あらすじ
銀縁眼鏡に鋭利な美貌、趣味は怪談。そんな入社五年目の佐藤清司は、人当たりがよく完璧に仕事もこなす新人・坂木康太が大嫌い。坂木の唯一の弱点が”おばけ”だと知った清司は、無理やり怪談を話しまくり、前後不覚になるほど怯える彼の様子に、感じたことのない胸の高鳴りを覚える。だが、怖さのあまりパニックに陥った坂木にキスで口を塞がれて…。
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とても面白かったです。 最初は何? この人意地悪?と思いつつ読み進めていくうちに受けの可愛らしさも、攻めの真の強さも理解できて楽しめました。でもお話、もう少し続きが読みたかったなぁ。それだけが残念です🥹
Posted by ブクログ
構成が上手で短いのに盛り上がって読めた♪軽い割に面白かった〜!好きコレ。新人いびりのようで滑稽に歪んだ清司の心理が楽しいwww 嫌悪感さえなければ男にすがりつく方が恥ずかしくないのかもしれないwww けっこうハアハアできたw もうちょっと続編とか読みたい〜
PDFだったし挿絵もあったし良かった〜。逆襲の無理チュー挿絵が嬉しかったwww
Posted by ブクログ
私の好きな物が詰まってました^q^
年上受け・オフィスラブ・ツンデレ
これはたまらん!←
薄いからお風呂の中でサクっと読んでしまいました。
清司の素直じゃない所とか片意地張りすぎてる所が可愛いですね。
なかなか
海野さんの話は好きですが、あらすじ読んであまり期待せずに読んだところ、
笑いながら読めました。なかなか面白かったです。
坂木が立ったまま気絶していましたが、本当にそんな事可能なのか?どうでもいい事が気になってしまいました。
あとがきを清司さんが書いてくれていて、それも良かった。
Posted by ブクログ
ページ数が少ない小説なので、内容的には大きな山場って感じはなく、BL初めてって人にも大丈夫な作品かな。とにかく怖がりの坂木と怪談話で人を怖がらせるのが大好きな清司。坂木の登場の仕方が私的にはツボでした。最後は超怖がりの坂木の頑張りでハピエン。これと言った山場は無くてもサラリといい話でした。
Posted by ブクログ
私が読んだ海野さん2作目。
ものすごく怪談や霊やおばけが大嫌いな攻めと怪談をして怖がる顔を見てストレス発散している受けの話。
公園で毎週のように子供を集めて怖い話をして、その子供達の怖がる顔を見て会社のストレスを発散していると、木の影で失神している会社の後輩を見つける。そのまま捨て置くことも出来ずに重い男を自宅アパートまで引きずるように連れ帰って話を聞くと極端な怖がりだという。
それまで出来すぎる新人に先輩として立つ瀬が無かった受けはこれ幸いと怪談話を始め…。
攻めに対する気持ちを自覚して、二人がくっつくまでがあっさりしていて、もう一捻りしてくれたら物語に深みが増えたのではないかとちょっと物足りない。
受けが自分の気持ち(恋情)と出来すぎる後輩への嫉妬心でキリキリする切なさをもっと掘り下げてほしかったかな。これだと切ない系にもならない。
そして125頁という分量の少なさはなんですかね?てっきりその後の二人の書き下ろし掌篇があるかと思うほどの少なさ。読みたり無かった。
絵師さんも私は初めて。ショタっぽく感じる絵柄でリーマンものには全く合わないと感じた。
CDは近藤隆さん×遊佐さんだそうだけど、攻めの声は羽多野さんの声が聞こえて来ました。
Posted by ブクログ
怪談から生まれる恋の行方はー。
怪談を人に聞かせてストレスを解消するツンデレリーマン受と、トラウマで怪談どころか暗いのが怖くて一人暮らしすらできないワンコ攻の話です。
怪談・・・?おい、ちょ、待って。って感じで手に取ってみましたが、テンポもよくて、内容も薄いからサクっと読めました。
海野さんって結構筆力ある方ですよね。この作品、内容が薄いと言われているものの、絶対ここまで話を搾り出せるようなネタじゃないもの。
受、しかも会社の先輩とか美味しすぎます。ツンデレの具合もちょうどよかった。最初は怪談を聞かせて、攻がおどおど怯える姿を目にするだけで大満足だったはずなのに、ごく自然に、いつのまにか、もしかしたら自分がカッコイイ先輩になりたかったのは攻のことが最初から好きだったから、と素直に自分の気持ちと向き合うのがとても可愛かったです。
怪談を聞かされる攻も、おどおどしてて泡を吹いて気絶したりするのが可愛かったです。「先輩、先輩~」としっぽを振る姿が目に見えるようで。「怪談を話すときの先輩の笑顔が艶やかでつい見惚れてしまって、その笑顔を見るため我慢しました」みたいなことを言ったときなんか、お前、実はそれなりに楽しんでるだろ、このドMめ!と思わず突っ込んでしまいました(笑)
ところが、限られたネタの中で、やはりもっと繊細な感情の流れを表現するのは難しかったでしょうか。後半、ちょっと急いでる感じがして。あと、あれだけ怪談を怖がってて、最初なんか白目剥いて倒れたくせに、あの時怖かったけど恋に落ちましたって告白は、告白するまでの攻の行動を考えてみると少し説得力に欠けるのではないかと思います。
あと、ワンコ攻だから、恋が結ばれたときとかもっとガッと攻めてほしかったです。優しすぎてがっかりだよ(笑)
Posted by ブクログ
頭の中で絵として場面を想像しやすく、怪談と情景描写が上手く合わさっていた。坂木の怯えっぷりが可愛くて可愛くて……これは苛めたくなるなあ。
とてもお似合いの二人で楽しめました。
欲を言えば、遠距離となった二人のその後も読みたかったですね。
Posted by ブクログ
怪談が大の苦手な仕事のできる後輩X怪談をして人を怖がらせることでストレスを解消する美人先輩のお話です。ちょっと待って、何?怪談って?そんなところから、一体どうやってラブストーリーが生まれるのかしら・・・とちょっと心配になります。この作家さんはまだ三冊目ですが、いつも着眼点がユニークだな~と思います。毎回、こんな組み合わせで恋愛は成り立つんだろうか?!というシチュエーションを持ってきながらも、ものすごく違和感なくまとめてくるところがうまいな。意図せずしてコメディ要素がある気がするというか、甘々なラブストーリーに仕上がっても、根底に「おかしみ」みたいのが流れているというか、わたしは結構好きです。
今回もツンデレの先輩のデレはかわいく、後輩もちょっとヘタレたいいワンコでなかなか気持ちのいいカップリング。嫌味なく楽しめました。