【感想・ネタバレ】あなたのいない記憶のレビュー

あらすじ

約十年ぶりに再会した優希と淳之介。旧交を温める二人の会話は、二人の憧れの人物「タケシ」の話になった途端、大きく食い違い始める。タケシをバレーボール選手と信じる淳之介と、絵本の登場人物だという優希。記憶に自信が持てなくなり、戸惑う二人は心理学者の晴川を訪ねるが、どちらの記憶も「虚偽記憶」――他人の“明確な意図で”書き換えられた噓の記憶だと告げられる。記憶をめぐる、恋愛ミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

少々強引ながらトリックとその解決はしっかりしていて、伏線を回収していくと見えてくる切ない現実、という構成もなかなか。ミステリーと恋愛をきちんと融合させているという意味ではよくできた小説なんだが。

無理をしているなぁと思わせる違和感がちょくちょく引っかかって楽しめない。1冊だけの自費出版とか、泣きながらメールの代筆をするおかんとか、彼氏の前で男のメールを読んで会話を途絶えさせる主人公とか…。

過去作を追いかけると、たまにあるバケる前のヤツ。今の辻堂ゆめまで成長する途中経過と分かって読めるからまだよかった。

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2025年09月05日

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