あらすじ
人間・秋篠宮の実像がいま明らかになる。
「令和」という新時代を、皇嗣として迎えた秋篠宮だが、コロナ禍のもと皇室行事の多くは中止を余儀なくされ、長女の結婚問題にも揺れた。
弟として、
父として、
皇嗣として、
何に悩み、何を考え、
何を語っていたのか。
激動の5年間、秋篠宮邸に合計37回通ったジャーナリストによる唯一無二のインタビュー録。
***
「二人はそれでも結婚しますよ」
「最近はSNSでの情報拡散も多々あります。かなりけしからん記述も見られますが、それらまで含めて対応するのは、とてもできることではありません」
「ある一定の年齢を超えた時期に、余生を大事にすることは、それが天皇であっても同じ人間として人間的に生きる権利という観点からも大切なことではないかと思いました」
「私の『自由』は、頭の中の自由が一番大切になります」
「地方に母が出かけるというので、ものすごく泣いたという思い出は鮮明に残っていますね」
――いずれも本書に収録された秋篠宮の発言。
(底本 2022年5月発行作品)
感情タグBEST3
週刊誌記事は嘘だらけ
昔から皇室を見ているので、皇嗣殿下のお人柄が本に書かれている通りなのは知っていました。
著者の思い込みや願望が押し付けがましい箇所もありますが、会見などでは語られない私的なエピソード等は貴重でした。
ここ数年、週刊誌やSNSによる秋篠宮家へのデマ拡散と誹謗中傷が度を越えており、Amazonレビューでも組織的な酷評が目に余ります。
鵜呑みにして飛びつく層も多い反面、ウンザリしている人もかなりいる様子(宇多田ヒカルさんの2022/5/4 Twitterの反響はすごかった)。
この本の売れ行き自体は良さそうなので、悪意ある報道や噂で築かれたイメージが少しでも払拭される事を願います。
Posted by ブクログ
手に取った理由は話題となった内親王の結婚があったせいかもしれない。
様々なエピソードによって秋篠宮皇嗣殿下の人間性を垣間見ることができたし、皇室に対する己の無知さを思い知る。右でも左でもない一日本人として、皇室についてもう少し学んだ方が良いと思えた。
Posted by ブクログ
皇族である前に一人の人間(帯のとおり)。
でも人間だけど普通の人間ではない。その立場を痛烈に意識しながらも、できるだけ人間たろうとする自由人、という感じか。
その人となりを知れて良かった。
Posted by ブクログ
■ Before(本の選定理由)
若い頃は自由な発言で、最近は娘の結婚問題で苦労されている、という印象しかない。
どんか方なのだろうか。
■ 気づき
秋篠宮のファンブックとレビューでこき下ろされていふが、事実をそのまま書いてくれているので好感。
ただ、筆者のマウントか?と思うような箇所も多く、すこしイラッとする。
■ Todo
次期天皇の父親という立場になった今、気苦労と求められることが一変したと想像する。開かれた皇室、納得性のある皇務に私も関心を持っていこう。
Posted by ブクログ
「アマテラスの暗号」を読んで自分の日本に対する特に皇族に対する知識が全くないことに気づいた。
そして200代以上も続く皇室の神秘さに興味を持ち、関係する書籍を今手に取っている。
その中の1冊として秋篠宮様の書籍があったので今まで全くアンテナを立てていなかったが読んでみた。
話はそれるが、ずっと昔から思っていることがある。
それは「皇室に生を持つ人たちは前世の何百年でどのような人生を歩んできたのだろうか?」と言うこと。
かなりの徳を積んでいなければ皇室に生を受けることなど絶対にないと感じるからだ。
そして選ばれし人であっても私はあまり選ばれたくないと昔から感じている。
本書にも出てきたがパスポートさえ発行されず、ただ海外に行くだけでも対応や申請は大事だ。
どこに行くにも警備や護衛がつき、自分の自由になる時間はほぼほぼない。
恋愛や結婚においてもその通りで、学生の内に相手を見つけなければ結婚はできないともいや言われているようで本当に大変だと感じる。
(離婚しても帰る家が無いのはどうなのか…)
今後、天皇の制度がどのようになっていくのか、誰が後を継いでいくのかなどは、今の私の知識ではあまり具体的にイメージがついていないが、全然日本の歴史を知らない私でさえ天皇がいることの特別感は感じる。
そのためどんな形であってもこのその存在がいなくなってしまうのは(頭の悪い表現だが)単純に嫌だと思うので、何かできるわけではないが、まずはちゃんと知ることを意識して行動していきたい。