【感想・ネタバレ】天使の傷 上のレビュー

あらすじ

半年前に退職した警視が死体で発見された。臨床心理士サイラスは現場の状況を心理面から分析し自殺ではないと警察に助言する。元警視は現役時に担当した児童連続誘拐殺害事件を今なお追っていたらしい。その犯人はすでに逮捕され、獄中で死亡しているにも関わらず……さらに捜査で発見されたメモには、サイラスがかつて出会った嘘を見破る能力を持つ少女イーヴィの異名「天使の顔(エンジェル・フェイス)」の文字が――シリーズの核心に迫る第二作

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エンジェル・フェイスの二作目。

イーヴィはサイラスとの暮らしから児童養護施設に戻され、
相変わらず問題行動を起こしている。

一方、サイモンはとうとうサシャを見つける。
殺人事件の起こった家で隠れて暮らしていた
エンジェル・フェイスことイーヴィを発見した特別巡査だ。
イーヴィを知り、助けるために重要な人物。
そこへ、元警視が自殺したと連絡が入る。

あっという間に自殺ではなく、殺されたと判断された元警視は、
過去の子供の連続誘拐殺人事件を調べていたことがわかる。
その中には、「エンジェル・フェイス」の文字が。
そしてその調査の資料を求めて偽の刑事が遺族を訪れ、さらに人が殺される。

(下巻へ)

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2023年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『天使と噓』に続くシリーズ第2巻。第1巻では語られなかった、イーヴィの背景や本名、彼女を追う外道たちの正体が語られる。
敵が巨大過ぎて、全編通して閉塞感を感じさせられた。イーヴィの受けた仕打ちが凄惨で、サイラスが誠実であればあるほど無力感が漂い、結末もひと段落ではあるけれど救いがあるとはとても言えないものだった。
キャラクターの魅力で読み進めてしまうけれど、体力を使う読書でもあった。

0
2024年10月18日

シリーズ作品レビュー

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