【感想・ネタバレ】噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイルのレビュー

あらすじ

累計75万部突破「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの著者が描く新作は、就職活動!? SNSの裏アカウント特定を生業とする塩崎真人は採用面接中の学生のSNSの調査をする。アナウンサー志望の灰原茉百合は裏アカウントを持ち、そこでデリヘル嬢をしていたことが発覚し、不採用となった。茉百合に存在をつきとめられ責められた塩崎は、なんやかんやでバディを組むことに。塩崎たちは、あるSNSアカウント主が殺人犯ではないかと疑うも警察は証拠がないと動けないと言われ、ふたりは証拠集めに乗り出すことに。しかしその矢先、塩崎の裏アカ調査に利用していた本アカウントの人物が何者かに殺害される。責任感の強い茉百合に感化された塩崎は、絶対絶命の危機に陥りながらも、驚天動地の真相にたどり着く!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

佐藤青南という人は、面白いけどすっごく嫌な話を書く人、そんなイメージのある作家です。本作も何がどうなっているのやら先が読めず、真相がわかったときには中山七里のドンデン返し並に驚きました。

就活生のSNSの裏アカを特定して企業に報告する探偵。彼のせいで内定を取り消された大学生。このふたりがコンビを組むようになるのがたまたまのことではなかったなんて。

血も涙もないと思われた借金取りのオッサンのまさかの活躍に胸を熱くしていたのに、こんなエンディングはアンマリだ~(泣)。

ところで「行けたら行く」はやっぱり断りの文句なんですかね。言葉通りの意味で使う人、好きかも。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかの終わり方。
こんな簡単にサイコパス3人も集まるわけないよなとは思うけど…
読みやすくて面白かった。

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

潮崎真人は、企業の依頼を受けて就活生のSNSアカウントなどを調べる会社を営んでいる。ある日、アナウンサーの内定が取り消されたと乗り込んできた女子大生・灰原茉百合をバイトとして雇うことに。茉百合がある学生を調査した後、ネット上で関わりのあった人が次々と殺されていき…。
インターネット上でアカウントを特定して調査を行う。実際にこういう仕事はあるのだろうけれど、時代だなぁと思う。特定の仕方も触れられているが、本当にこれで特定できるのかと思うと容易すぎて怖い。ネットリテラシー、気にするようにはしているが、こういうものを読むと本当に気をつけないといけないと感じる。
潮崎のやり方も人間性も褒められたものではないけれど、フォローしてきたアカウントを元に人を殺害するという犯人たちは本当に理解し難い。茉百合も茉百合で、という感じだし。ことごとくいい人が出てこない。結末も、これまで読んだ佐藤青南作品の中で一番後味が悪い。

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2025年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近ではフワちゃんの裏アカ騒動が有名ですけど、実際に企業から依頼を受けて採用候補者のアカウントや裏アカの調査をする会社があるらしく、かなりの確率(約9割)で特定できるという事らしいです。主人公の潮崎はかなりいい加減な屑男だが、社員無しのSNS専門の探偵業を経営、その下で押しかけ無償アルバイトを行う茉百合に引っ張られ連続殺人事件に巻き込まれてゆく。殺人鬼はだれなのか、真の黒幕は。そして思わぬ結末で、因果応報とはこういうことなのかと。何気に借金取りの公文が人間味のある男だったような気がする。

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2024年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中まで凄く面白くてサクサク読めたけど、最後がなあ。。一応どんでん返しになるのかな。

ほんの一部グロい表現があって、被害者の人たちが可哀想だった。

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2023年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 就活生のSNSアカウントを探し特定して個人情報を企業に密告する。インターネット専門探偵の潮崎に調査されて内定を取り消されたと言う大学生の茉百合が事務所に押しかけてきて、アルバイトとして雇えと言う。雇う気は無かったが、茉百合の見つけてきたアカウントをフォローした途端、潮崎のネット上の彼女達が次々と殺人の標的にされ始め…

 茉百合の本当の目的、そしてロメロと言うアカウントの正体。色々な事が交錯し、事件の真相はとても嫌な物でした。
 ラストまで気を抜けず、全てが氷解した時、何だか潮崎が哀れでした。お世辞にも良い人とは言い難い人物像でしたが、イヤミス過ぎて呆然としてしまいました。
 茉百合の強かさもゾッとする物で、救いのないラストでした。

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2022年05月16日

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