あらすじ
DXを「実施していて成果も出ている」日本企業は、わずか13.5%。
つまり、ほとんどのDXプロジェクトが期待通りになっていないということです。
その原因の多くは、じつは社内のすべての人にDXを推進することで得られるインセンティブを設定できていないことにあります。
経営者も、DX推進担当も、現場の社員も、自分ごとになっていなければどんなプロジェクトもうまくはいきません。
本書は、日本企業数十社のDXを成功させてきた著者が、デジタルを「利用」して生まれ変わったかのように会社がよくなるために必要なことをわかりやすくお伝えしていきます。
大手コンサルやGAFAなどの「遠い話」ではなく日本の中小企業メインのリアルで豊富なプロジェクト事例を読むだけでもDXの経験値が貯まるようになっているので、
悩みの尽きないDX推進担当や経営者に役立つはず。
社内や部署内で共有すればDX推進を強力にサポートします。
【目次より】
DXの現実1 経営者の悩み 誰もビジョンについてきてくれない
DXの現実2 推進担当の悩み 縦割りで社内の協力が得られない
DXの現実3 現場社員の悩み システム導入を丸投げされてつらい
はじめに DXがうまくいかない原因は2つしかない
第1章 DXでつまずく会社、うまくいく会社
第2章 読むだけでDXがうまくいく! 部署別ケーススタディ編
第3章 読むだけでうまくいく! 業界の課題とテクノロジー編
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いろんな業種、部署のDX推進事例があって面白いし、評価の内容も参考になる
DXの成功に必要なこととして2つあげている
①インセンティブの設定
②経営課題とのリンク
ウチの会社がダメなのは①がはっきりしておらず、DXのメリットが具体化されておらず、周知できていないことだと痛感。完全にDXが目的になってる。
小さく始めるのではなく、いきなり大きくやろうとするし。変革って解釈すると大きく構えてしまってスタートが遅くなるし、効果を実感するまでに時間がかかってしまい、周りからの期待感が落胆に変わってしまう。
まぁ、一番はDXを推進するチームの社員と予算などリソースが少ないことかな。
さらに既存業務を持ちながらだしな。
読んでいたら、言われなくてもわかっていると思うことが多いのに、いざ自分で考えてみろと言われたらできないのは何故だろう???
わかった気になっているだけで、本質的に理解できていないからだろうか。具現化能力がないだけか?
自己啓発本は自分の会社や仕事と比較したり、自分の場合はこうするとかできないとか、読んでるうちにいつの間にか仕事の事を考えてしまうので、やっぱり休日に読みたくないな。
Posted by ブクログ
DXには取り組まないといけないのは分かるが、どうしていいのか?分からないことが多いものです。
DX推進の担当になった方は、本書を読むことで、何から取りかかればよいか?のヒントを得ることができます。