あらすじ
釧路に生まれた秀男は、色白小柄で人形のように愛らしく、幼少期から「女になりかけ」とからかわれた。父に殴られ兄に蔑まれ教師に抑圧されても男らしくなどできず、優しい母と姉、初恋相手の同級生男子が支えだった。やがて家を飛び出し、札幌、東京、大阪の夜の街、そして芸能界へ道を切り拓いていく。自分らしく生きるため逆境で闘い続けた先駆者が放つ、人生の煌めき。心奮う傑作長編。(解説・仲野徹)
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「孤蝶の城」の後に読みました
カーニバル真子が真子になる前からのお話
ほろ苦い初恋や母、姉の愛情やノブヨとの友情
マヤと言う師匠があって秀男は強くなれたのね
Posted by ブクログ
おそらく、もっともっともっと壮絶で刺激的で、振り切った人生なのではないかと思います。
作中にある「本物の男も、偽物の男もないように、女にだって本物も偽物もない。マメコはマメコなんだ」…という言葉。
そんな時代に、「自分」で勝負するってすごいです。
カルーセル麻紀さん、かっこいい〜
マメコが出会う人たちが、これまた良い味でした。
これから孤蝶の城を読みます
Posted by ブクログ
釧路に生まれた秀男は小さい頃から色白 小柄かわいい子供だった。
小学生になった頃から(女に成りかけ)とからかわれながら小 中と育ったいつも強い男を味方につけるため中学の頃から身に付いてた「自分を守るため」初恋の人が東京の相撲部屋に入った心の支えがなく成ったが母と姉が助けてくれた、家出をし大変な道ではあるが札幌 東京 大阪と夜の街をゲイとして歩く、いろいろな葛藤がある中最後はテレビに出芸能界でと歩く様に成る
Posted by ブクログ
今でこそLGBTに対する世間の理解は深まりつつありますが、当時の風当たりは相当厳しかったと想像できます。その中で、自分を曲げずに生き抜いた秀男の強さはなかなか真似できるものではないと思います。一方で、父や兄の対応も仕方ない面もあるなかなと思いました。母や姉が理解者であったことは、秀男にとって1番ありがたかったことではないかと思います。
Posted by ブクログ
思っていたよりもずっと前向きで暗くなりすぎなくて良かった。
オネエさんの典型的なイメージの主人公ではある。
なんだかんだでマウントの取り合いなので、これ以上はいいかな。
後続の話があるらしいけど、私が私が!! のタイプの主人公はしんどい。
Posted by ブクログ
分厚い本だったが、最後までするすると読めた。
実際はもっとドロドロしてたんだろうけど、美しい表現で綺麗にまとまってた。
カルーセル麻紀さん
先駆けみたいな存在だったもんね。ご苦労多かったと思う。