【感想・ネタバレ】エクソシストを堕とせない 4のレビュー

あらすじ

突如として日本に侵攻してきた暴食の魔王・ベルゼブルは、瞬く間に東京一帯を絶望に染め上げる。魔王の元へと急ぐ神父たちだったが、巨人・ネフィリムの妨害により戦力を分断させられてしまう。ベルゼブルとの因縁に決着をつけたいレアは、自身が犯した追憶の日々に思いを馳せ、死闘に臨む――。

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魔王サタンを倒すために最強のエクソシストとして、劣悪な環境で育てられた神父の少年。
唯一“尊敬しない”人生の先輩である「センセイ」から言われた
「恋をしろ 人を愛せ。そうすれば神が作ったこの世界をきっと愛せるようになる」
という言葉が、独り立ちした後も心にひっかかっていました。

そんなある日、彼はサタンに狙われている「恋する悪魔」をモチーフに絵画を描く少女・愛月(あつき)イムリの護衛を任ぜられます。
神に背いてでも貫きたい恋に憧れるイムリに対し、人に恋することがわからない神父の少年。
2人の波乱に満ちた同居生活がスタートするのですが…。

聖書をベースにしたバトルファンタジーな作品なのですが、“七つの大罪”“堕天使”“魔王”“ファムファタール”など、好きな人には刺さりまくる単語がバンバン登場します。
更には、七つの大罪を司る「魔王サタン」や「魔王アスモデウス」「魔王マモン」など最初から強敵登場でワクワクが止まりません!
また、戒律に縛られた神父の少年という要素も捨て置けません。

バトルマンガとしての要素で十二分に魅力的な物語なのですが、そこへ更にラブ要素が加わります!!
ヒロインのイムリは朗らかな人柄で、ふとした表情がとにかく可愛い。
自分をしっかり持っている所も魅力的です。
普段は自分を押し殺している神父の少年に「楽しい」と思わせてしまうくらい微笑ましい同居生活を送るイムリですが、実は裏がある少女だったのです。
今後、神父の少年との関係がどうなるのか…!?物語の中核になりそうな部分です。


他にも気になったのが、キャラクターの名前について。
この物語、エクソシスト側のキャラクターの個別の名前がほぼ出てこないのです。
「あれ」「神父」「センセイ」…。
立場を呼称することはあっても、名前そのものを呼ぶことがありません。
主人公の名前ですら1巻の中に出てこないのです。
神父は“個人”ではなく、神の聖名のもと信仰に従事する存在であるということを表すために名前が出てこないのか…。
主人公の神父の少年の名前が明かされる時はいつなのか…気になるところです。

1巻目から非常にテンポよく物語が進みます。
迫力あるバトルシーン、可愛いキャラクターデザイン!
どこをとっても期待しかありません!!

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最近読んだ本の中で上位に入る名作です。
社会問題について触れている箇所が多いので、
苦手な人もいるかもしれません。

#アツい #エモい #ドキドキハラハラ

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2023年02月05日

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