あらすじ
公爵令嬢エレナの婚約者は幼い頃に一目惚れされた美貌の王太子ジェリド。その彼が事故で記憶喪失になってしまい、エレナのことを完全に忘れてしまった。「……ってことは、もしかして婚約破棄されるチャンス!?」実はジェリドの重すぎる執着愛に辟易していたのだ。無事、婚約を解消され晴れて自由の身となり喜ぶエレナ。ところがその後も何かと彼はエレナに絡んでくる。しかも以前とは別人のように優しくエレナを気遣い、尊重する姿に心は揺れて!?
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奇想天外
おもしろい発想!
そして、とっても演技力が高い!
更に、やっぱり…ヤンデレ。
でも、それもヒロインを想うからこそ。
これだけ想われたなら、重いけど、シアワセかも?
展開とオチは想像してましたが、まさか記憶喪失そのものが策略だったとは。
ヒーローはよく気長にヒロインの気持ちを絡め取ったなあと感心。
本性を隠してヒロインの愛を得てもいつかボロ出るんじゃ…とか思ったけど、ヒロインも薄々察しつつのしっかりと惚れてしまったのでまあちゃんと双方ハッピーなのかな、とは思います。
Posted by ブクログ
王太子の執着が怖すぎる。
エレナ、本当に彼でいいのかと何度も問い質したくなった。
記憶喪失後の彼は確かにいい人だった。
そもそも王太子の顔がエレナのストライクゾーンだったのもあって、かつての心の狭さを感じさせない優しさにホイホイされるのは分かる。
(ホイホイされていいのかエレナ、とここでもツッコミ)
王太子の記憶が戻って性格がリセットされたときのエレナの魂の叫びは、こちらも「よし、よく言った!」と拍手喝采だったのだが。
王太子、予想を上回る執着ぶり。
エレナを諦める気はさらさらなかったのだ。
最初から多少疑ってかかってはいたのだが、エレナの知らない真相は番外編にて。
ああ、そこは読者に対してお茶を濁して終わらないのかと、その点にも驚いた。
エレナは知らなくていいことだとは思うが、彼女の心を手に入れるためにそこまでするかと、改めて王太子の執着が怖くなった瞬間だった。
まあ今更バレても、「愛してしまったから。全てはこれに尽きる」と言い切ったエレナだから、まあ幸せなのだろう。
……真相を知らされたこちらとしては、果たしてこれは本当に幸せなのだろうかと心配にはなったが。
ほんま、ええんか、彼で。
手段を選ばない執着系ヒーロー
ヒロインに物凄い執着していたヒーローが記憶喪失になって婚約破棄を言い出すも、再度ヒロインに惚れ告白しヒロインも受け入れハッピーエンドになるお話。
読み進めるうちに記憶喪失や戻ったりなど都合が良すぎな気がしていました。最後の方ではヒーローの計画なのはわかっていたのですがヒロインが騙され続けていて可哀相に思えました。番外編では惚れたからもういい、って元も子もないことを言って締めくくられてます。策士というより目的のために手段を選ばない感じのヒーローもはっきりしないヒロインもあまり好きなタイプではありませんでした。私の好みではありませんでした。