あらすじ
全仏ベストセラー1位!
人気ミステリー作家の小説になぞらえて
惨殺された美しき少女たち。
25年後、同様の手口の殺人事件が発生し――
新米刑事セルヴァズ、最初の事件簿。
世界22カ国で刊行。
累計400万部突破の絶賛シリーズ最新刊!
1993年、トゥールーズの森で大学生の姉妹が殺された。
駆け出しの刑事セルヴァズが目にしたのは、白いドレス姿で木につながれた異様な遺体。
姉のほうは美しい顔を潰されていた。
容疑者に浮上したのは人気ミステリー作家。
犯行手口が彼の小説と酷似しており、姉妹との関係も判明するが、
事件は意外な幕引きを迎える。
だが25年後、今度は作家の妻が白いドレス姿で作中の手口で殺されて……。
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Posted by ブクログ
さすがの文章の美しさだし、セルヴァズの過去なども丁寧に描かれている。ああ、昔からこうなんだ、とくすっとしたり、お父さんとの確執にも一旦区切りがついてしんみりしたり、物語としては豊かだし中身は濃厚。
シリーズ大ファンとしては満足なのだが、すこし物足りなさも。なんでだろう?
死体の数は多いけど、シリーズ特有の残酷さがあまりなかったからだろうか?それともあの人の不存在?
それもきっとあるんだけど。
多分、丁寧に過去を描いて掘り下げ、過去と現在のクロスする事件などをなぞって進んだ結果、現在のメンバーがあまり登場しなかったから、かなあと思い至る。
マルゴも電話でちらり、エスペランデューやサミラもトータルで数ページ。そしてセルヴァズは体調不良だしシャルレーヌとのこともまるで終わってしまったかのよう。自分はもう50だ、とかいっちゃって。
思っていた以上に自分がセルヴァズの健康と幸せ、周りとの関わりを愛してるんだなって思い知ってしまった。いやまだ50ならまだまだですよ、警部補!がんばれ!
って、フランスの方にエールを送っちゃったよね。
Posted by ブクログ
シリーズものの五作目とは知らず読んでしまった。おもしろかった分だけ、キャラや作風をつかみ切る前に読み終えたことを後悔。息子のエピソードとか明らかに過去作のネタバレだしもったいないことをした。
Posted by ブクログ
・あらすじ
ミステリー作品になぞらえて殺された美人姉妹。
新米刑事セルヴァスは事件担当になるが事件は思わぬ形での幕引きとなる。
しかし25年後に再び同じミステリー作家の作品と同様の殺人事件がおこる。
・感想
シリーズものなのに間違ってこの巻から買ってしまったけど事件の大筋を理解するのには問題無しだった。
主人公の過去が結構悲惨で、そのせいなのか結構陰キャな主人公だった。
セルヴァスが昔の上司に会いに行くシーンはやけに恐怖を煽る演出で、その演出の意図が意味不明だったのとラストが納得行かないっていうか「なんでそんな行動を…?」と謎だったかな…