【感想・ネタバレ】漂流巌流島のレビュー

あらすじ

宮本武蔵は決闘に遅れなかった!? 赤穂浪士は浅野内匠頭が殿中刃傷に及んだ理由を知らなかった!? 近藤勇は池田屋事件を無理矢理起こしていた!? 鍵屋ノ辻の仇討ちは上手くことが運びすぎた!? 人使いの荒い監督に引きずり込まれて、チャンバラ映画のプロットだてを手伝う破目になった主人公。居酒屋で額を寄せ合い、あーでもない、こーでもないと集めた史料を検討すると、巌流島の決闘や池田屋事件など、よく知られる歴史的事件の目から鱗の真相が明らかに……! 第二回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む四編収録の、歴史ミステリ短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

歴史ミステリ。ふだん読まないジャンルで新鮮。低予算チャンバラ映画4本立ての制作スタッフな僕(脚本家)と監督。そんな設定で繋がる短編集。『漂流巌流島』人名に惑わされた。『亡霊忠臣蔵』仇討ちの理由はなんともシンプル。『慟哭新選組』一番気に入った話。近藤さん……。『鍵屋ノ辻』元の事件を知らなかったので、へぇと思うばかり。僕と監督が居酒屋で打ち合わせ中、客として居合わせたら、好奇心で聞き耳を立てかねない。

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2021年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

講談でおなじみの歴史上の決闘、討ち入りの"真実"を史料を読み込んで解き明かす。あっと驚く解釈。巌流島の決闘が、赤穂浪士の討ち入りが、池田屋事件が…!!

"探偵役"はドラマ演出家と脚本家の卵という仕立ても楽しい。

ただ、へへへ、せっかくの史料部分をななめ読みにしてしまう僕。さらに、最後のエピソードが荒木又右衛門。うーん。これだけ元になっている決闘を知らない。

こちらの消化不良のせいでの星3つ。

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2013年02月01日

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