【感想・ネタバレ】「戦後再発見」双書10 日米同盟・最後のリスク なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのかのレビュー

あらすじ

今、多くの日本人が知らないうちに大変な事態が進行している。米軍が日本全土に核が搭載可能な新型ミサイルを配備しようとしているのだ。このままでは唯一の戦争被爆国である日本は他国の軍隊に核ミサイルを配備され、中国・ロシアとの「恐怖の均衡」の最前線に立たされてしまう。独自の日本政府文書発掘で知られ、ジャーナリストとして第一線で活躍を続ける著者が計画の全貌を報告し、警鐘を鳴らす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本書もまた戦前から命がけで戦争に反対して来た100年続く野党=日本共産党が戦後も以前から訴え続けて来た事と殆ど同じである。終わりの方のASEANの評価までも。

これはどういう事を意味するのか、件の政党とはイデオロギー的には異なる、全く別系統の研究の結果がほとんど同じ結論を導き出しているのである。
自然科学の世界では追実験が大変重要であるが、同様にこれは両者が相互にその正しさを証明している事になる。ここが大変重要である。
そしてこのリスクというよりハザードから我が国が逃れるにはどうするべきか、それは言わずと知れた事であろう。

このまま放置すれば、日本がアメリカの使い捨ての砲台とされ、中国と戦争になれば米軍の主力は逃げるだろうが、それはICBMによる報復=全面核戦争に直結し、地球人の終焉となるだろう。

私個人の本書と僅かに異なる感想は、それでも戦争は偶発的に起きるのでは無く、長期間かけて入念に準備され計画的に行われると言う点である。

その準備の例としては有権者の戦争への批判力を子供のうちから奪う「好戦的タカ派メディアミックス」」が挙げられる。
それは学校教育に始まり、マスメディア、漫画、アニメ、映画、ゲーム、ガンプラ等の玩具、幼い女児向けのお人形にまで至る。

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2023年03月23日

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