【感想・ネタバレ】ボーイフレンド演じますのレビュー

あらすじ

『完璧』だけど退屈なボーイフレンド。
恋に落ちるはずなどなかったのに――

goodreadsベスト・ロマンス賞第5位!
NY市立図書館が選ぶベストブック選出!

ロックスターを両親に持つせいで常にパパラッチに追いかけられ、酔ってあられもない姿を写真に撮られてきたルーク。おかげで勤務する慈善団体は多くのパトロンを失ってきたが、ある夜もまた醜態をさらしてしまい、上司から最後通牒を突きつけられる――まともなボーイフレンドを見つけ、生活態度を改めるように、と。白羽の矢が立ったのは、真面目で堅物の法廷弁護士オリヴァー。彼のほうもある理由から恋人を探していたが、こうして、性格も対照的なふたりは期間限定の恋人同士を演じることになり……

原題:Boyfriend Material

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Posted by ブクログ

呪い(を呪いと思えないひとの、呪い)との付き合い方と、理解、やはり愛は理解なんだ、と 赦しとはちがう受け入れと、寛容と、肯定 めちゃくちゃ笑って泣いて、素晴らしい風と朝日の読後でした。良すぎた。続編の邦訳たのしみ

この、物語…というか、ひととなりの掘り下げ、描写の、ある種鬼のような細かさは本当に読み応えがあって、深く共感と同時に耳が(耳からじゃないけど)痛い思い…笑 
多面性と、思いやり…というより思い込み?そう、そう…だから人との付き合いって、…!(200hell)とうんうん頷いてしまうところが本当に多くて、だから難しくもあり、深くもあるんだな、して、この頑なさが本当に己を見ているようでつらくもあり愛らしくいじらしくもあり。だから私はダメなんだよな〜笑、というレベルにやっとなってきたけど、ものすごく傷ついていた・それで良かった・良かったというよりもその事実しかなかった、という肯定をもらえてとても個人的に、すっきりした。それぞれが、そういう時じゃなかったんだよな、ということに…ものすごくつらいことは結果的に、本当に自分を守ることになったのだということに。良かった。それに改めて気付いて、それを自分でそれでよいのだと思えて本当に。出会えて良かった〜この本に!

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2023年04月12日

Posted by ブクログ

往年のロックスターを父に持つルークは、上司から自堕落な生活を改めるよう命じられ、生真面目な弁護士オリヴァーと「まともな恋人同士」を演じることに。ゲイという以外共通点がないはずの二人だったが…。英国が舞台のM/Mラブコメ。
正反対の二人がお互いの抱える痛みに触れ、ジタバタしながら不器用に心を通わせていく様子はコミカルだがじんわり心温まる。ルークの恋路を応援する個性派揃いの友人たちも楽しい。けっこう分厚いのに読み終わるのが惜しくなった作品。

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2021年11月17日

Posted by ブクログ

め、めちゃくちゃ面白かった〜!
主人公のひねくれっぷりがハンパなくて、それが恋愛の障害にもなるけれど、そんなひねくれも読み進めるほどにキュートに思えてくる。お互いに恋心は高まってるのになかなか距離を縮められないのがギュンギュンにときめく!
しかし後半は、主人公たちの抱える自尊感情の問題に突入し、LGBTQ+の受けるマイクロアグレッションの描写もリアルに刺さったりと、なかなかクリティカル。
小ネタが多くて英語で読めたら&英国文化にもっと詳しかったら倍面白いんだろうな、と思ったけど、日本語訳でもハマる面白さです。

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2021年09月28日

Posted by ブクログ

間違いなく恋愛小説だが、友情や家族愛についてかなり深く切り込んでいる。
お互いの利益のためのフェイクの恋人が本当の恋人になるまでの出来事がユーモアたっぷりに描かれていて非常に面白かった。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロックスターの息子・ルークと弁護士のオリヴァーは、それぞれの事情からフェイクの恋人同士になる。
ルークの一人称視点で展開する、中々心を開けないラブコメ。扉が開かれる時間は、いつも非常識な時間だけど、非常事態だから仕方ないね。

タイトルとあらすじから、結局両想いになるやつでしょ~なんて見守ってたんですが、二人とも厄介な思考すぎて両片思い状態が長かった。
二人を取り巻く友人やルークの同僚たちのアクが強い。ブリッジは最高。
ラストシーン、夜明けを玄関で迎える二人が互いの気持ちを語り合う様子に微笑ましさを感じるんですけど、家の中にプリヤがいるのを想像するとめちゃくちゃおもしろいんですよね。絶対ドアの近くで話を聞きながらワッツアップのグループチャットに実況してるでしょ、なんて想像してニヤニヤしちゃう。

現代英国カルチャーやジョークの注釈がたくさんあるので、中盤まで物語や会話のテンポが掴みにくかったけれど、深夜の訪問1回目くらいから一気読み。

次回作Husband Materialが控えてるらしいので楽しみ。この二人、順調な時間が続かなそうで、見ている方ととしては楽しみ。

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2021年09月04日

mu

購入済み

後半から

半分と少しくらいまでは読み進めるのが苦痛だった。
わかりにくい文章と、皮肉屋だからか主人公の魅力が全くわからず理解に苦しんだ。いろいろつらい目にあってこうなってしまった、という説明が最初にもう少し欲しかったかな。
後半あたりから比較的読みやすくなってキャラクターの魅力もわかってきて面白かった。
あれだけ優しくされて主人公がオリヴァーにメロメロになるのはわかるけど、オリヴァーが彼のどこに惚れたのかよくわからなかったな。性格やライフスタイルからしたら無しのような。彼の前だと頑張りすぎなくてよくて自然体でいられるところなのかな。

#じれったい

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2023年12月12日

Posted by ブクログ

ストーリーは面白かったと思う。主人公がその生い立ちからかひねくれてしまった男の子で,以前会って第一印象が良くない堅物の弁護士に,あるイベントのためにお互いの利点が重なって,臨時の恋人になってもらうストーリー。

二人の性格の違いもよく描かれていてそれがおもしろいジョークや嫌味がうまく絡まっていたし。しっかり盛り上がりの山場もあって,二人がうまくいったとき時は嬉しかったし,うまくいかないと涙が出てしまったし。それぞれのしがらみは人種関係なく一人一人の人間としてと共感できた。主人公のルシアンが根本的には変わらないけど成長していくのは見ていてとても嬉しかった。友人たちとの関係も最初は変な奴らにしか思えなかったけど最後は友情に熱い奴らで大満足。

ただ…最初の方は特に英文をそのまま訳したような感じで,読みにくかった。なかなか入ってこなかった。だんだんとそれっぽくなっていったけど,もう少し訳者さん的に砕けた言い回しの方が読みやすいし,セリフにしてもみんな固くて登場人物たちのことが身近に感じられなくて残念だった。

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2021年08月07日

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