あらすじ
リエンライン王国では、異世界の記憶を持つ者を聖女として迎える慣習があった。
この決まりに従い、辺境の小国の姫であり転生者だったイーリスは、当時王太子だったリーンハルトと結婚する。
リーンハルトの即位とともに王妃となったイーリスだが、
新たに異世界から転移してきた陽菜が現われてから、明らかにリーンハルトの気持ちは陽菜に傾いていく。
舞踏会では蔑ろにされ、離婚しての王妃交代の可能性も告げられ、
さらにはリーンハルトと陽菜が一夜をともにしたとも聞かされたイーリスは決意する。
そう、離婚すればいい、と――!
「荷物を纏めてちょうだい! 今すぐ王宮を出ていくわ!」
決意とともに王宮を脱出するイーリスだが、それがなにやら大騒動に――!?
離婚宣言&家出から始まるラブストーリー、開始!
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転生者と召喚者。
異世界からきた二人の聖女の話し。
前世の知識を活かし王妃として頑張っていたイーリスの前に、異世界からきたもう一人の聖女の陽菜が現れる。
その陽菜は、神官のヴィリに唆され、イーリスから王妃の座を奪おうと画策する。
陽菜の演技で追い込まれ、信じて欲しい夫のリーンハルトの対応に傷つき、離婚を決意しリーンハルトの元から逃亡を決行する。
そこから色々あって、まー結局のところハッピーエンドで終わった。(いきなり色々はしょる。)
そこで1番気の毒なのが、イーリス付きの神官ギイトだと思う。
イーリスが嫁いで来てから、一生懸命仕えてきたのに、王様から嫉妬され、イーリスの逃亡を補助したとして牢獄に入れられ、最後の最後まで牢獄から出してもらえなかった。
とりあえず、主のイーリスは幸せになったから、今後のギイトにも幸あれ。
あっけないラスト
ここまでこじれておいて、最後の王様の素直な告白でハッピーエンド。もっと早く歩み寄れただろうに、と思ってしまう。離婚したいと思うほど思い詰めていたのに、そこまで拗らせた思いを、100日で許すって、結局はイーリスも王様が好きだったってことだし。ともかく、安心しました。すっきり。
離婚
行動力のある王妃とめちゃくちゃヘタレな王様…正直嫌いじゃない。
いいねがすべての基準なライバルの子にはジェネレーションギャップを感じたけど、今の若い子ってあんななの?
素直が1番
約束を守れずに後ろめたく、素直にもなれない王様と、それに振り回されて離婚目指して王宮を飛び出す王妃様。この二人がお互いに自分の気持ちに気づいてラブラブになるお話です。楽しく読めました。
うーん
異世界から新たな聖女がきたのでお役御免とばかりに離婚しようとするヒロイン。ヒーローの誤解を招く行動もヘタレすぎて嫌いですが、ヒーローがヒロインに好意を抱いているのがわかるのに鈍いヒロインにイライラしました。先の展開も読めるのでわざわざ購入してまで読むほどのものではなかったです。