あらすじ
投資もビジネスも
先の先まで読んだ人が勝つ!
流行り廃りではない
本物を見抜くプロの予測全技法
~「はじめに」より一部抜粋~
私は子どものころ、「10年後の新聞がほしい」と思っていました。10年後の新聞が1日分でもあれば、未来にどんな日常が待っているのかがわかります。
10年後に起きていることのごく一部でも正確に知ることができれば、超お金持ちになれるでしょう。かなりの成功が約束され、しなくてもよい失敗を避けることもできるはずです。
子ども時代に自分が夢想していたことを思い出すと、今を生きる人たちが未来の世界について少しでも知りたいと思うことは、ごく自然なことだと感じます。
いったい、どうすれば未来を予測できるのでしょうか?
もちろん、私たちは10年後の新聞を手に入れることはできず、未来を見通せる魔法の水晶玉を持っているわけでもありません。
しかし私は、簡単ではないとはいえ、未来を予測することはできると思っています。本書では、「先の先」を読む思考力について、ファンドマネージャーとして32年以上の投資歴を重ねてきた、私の見方や考え方をご紹介していきたいと思います。
【本書の構成】
第1章 「先の先」を読むために「今」を知る
第2章 「思考」を広げて先の先を読む
第3章 先の先を読むための「材料」の集め方
第4章 今この時代に「伸びる会社」の共通点
第5章 先の先に見えてきた「未来のかたち」
第6章 先を読むことと同じぐらい大切なこと
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
■一言でいうと
「思考」ではなく、小さな変化を捉え「行動」を起こすこと!
■まとめ
・先(3-5年後)ではなく、先の先(10-20年後)を読むのは、"トランプの神経衰弱"をするように一つ一つの小さな変化に着目し続け、予測していくことが可能と著者は言う
・個人が明るい未来を歩むために取るべき思考方法が勿論記載されているが、どちらかというと主体的な幸せ(PERMA)は何かを考え続け、あくまで先の先を読むことは手段で、行動することの重要性を説いていると理解した
■なぜ読んだか
・未来や将来を予測する考えやテクニックを学び、資産形成に役立てたいと思ったため
■気づき・学び
・先の先を読むのはあくまで「手段」であって、取り組むべきは、自分自身がが主観的な幸福(PERMA)を得るためにはどのように生きることが必要か、自分はどう生きたいかを考え続け、そして行動することが大切さ
・目の前の表面的な事象・事実にとらわれすぎず、「小さな変化」をとらえて「行動」することが重要性
・思考の枠を広げる大切さ(視野狭窄に陥っていないか)
*他人の視点や自分を疑う姿勢、好き嫌いを考えるなど
・長期で会社の実勅を評価するには、PERよりもEPSに着目すること
株価=EPS×PER
EPS:企業努力に影響(内的要因)
PER:景気や周りからの影響(外的要因)
⇒企業の長期的な実力値を図るには、EPSに着目すべき(長期・内的要因)
・成長する企業のビジネスモデルの見極めが大切
⇒売上・利益増の要因を考える
Posted by ブクログ
藤野さんの考え方は好きで、YouTubeも見てる。
世代が違う人と話をするって、大事だなと私も感じる。
スピリチュアルとは無縁な人だけど、言っている事、やっている事は重なることも多い。
好き嫌いで決めるのは大事!
自分の好き嫌いをちゃんと知らない人、相手や周りを優先して、それを無視している昭和の人多すぎ‼️
Posted by ブクログ
藤野英人さんは熱い。
先を読んで、行動(=投資。お金でも、エネルギーでも)するための技術。
未来を変えるのは、人が快だと思うこと。
快を作ろうとしている変化に気づくこと。
快とは、Well-being、
Positive emotion
Engagement
Relationship
Meaning
Achievement
のこと。
そのためには、快と不快への感性を高める。
古い見方を修正して、
新しい見方を学ぶことが重要。
若い人と話す
他人が何を考えているかを知る
他人になりきって考える
本業以外のことをいろいろやってみる、それも一流の人について
いろいろやると失敗する
そのときに、事実は変えられないが、
解釈は変えることができる。
Posted by ブクログ
はじめに ”先の先”を読むことができれば、かなりの成功が約束される
第1章 「先の先」を読むために「今」を知る
第2章 「思考」を広げて先の先を読む
第3章 先の先を読むための「材料」の集め方
第4章 今この時代に「伸びる会社」の共通点
第5章 先の先に見えてきた「未来のかたち」
第6章 先を読むことと同じぐらい大切なこと
おわりに
Posted by ブクログ
プロ投資家の普段の思考法や学び法、失敗談など興味深く読みました。プライベートでもけっこういろんなことを積極的にやっているんですね。
先の先を読むために、まずは「今、起きている変化」を知ること。そこからこの先どうなっていくのか自分の頭で考える習慣を身につけることが重要だと著者は言っています。
この本では自分をアップデートする習慣や思考について書かれています。
例えば、
・自分をメタ認知するために自身を「着ぐるみ」だとして他人のように考える
・「儲かりそうか損するか」より「好きか嫌いか」という判断基準は価値観や哲学が反映するため判断がブレない
・新しいチャレンジをするときは「学びの最初だけ集中」し、そこからペースを落として長く続ける。成長カーブもうまく立ち上がる
・学びは専門家や一流の先生についてきちんと勉強することで、そのジャンルに限らず一般化できることを学べる(横展開)
