【感想・ネタバレ】幸田文 生きかた指南のレビュー

あらすじ

離婚、子育て、貧乏…。苦境に立ったときあの人ならどうするだろう。厳しくも優しい幸田文の文章から人生の指針を学ぶアンソロジー。

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Posted by ブクログ

手厳しいです、幸田文さん。
時代もあるのかもしれないけれど、新聞上で悩みに答える章はなかなか厳しいものがありましたし、その時代の地方の暮らしぶりみたいなものも垣間見えてなんだか辛くなりました。
幸田露伴に限らず文豪と呼ばれる人を親に持つ人はどんな気持ちなのだろう?と想像しながら読みました。
幸田文さんの娘さんもお孫さんも書く仕事に就いているようなので、それもまた不思議だなあと思いました。

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2024年09月08日

Posted by ブクログ

昭和を生きた女性の力強い言葉。

決して順風満帆の人生ではなく、さまざまな苦労を乗り越えてきたからこそ紡げる言葉なんだろうな。

苦労、不仕合わせを経験したからこそ感じられる仕合わせ。

不仕合わせの上に、長い時間をかけたあと、静かにもたらされるほのかな仕合わせ。

ああ、幸せとはそういうものなんだな。不仕合わせもセットでいいんだ、不仕合わせがあるんだから必ず仕合わせが静かにふとした時に感じられるんだ、と思うことができた。

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2022年07月30日

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