許す人が大半だと思ったし、反対に謝れば許してしまうが故にまた同じことを繰り返してしまっていることも多いと感じた。
原因を追求して二度と同じことが起こらない方が大事だと私は思っていたけれど、謝って許す文化ってすごく美しいと感じた。
そのほかにも著者ならではの視点が多く面白かった。