あらすじ
「……ライラをもう泣かせたくない」
想いを通じ合わせたライラとカリーファを嘲笑うように呪詛が完成してしまう。
呪詛について詳しく知る老婆をようやく見つけ出し、ライラを救うためにカリーファはなりふりかまわず無様なまでに必死に縋る。
だが老婆から告げられたのは「解毒薬に必要な材料はもう存在しない」という辛辣かつ絶望的な言葉だった。
材料は王宮にしか存在しない“もの”と知り、希望を見出すが――。
牢に捕らえられたマレイカは炯々とした眼差しで、己の“聖域”を壊すために動き出す。
復讐に滾る亡国の王子×呪詛を受けた王女、長い闇夜を抜て夜明けへ――最後に残るは無垢な純愛。
宇奈月香原作のソーニャ文庫『断罪の微笑』がコミック化!!
※電子単話配信12~16話
※描き下ろし漫画16P『あの日の約束(カリーファ&ライラ)』&書き下ろし小説『あの日の約束(ルトフ&アミナ)』収録。
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いろいろ満足な最終巻
序盤のカリーファのクズ行為により賛否分かれる原作。私は結構好きです。ていうのも、イケメンが泣きながら地面に頭を擦り付けて哀願するシーンとか、自分が好きだった人と知らずに呪詛かけて、真実知って愕然とするところとか。もう、ルトフ風に言うと「ざまぁ!バカリーファ!!」って感じじゃないですか?(どっちがクズだ笑)
ちゃんと報いを受けて苦しむのでスッキリしますし、その後のカリーファの頑張りも好感度上がります。
(当たり前だけど。好感度はマイナススタートだけど)
そして、そのシーンがとてつもなく世界観に合った美麗な絵で描かれていて、本当に楽しませていただきました!!
コミカライズは絵にガッカリする事も多いので、こちらは本当に満足な作品です。
アミナとルトフのSSがあったのも嬉しかったし、挿絵もめちゃくちゃ良かったです!!
買って良かったー。
これをこそ耽美という③
バースィの花が全編に渡って象徴的。
伏線がしっかり効いてカリーファも命を取り
とめました。おイタが効いたから、きっと
良い王様になることでしょう。
王子様とお姫様は末長く幸せに暮らしました
ってヤツですね。
まとまりよく話が治まり完結しました。
そもそもやたらに長くないのが良いです。
続・原作にはないアミナとルトフのお話も。
正直カリーファよりルトフのが断然好みです!