・イメージできないことはマネージできない。経験を増やすほどマネージしやすくなる。
ただ、先の先を読んでも、その未来に向けて行動を変えなければ意味がないと著者は主張しています。
そのアクション方法は個人次第とのことで本書では指南はしていませんが、人生を「プランA」だったと思えるように自分を成長させていけば、たとえ「プランB」でもAに変えられるかもしれません。
Posted by ブクログ
・私は日本では「好き嫌い」を大切にしないことが生産性の低さにつながっていると考えています。
・ さまざまな学びや体験から私がなにを得ているかというと、ひと言で言えば「人間にとってなにが快で、なにが不快か」ということです。
・少なくとも「成長か、分配か」と言っているとき、その中に「どのような社会を目指したいのか」という観点が欠落しています。
快・不快が個人の幸福に重要であると説明しています。組織も同様で、これからは単に儲ける、何かを成し遂げるだけではなくてより社会の快を最大化するべきとの論です。
具体的な先の先を読むアクションについては言及されていませんし、その理由も解説されています。
個人的には利益と快を分けて考えるのではなく、どちらも両立出来るような記述がほしかったです。
Posted by ブクログ
• 中長期的に見れば、株価は利益に応じで変動する。
○ だから、EPS (1株当たりの利益)に注目するのが重用
○ 株価=EPS×PER(株価収益率)
a. EPS:企業の情熱、工夫、頑張りによる
b. PER:企業の人気、金利、市況による
• 自分を着ぐるみと考える
○ 着ぐるみを着ているだけで、中には別の人が入っている。すると「他人のように自分を考える」という究極のメタ認知ができるようになる
• 日本人は一つのことを極める傾向にあるが、戦略として色んなことで80点取ることを目指す
○ バラバラなことが噛み合って相互作用が働くことを狙う
○ 自分のメインの分野には手を抜かないが、他の分野には「ある程度できれば良い」と割り切る
○ 新しいことを始める時は初速を大事にする。スタートダッシュでいろはを学んだら、後は長く継続することを意識する。
Posted by ブクログ
なるべくランダムに多様な人の物の見方や価値観に触れることを意識する
都心のジョナサンはブルーカラーもホワイトからも空間を共にしているので様々な話を聞くことができる
★1日5%ほどは他の人の頭で考えている。この状態で〇〇さんだったらどうするかと思考を巡らせる
★新しいことにチャレンジする時は学びの最初だけ集中する(初速を上げる)基本的な技能を身につけたらその後は長く続けることを意識する
甘いリーダーは相手が動くべきではない方向を塞ぎ動かしたい方向にスペースを作ることで自由自在にパートナー動かしている
髭の脱毛はレーザー脱毛がおすすめです。
★人間の快不快への想像力を高くできる人ほど先の先を読む力は上がる
★人間の人間は洋の東西を問わずbeingを確認しあう生き物です
★サステナブルとはシステムを否定し続けそのシステムアップデートし続けることによってこそ可能になるはず
日本社会は自分達は完全であるという前提に立ちその完全性を担保するために新しいものを排除しようとするところがあります。その結果、システム全体が時代遅れなものになってしまい、競争力を失っていった
失敗することは結果に関わらず成功に一歩ずつ近づくことです
成功するためには何度失敗しても繰り返し挑戦し続けることこそ重要なポイントです
★起きたことの意味づけは将来の行動によって変えることができる
Posted by ブクログ
非常に勉強になった。この方の考えであればひふみ投信の定額積立は間違いないのかとも思う。結果、運用悪くても納得できるのかなと。
過去の事実は変えられないが、解釈や意味は変えれるんですね。納得しました。
Posted by ブクログ
ひふみ投信を運用するレオスキャピタルワークスの代表取締役である著者が投資家として培った先の先を読む思考法について書いた一冊。
多くの人のつぶやきや若い人と話して自分にない感覚を鍛えることや遠回りをして観察することなど投資家として結果を出している著者の努力の数々を知れることが本書でできました。
特別なことをする必要はなく、今を観察することや心身ともにいい状態を目指すウェルビーイングを大事にすることなどちょっとした変化が大切であるとも感じました。
また、社交ダンスやメスティンご飯を作ることなど で学びを得ていることや昭和97年型ではなく令和4年型企業を目指すことや伸びる会社は経営者でわかることなど著者ならではの感性にも触れることができました。
そして、先の先を読むだけでなく行動も変えることや勝つか学ぶかどうかというのは金言であるとも読んで感じました。
本書を読んで全ての人の金融リテラシーを上げるために尽力する同氏と同社の今後について楽しみになる一冊でした。
Posted by ブクログ
先を読むとは見えないものから予測することではない
身近なものから気づき捉えて、そこから何が起こるか考える
そしてそれに合わせて行動を変える、行動を取ることが大事
Posted by ブクログ
トランプの神経衰弱のようにカードを1枚めくるごとに未来が見えてくる
という一文がとても心に残った
点と点とでも情報があれば俯瞰して未来(答え)がわかると解釈
Posted by ブクログ
若い人と会い、見方や感じ方を学ぶ
コミュニケーションの年齢構成を変える
(自身の経験で決めつけない、相手を否定しない)
好き嫌いを大切に
(生産性の低下につながる)
どうすべきかを考え、行動
⇨勝つか負けるかでなく『勝つかまなぶか』