あらすじ
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ありがとう!HONDA
1991年のアイルトン・セナ以来、30年ぶりにF1チャンピオンを獲得したホンダF1、熱き戦いの物語。
2021年シーズンでF1撤退を決定していたホンダだが、
最終戦アブダビGPのファイナルラップで、
レッドブル・ホンダを駆るマックス・フェルスタッペンがメルセデスのルイス・ハミルトンを逆転し、
劇的な勝利を挙げ、歓喜のF1チャンピオン獲得。
しかし、F1に復帰してからの7年間はまさに茨の道だった。
マクラーレンとのコラボでF1に復帰するも、なかなかパワーユニットの性能は上がらず、
3シーズン目にはマクラーレンのドライバー、フェルナンド・アロンソから
「こんなエンジン、いますぐゴミ箱へ捨てたほうがいい」とまで言われてしまう。
そこから、マクラーレンとの5年契約を解消し、
トロロッソと組み、翌年にはレッドブルとの共闘も始まり、
2019年オーストリアGPで復帰後初優勝を飾る。
その間に、開発体制もオールホンダによる開発へ。
だが、一方でF1撤退も決定し、F1ラストイヤーの2021年シーズンへと突入。
レッドブル・ホンダは勝利を積み重ねるが、メルセデスF1の追撃にあい……、
苦節7年の戦いはいよいよクライマックスへーー。
見事にチャンピオンを獲得したホンダF1に寄せられた数々のメッセージに思わず胸が熱くなる。
コロナ禍でありがながら、2021シーズン全戦現場で取材したF1ジャーナリスト尾張正博が、
ホンダF1の戦いの舞台裏を克明に描いた珠玉の一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
30年ぶりにチャンピオンを獲得したホンダF1の様々な関係者の努力や苦労が描かれています。
シーズン中にはあまり公開されていなかった情報も載っていてF1ファンはよんでおいて損はないかと考えます。
Posted by ブクログ
第4期の全てが1冊に詰め込まれており、改めて振り返って読んでいると胸が熱くなった。
HONDA黄金期を知らない世代だが、第3期からF1のファンになりHONDAに転職してしまった。自分にとってはそれ程魅力的な企業だ。
バーニーエクレストンが言う様にいずれまたファンの前に戻ってくる事を願っている…
Posted by ブクログ
ネットで得ていた断片的な情報「点と点」が一つの大きなストーリーとして繋がった。
劇的な結末へ向けて熱くなりすぎる事なく冷静に綴られる展開に好感が持てる。
モータースポーツを扱った単行本は希少だからそれだけでも価値ある一冊。
ホンダ最強の布陣!
レース経験もありマネジメント能力に長けた山本さん、セナのチャンピオン獲得や佐藤琢磨のインディ500優勝に貢献した田辺さん、HRDの親分浅木さん
このお三方の凄さが改めてよく分かりました!
Posted by ブクログ
2015年~2021年、F1グランプリに参戦した
ホンダの物語を1冊に。
コロナ禍でも現地取材を実行していた
著者による取材力に脱帽。
とくにマクラーレンとの提携解消の
舞台裏に震える。
ホンダさん、第5期の参戦をお待ちしております。