【感想・ネタバレ】100年後も読み継がれる 児童文学の書き方のレビュー

あらすじ

小説家になりたいすべての方へ 創作の秘術をお伝えします
『シェーラひめのぼうけん』『桜風堂ものがたり』の作者による入門書

大人気作家・村山早紀による小説の書き方本がついに登場! 本を出すための方法や文献の見つけ方といった基本的なことから、新人賞への応募まで、主に子どものための物語の書き方についてわかりやすくお伝えします。
巻末には、自作に創作意図を細かくコメントした「付録 「トロイメライ」~ひとつの参考例として」も掲載。作家が実際どういうことを考えながら創作をしているのかがわかり、実践的に学ぶことができるでしょう。
カバーイラスト:げみ

【目次】
第1章 100年は無理でも
はじめに
子どもの本の変化について
理想の子どもの本とは
コラム 作家の日常
第2章 誰のためにどう書くか
子どもの本を出すためには
それはどういう本なのか
あなたが書くべき物語
コラム 作家の収入はどれくらい
第3章 物語の書き方、あるいは、夢は叶わないこともある、という話
夢のかたち
メモをつなげてゆく方法
何も思いつかないけれど本を書いてみたい人へ
コラム 夢と呪い
番外編 作家の仕事の流れ
スケジュールの組み方と制作環境
コラム 作家の一日
第4章 では、新人賞に投稿してみよう
投稿し続ける勇気
旅路の果てに
コラム 投稿時代の思い出
付録 「トロイメライ」~ひとつの参考例として

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『誰でも書ける訳ではないと説く児童文学の書き方』

現実の厳しさを隠さず、筆者の経験に基づいた子供のための本の書き方を説く。巻末の短編『トロイメライ』を、筆者コメントを参考にしながら読むと、一字一句深く考え抜かれていることがよくわかる。勉強になりました!

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2022年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子ども向けの本をどう書くべきか、というのはなかなか難しい。

村山早紀さんによる児童書を書くための指南書。ノウハウより心構えに重きが置かれた本。現在の児童書の傾向や、村山さんが子どもの頃に読んでいた本、使っている道具、スケジュール、参考文献、新人賞について、などなど。

でもこの本の一番良いところは「書きたい」と思っている大人そして子どもへのメッセージもあるところでしょうか。そういう本はなかなかなさそうです。

書き方のくだりでは、プルーストも今で言う付箋で加筆していたことや、「耳をすませば」の雫ちゃんも思い出したりしました。なんにせよ作品を書くというのは大変そうです。

ご自身の短編作品を用いて、個々の文章にその文章を書いた意図などのメモを付け加えたものが掲載されていて、これは「書きたい人」にはとても参考になると思います。

本の感想からは外れますが、2022年、精神的に疲弊する世界の出来事が多いですが、世界の子どもたちと共に良書がありますように。

#100年後も読み継がれる児童文学の書き方 #NetGalleyJP

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2022年04月18日

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