あらすじ
億万長者の婚約者、贅沢な料理、大勢の招待客の祝福――すべては完璧なのに、なぜこんなに気が重いのだろう?自分が主役であるはずの婚約披露パーティーで、ヤスミンはなぜか憂鬱な気分に浸っていた。スキャンダルを起こしてクセイを追放されてから十三年。あれほど焦がれ、ようやく戻れた懐かしい故国は、ヤスミンが思っていたほど居心地のいいものではなかった。招待客の人垣の中に次期国王カリーフの姿を見つけたとき、ヤスミンは愕然とした。彼はきっと言いに来たんだわ……。“僕たちは十三年前に結婚したはずだろう”と。■作家競作ミニシリーズ〈シークの憂い〉の第二話をお届けします。息もつかせぬストーリー展開が魅力のJ・ルーカス。彼女が初めて描くエキゾティックなシークのロマンスをお楽しみください。
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Posted by ブクログ
13年前に起きた落馬事故。
ヒロインは流産して二度と妊娠できない体に。
ヒーローは自分のせいだと、死のうと思い沙漠へ彷徨い出る……って、なんか根本的に間違ってるよ。
ショックはわかるけど、死のうと思うより、どうしてヒロインの側にいてあげなかったのか。
そのせいでヒーローが沙漠で死にかけている間に一人残されたヒロインは、流産したことがスキャンダルになり、まだ16才だというのに父親に家族の縁を切られ、一人アメリカに追いやられる。
結婚が決まり、やっと家族と和解して帰ってこられたと思ったら、ヒロインをあきらめられないヒーローが…
妻にはできないから愛人になれと言うヒーロー。
結婚式の始まる直前に、実はナニーが妊娠して彼女を愛していると言い出す婚約者。もっと早く言えよ!
ヒロインが流産してスキャンダルを起こした時は切り捨てたくせに、16才の末の妹が妊娠したから守ってやれと言う自分勝手な父親。
最低な男たちばかりでヒロインが気の毒。
ラストは王位を捨ててヒロインを選びHappyEndだけど、いきなり王位継承者にされてしまった弟が気の毒(笑)