あらすじ
少年だけが、全てを見ていた……
帆村財閥の異端児・建夫が葉山に設立した私設宝石博物館――収蔵品の剣・銃・斧を使い、長女・光枝の三人の恋人候補が次々殺されていく。
「なぜ三重密室を作らねばならなかったか?」Why(理由)を問うユニークな“密室動機講義”から導かれる、仰天の真相とは?
昭和が終わった年/新本格勃興期、新書ミステリの雄が放った、稚気と本格推理への愛全開の熱き挑戦状(ラブレター)。
解説 今村昌弘
イラスト やまがみ彩
〈目次〉
プロローグ
第一章 トプカプの短劔
第二章 葉山で見た男
第三章 コルト・バントライン・スペシャル
第四章 ぼくは目撃者
第五章 彼女をとりまく男たち
第六章 ウルの黄金闘斧
第七章 名探偵二人
第八章 あらかじめの告白
エピローグ
後がき
解説 今村昌弘
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Posted by ブクログ
宝石館でおこる連続殺人。
芳樹くんという宝石館の近くに住むクリスチャンの頭の良い子の日記が挟まるのだがそのせいもあるのか何だか余計に混乱してくる。
頑張ってる刑事、素人名探偵、いかにも怪しい犯人など
読みやすくて面白い。シリーズものじゃないちょっとだけシリアスな2時間サスペンスをみてる気分になった。
驚愕ミステリシリーズのカジタツもので個人的には竜神池や清里高原より読みやすいし面白かった。。
今回もカバーイラストが素敵。