あらすじ
満場一致の「アニバーサリー賞」受賞作!!
ある寒い冬の日、新月の真夜中のこと。東京駅を訪れた青年・西渕真澄は、不可解な現象に巻き込まれる。突然スマホの位置情報画面に現れた《東京幽世(かくりよ)壱番街》の文字。現れる謎の地下街。直後、何か強い力に撥ね飛ばされ、真澄は命にかかわる重傷を負った。そのとき彼を救ったのは、金色の狐耳の少女・こがね。高位のあやかし――天狐であるこがねは真澄の体に入り、消えかけた命を繋いだ。しかし同時にこの出会いは、真澄を「人ならざる者」に変化させてしまったのだった。
不幸な事故からしばらくして、奇跡的に回復した真澄のもとへ「東京幽世公安局」の職員を名乗る戸塚という男が現れた。彼いわく、この世にはふたつの世界が存在していて、ひとつは人間が暮らす「現世」、もうひとつはあやかしが生きる地下異界「幽世」という。戸塚率いる特務課は人と人外の者の混成部隊で、ふたつの世界の均衡を保つため、日々秘密裏に働いているらしい。そして真澄については、きわめてレアな後天的半妖なので監視を兼ねて特務課のメンバーに迎えたい、と戸塚は告げるが……。
小学館文庫キャラブン!「アニバーサリー賞」を満場一致で受賞した傑作ファンタジー、ここに開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あやかしが生きる幽世と人間が生きる現世
西渕真澄はある夜に、不可解な現象に巻き込まれ命を落としかけるが、目の前に見えたのは金色の狐耳をした少女だった。
散々な出来事からしばらくして、幽世公安局職員を名乗る男が訪ねてくる。彼は真澄を特務課に迎えたいと言うが…。
現世から幽世までの道筋や双方の世界観がしっかり描かれているし、2つの世界を行き来しながら物語が進むから読んでいると頭の中の映像が華やかだった。
Posted by ブクログ
あっという間に読めました!
続きがあるような終わり方でしたので…
続編があれば是非とも読みたいです!
幽世で生きる個性的なあやかしたちと、あやかし以上に個性的のある人間との掛け合いが楽しいです!
コミカライズしたら、面白そうです!
というか、してほしいです!