あらすじ
最前線で活躍する指導のスペシャリストたちが伝えたい「指導の極意」
走攻守、すべての指導法を網羅!
中学野球に携わる選手、指導者をサポートする一冊!
部活動ガイドラインの導入によって、以前に比べて活動時間が短くなっている中 学野球部。
長時間練習、反復練習、トップダウンの厳しさを重視した指導法で は、子どもたちの技術と心を育てられなくなっています。
令和の時代に求められる指導法とはどんなものか。部活指導に悩む指導者をサ ポートする一冊です。
【巻頭インタビュー】
今永昇太投手(横浜DeNA)
「日常生活すべてが、野球につながる」
石川・星稜中 田中辰治 先生
人間性も野球も日本一
「チーム星稜」の伝統
チーム作り/技術指導(打撃編)
東京・江戸川区立上一色中 西尾弘幸 先生
中学野球は土台作り
「もっと野球をやりたい」と思える選手を育てる
チーム作り/技術指導(打撃編)
栃木・宇都宮市立陽西中 丸岡秀樹 先生
「勝ち上がる集団」になるために――
公立中学校のチーム作り
チーム作り/技術指導(守備・打撃編)
山梨・山梨市立山梨南中 平井成二 先生
「勝利にふさわしい」チームは
学び続けた先にある
チーム作り/技術指導(捕手編)
兵庫・神戸市立兵庫中 石川勇介 先生
野球を通じて心を育む
理想の打撃を追い求めて
チーム作り/技術指導(打撃編)
山口・下松市立末武中 松前優 先生
『自分との勝負に勝つ』
目標達成のための心構えと技術指導
チーム作り/技術指導(走塁編)
宮城・松島町立松島中 猿橋善宏 先生
「ひとりでも戦える。どこでも生き残れる」
その力を身に付けさせてあげたい
チーム作り/技術指導(投手編)
練習メニューの一部は動画で確認することができます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
オールドルーキー。38歳、今年から中学野球部の監督を始めた者です。
野球を通して子どもを育てるという精神的な部分は共感的に読むことができた。技術的な部分は、その場での指導もさることながら、体や動きを作っていくのには継続していくことが大切で、登場する先生方のこれまでの指導や努力に圧倒されそうになった。
子どもの成長も自分の指導力もだが、焦っても劇的に変化するものではないだろうから、できることを一つ一つ増やしたり、子どもと共に学んだりしながらやっていく。
共通して、振り返らせたり言語化させたりすることの大切さは、今の教育と一致しているし、集団づくりや考えさせる教育のやり方を、自分が自分に「なぜ」や「意味」を問い続けることで実践していく。