あらすじ
大人気! 雑魚釣り隊シリーズ第7弾!
ブリだってボラだって出世するのに、どうしておれたちはちっとも賢くならないのだろうか――。
シリーズ第7弾となる今作では、誰が一番うまい魚を釣ってくるのかを競う「第1回雑魚釣りステークス」が開催。果たして栄冠は誰の手に!?
さらに冬の館山ではカワハギをたくさん釣って「痛風肝試し」にチャレンジし、夏の東京湾では干潟でアナジャコたちと手にハサミ握りあう激闘を繰り広げた。
そして、クライマックスは能登半島の超特級キャンプ場を舞台に、幻の高級魚をネタにした「人間回転寿司」の大宴会。なんとその一部始終は地元テレビ局の特番として放映されたのだった――。
釣ったそばからまるかじり!
進化も成長もしないおバカな男たちによる爆笑釣行シリーズ最新刊!!
※この作品は過去に単行本として配信されていた『おれたちを齧るな! わしらは怪しい雑魚釣り隊』 の文庫版となります。
(底本 2022年6月発行作品)
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Posted by ブクログ
椎名誠『おれたちを齧るな! わしらは怪しい雑魚釣り隊』小学館文庫。
シリーズ第7弾。
雑魚釣り隊も総勢30人となり、釣り場やキャンプ地の選定が大変なようだ。相変わらず馬鹿なことをやっているが、コンプライアンス的には問題無い程度というところが馬鹿の壁を超えていない。椎名誠も78歳。いつまでも馬鹿は出来ないのだ。
しかし、大昔の怪しい探検隊時代の方が面白かった。何しろあの頃は若さ故に許される馬鹿騒ぎとトラブルの面白さの陰には言い知れぬ哀愁もあった。
雑魚釣り隊の場合は良い大人が何を馬鹿なことばかりやっているんだろうというのと、どうしても雑誌連載の縛りという商業的なあざとさを感じてしまうのだ。
本体価格780円
★★★★