【感想・ネタバレ】色の階段のレビュー

あらすじ

猟色のベテラン・小見山が、デパートに勤める紀子にウツツを抜かし、しかも、目的が果たせないという、珍しいことが起こった。彼が、紀子のことで、あの手この手の策を弄していると、かならず、見知らぬ女の声で、電話がかかってきた。しかも、それは、彼に欺された過去の女の亡霊のように、彼をおびやかしつづけた。やむなく、小見山は、かつてガール・ハントの手ほどきをしてやった宇津に、助けを求めたのだが……。 2人の男のあくなき女体探求を通じて、性の世界の百態を展開する長編小説。前作「色名帖」の続編として書かれた異色作。

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酷い話

芥川賞候補作を5本くらい書いているのに、後輩の水上勉と喧嘩したおかげで、
若い頃、干されたらしい。後輩とは水上勉の最初期の作品を売れ筋の編集者に紹介したらしいの意味。
水上勉は直木賞を受賞、雁の寺、京都が後ろにいると強いよね、で人気者に。
四国から九州大出て英語の先生になって、はじめは純文学系の作品を出したのだが、水上勉の差金でそっち方面が干されたから
エロ本描きだしたらしい。悪筆で有名で原稿用紙から活字にするのに専門の担当がいたとか、
金稼ぐために原稿用紙に文字叩きつけたのだ、面白いわけがない。
タバコ吸って、酒食らって、でかい犬とか飼って、最後はがん再発して、奥さんコロコロ変えて還暦前後でくたばった。
同じような仕事をした、10若い北海道から東大出て2024に亡くなった方は90まで生きたのとか、ノーベル文学賞貰った四国出の人と比べると、
なんだかなですね。北海道の方は博士課程中退で即物書きになったみたい。稼いだ金で株でも買って割と早い時期にリタイヤしたのかね。
初めの頃の芥川賞候補作品やがんになった時の随筆みたいなものこそ読みたいのですが、電子化されてないし。
最初にノーベル文学賞貰った人とか、SFの大御所とか、この人の若い頃の作品、お金のために書いたのではない作品、のファンは多いと思うので、
そっちの電子化をお願いしたいと思います。
同じような仕事をした人は芥川賞貰っているせいか結構残ってる。エロ抜きの、ご飯の話とか結構面白い、ナンパしてるとことか、
生理中だからごめんと言われて断られた話とか笑えます。いいけつだったそうな。
顧客、編集者の要望で、もちろん本人も好きだったのは間違いないが、頭の良い人だったからそれ以外の作品も作れたのにと考えると
才能の無駄遣いの感があります。ラノベで流行りの転生モノとか書かせたら、どんなのかいただろう。
まあ、お好みで。

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2025年08月03日

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