あらすじ
[五十鈴 歩、29歳、投資家]
重度の感音性難聴だが、それ故に人よりも自立しなければという意識が強く、人に甘えることに不器用。
[壬生十嘉、19歳、バイオリニスト]
才能はあるが、群れない性格と異質な演奏スタイルから大学では孤立し、疎まれている。
音を知らない五十鈴と音を奏でる十嘉、
偶然出会った二人は、互いに“無いもの”を楽しむかのように距離を縮めていく。
五十鈴に惹かれている自分に気づいた十嘉は、
臆することなく真っすぐ感情をぶつけるが、
そんな十嘉に五十鈴は戸惑うばかりで…?
話題作『リバース』の麻生ミツ晃による、心震わす至高のラブストーリー
※この作品は単行本版『世界でいちばん遠い恋』に収録されています。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
素敵
ビジュアルが素敵で、バイオリンの音が聴こえてきそうで、とおいくんの気持ちが真っ直ぐで素直で大好きでした。
しみる切なさ。
天才音大生と聴こえない社会人が寄り添いお互いにないものを埋めるようにしていく様子に胸が締め付けられ感動します。麻生ミツ晃先生の作品は数冊読みましたがハマらす。こちらを勧められた時も不安でしたが読んでよかったー。2巻発売で再読しましたがやっぱりいい。頑張っている人みんなに刺さると思います。
なんとも素敵な空気感が伝わってくる作品です
誰にも弱みを見せず完璧過ぎて振られるのも分かるなぁ
そんな主人公が学生(⁈)バイオリニストと出会って、お互い心を許し合える存在になれると良いな〜
静と動
耳の聞こえない青年の世界は、静かでゆっくり、規則正しく流れているって感じ。それに反して、バイオリンを弾いている青年は、バタバタと慌ただしく、ガチャガチャ、グチャグチャ苦悩している感じ。こんな二人が出会って、どう変化していくのかしらね。