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Posted by ブクログ
なんとなくイメージ的に一番ヤバそうな対戦だったけど、終わってみれば戦う理由、キャラ設定の開陳から決着までコンパクトにまとまった今までで最もクセの無い王道の剣戟展開だった。斎藤一の「人を斬るのは好きじゃない。だが、死ぬほど得意だ」という開戦時の口上がなんかかっこよかったし、自由な河上彦斎と理詰めの斎藤一という対比から来るシーソー展開もくどくならないギリギリで決着を見たのよ良かった。斎藤一と言えば例の作品のキャラ造形がチラついてしまうんだけど、この作品では先の台詞といい、見た目といいどっちかいうと剣心みがある(あ、言っちゃった)
剣に限らず言動全てに掴みどころのない河上彦斎も陰キャを極めたような斎藤一もどちらも魅力的な良キャラだったなあ。対戦中に二人が同じ台詞を言うんだけど、河上彦斎のは純粋に無意識に口をついた本心ぽいのに同じことを斎藤一が言うとタイミングもあるけど、ただの煽りに聞こえるのが笑える。真剣でレスバやってるのかキミたちは。
それにしても本編にさほど影響しないのに触れずにいられない細川斉護……