【感想・ネタバレ】改訂新版 超図解! 新規事業立ち上げ入門のレビュー

あらすじ

2017年4月発刊の“新規事業開発ハンドブック”がさらに実践的にリニューアル!
VUCA、メタバース、デザインシンキング、フェルミ推定などの新たなトピックスや実際の適用場面をイメージできるケーススタディを加え、
新規事業プロジェクトを進めていく上でさらに役立つ内容にアップグレードしました。
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新規事業の取り組みが求められる背景にあるのは、日本の企業が目下直面している巨大なパラダイムシフトの波です。
人々の消費トレンドが「所有」から「利用」へ、「モノ」消費から「コト」消費へと大きく変化している一方で、
企業は、コロナ禍におけるデジタル化、非接触化への取り組み、
脱炭素社会および地政学的リスクへの対応を同時並行的に迫られており、
従来のビジネスモデルだけではもはや立ち行かなくなってきているのです。
まさに「ゲームチェンジ」が起きているのです。
そのような状況下で、新規事業のプロジェクトを任された責任者や担当者の多くは
「どういった手順で進めるべきなのか」「失敗しないためには何に気をつけるべきか」と日々頭を悩ませています。
実際、新規事業の立ち上げは「1000に3つしか成功しない」とささやかれるほど難しいものなのです。
本書では数多くの新規事業プロジェクトに関わり成功させてきた著者が、
これまでに培った経験とノウハウをもとに理論から実践までを7つのステップで構成し、
新規事業立ち上げに必要なポイントを丁寧に解説しています。
また、図版をふんだんに用いることで、まったく知識がない人でもすんなりと学ぶことができるように配慮しています。

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Posted by ブクログ

著者は、IBMやオラクル、その他複数社を渡り歩いて事業開発を担当されてきた方、木下雄介氏。
先ずは入門編として、文庫本で読めるこの本を選択。

感想。
非常によかったです。
PEST分析や3C分析から始まる本の構成を知った時は失望しかけましたが、意外や意外、文庫本の軽さで、見開き1ページで、定番もののフレームワークを確認できて、文脈も新規事業開発で作られているので、とても使いやすい本だと思う。
各フレームを初めて知る人には物足りないと思うが、粗方知っている人にとっては検討漏れがないかを確認できる点でとても有効だと思う。


備忘録。
・斬新なことが書いてあるわけではないので、備忘録はあまりない。

・手順書的に使いやすい本だと思いました。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

超図解! 新規事業立ち上げ入門
著:木下 雄介

新規事業への取り組みが求められる背景にあるのは、日本企業が目下直面している巨大なパラダイムシフトの波である。

未曾有の地殻変動が起きている経営環境で企業が生き残るためには、過去の成功体験を捨て、ビジネスモデルを再構築し、新たな収益の源泉として新規事業に取り組むことが不可欠である。

本書は、理論から実践までを以下の8つのステップで構成し、それぞれ新規事業の立ち上げに必要なポイントを解説している。
①新規事業の意義を考える
②新しい事業アイデアを生み出す
③現状分析で自社の強み・弱みを把握する
④ターゲット顧客と提供価値を設定し競合と差別化する
⑤3つのフレームワークを活用し事業戦略を練る
⑥ビジネスモデルを1枚の紙に描く
⑦3年スパンの事業計画書を作成する
⑧計画を実行に移す

移り変わりが激しい今において、環境が変わったり、その時代に合わせるために、事業自体をブラッシュアップさせるだけでは、その変化に対応しきれないことも多い。

既存事業においても全てを見直す必要はないかもしれないが、ブラッシュアップではなく、新しく事業を見つめ直すというくらいのドラスティックな視点での再構築が必要になることもある。

そして、「新規事業」の基礎を知ることであらためて、現状からゴールへの逆算に対しての課題が浮き彫りになるという側面もある。

現状を知り、ゴールを把握し、ひとつずつプロセスを重ねる。コトを成すには、一本筋の通ったシナリオは必要ではあるものの、それを柔軟に動かす、ヒトと行動力が必要となる。

色々な要素を複合的に捉えながら一歩ずつ進める基礎を学ぶことができる。

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2022年09月11日

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