【感想・ネタバレ】謎の大王 継体天皇のレビュー

あらすじ

大和から遠く離れた地に生まれ異例の形で即位した天皇。
そしてその死も深い闇に包まれている。現代天皇家の祖はどんな人物なのか

武烈天皇が跡継ぎを残さずに死んだあと、畿内を遠く離れた近江・越前を拠点とし、「応神天皇五世の孫」と称する人物が即位した。
継体天皇である。
この天皇にまつわるさまざまな謎―血統・即位の事情、蘇我・物部・葛城などの大氏族との関係、
治世中に起きた「筑紫君磐井の乱」との関わり、「百済本記」に記録された奇怪な崩御のありさまなどを徹底的に追究し、
さらに中世の皇位継承にその存在があたえた影響までをも考察した、歴史ファン必読の傑作。

目次
はじめに
第一章 継体新王朝説
第二章 継体出現前史――雄略天皇、飯豊女王の時代
第三章 継体天皇と王位継承
第四章 継体天皇の即位と大和定着
第五章 磐井の乱――地方豪族との対決
第六章 辛亥の変――二朝並立はあったのか
終章 中世以降の継体天皇観
あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

武烈天皇が跡継ぎを残さずに死んだあと、畿内を遠く離れた近江・越前を拠点とし、「応神天皇五世の孫」と称する人物が即位した。継体天皇である。この天皇にまつわるさまざまな謎―血統・即位の事情、蘇我・物部・葛城などの大氏族との関係、治世中に起きた「筑紫君磐井の乱」との関わり、「百済本記」に記録された奇怪な崩御のありさまなどを徹底的に追究し、さらに中世の皇位継承にその存在があたえた影響までをも考察した、歴史ファン必読の傑作。

0
2013年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古代史学者である筆者の研究成果がまとめられた本書。物語的な脚色はほとんどなく、歴史的文献の研究や考古学の知見から継体天皇の来歴や当時の政治状況についての推論が積み重ねられている。その意味で、読み手を選ぶ本ではある。
単なる歴史好きでしかない自分が読んでみたわけだが、それでも興味をつないで読み進められる程度に話の流れは整理されていて、1つの読み物として成立している。最後の継体天皇の人物像についての筆者の見解には、長年の研究対象である継体天皇への愛情というか敬慕というものを感じた。

0
2012年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
武烈天皇が跡継ぎを残さずに死んだあと、畿内を遠く離れた近江・越前を拠点とし、「応神天皇五世の孫」と称する人物が即位した。
継体天皇である。
この天皇にまつわるさまざまな謎―血統・即位の事情、蘇我・物部・葛城などの大氏族との関係、治世中に起きた「筑紫君磐井の乱」との関わり、「百済本記」に記録された奇怪な崩御のありさまなどを徹底的に追究し、さらに中世の皇位継承にその存在があたえた影響までをも考察した、歴史ファン必読の傑作。

[ 目次 ]
第1章 継体新王朝説
第2章 継体出現前史―雄略天皇、飯豊女王の時代
第3章 継体天皇と王位継承
第4章 継体天皇の即位と大和定着
第5章 磐井の乱―地方豪族との対決
第6章 辛亥の変―二朝並立はあったのか
終章 中世以降の継体天皇観

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2011年04月17日

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