あらすじ
赤穂浪士の討ち入りで夫の吉良上野介を失った妻の苦悩「富子すきすき」、古着屋で売られていた奇抜な帯を手にした娘たちの選択「藤太の帯」、兄と慕っていた幼なじみへの恋が成就しなかった娘の行く先「堀留の家」など短編6編を収録。
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Posted by ブクログ
うーん、やっぱり亡くなってからの出版は嬉しいけど、なんだかどれもこれも未完成な響きだし、終わり方も読者に投げる感じがする。お蝶を嫁に出来ない哀しい男は本当に哀しい。なんで庇ってやれないの、これもお蝶の為とか意味がわからん、それだと赤穂浪士も武士の鏡と称賛されたって事も自分は全然思わない、これどこが誉なの。誰の為の武士の意地恭二なの、そうしたくない人もいたよね。吉良悪人顔しか見れてないドラマでは。今回は染みる所ないです、やっつけの発想を文章に起こしたのかな、伊佐次も泣くさ
Posted by ブクログ
相変わらずの宇江佐節ですが、どこか遣る瀬無い気持ちが残るお話でした。
哀しいなかでも、少しホッコリ出来るのが宇江佐さんの特徴ですが、今回は少し切ないウエイトが強かったかと思いました。
これはこれで良かったですが...
Posted by ブクログ
宇江佐真理さん、安心して楽しめる安定感です。「富子すきすき」、2022.5発行。藤太の帯、堀留の家、富子すきすき、おいらの姉さん、面影ほろり、びんしけん の6話。「堀留の家」と「面影ほろり」がお気に入りです。