【感想・ネタバレ】ママのレビュー

あらすじ

★★★★戦慄の声、続々!★★★★
・苦しくて苦しくて、でも続きを読みたい
・読みはじめから心がザワつきヒリつき、随所で涙が出そうになる。
・胸が張り裂けそうな絶望の中に、子を思う母の気持ちが痛いほど心に突き刺さる。
・どうしてこんな目に


愛する娘と二人、ささやかだけど幸せな日々を送っていただけなのに――。
目を覚ますと手足を縛られ、見知らぬ部屋に監禁されていた!

シングルマザーを襲う絶望的な恐怖。
デビュー作『スイート・マイホーム』がスマッシュヒット!
令和ホラー界の異才が放つ、監禁パニックホラー!


後藤成美はパートで生計を立てるシングルマザー。貧しいけれど、娘のひかりがいれば何もいらない。ささやかでも幸せな日々を送っていた。なのに――突然、首を絞められ意識を失い、目を覚ませば見知らぬ密室で手足を拘束されていた。一体どうして? 目の前の男はだれ? 娘は? 戦慄のパニックホラー!

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Posted by ブクログ

後半からすごい展開

いきなりありえないような展開に様変わりする感じが、ちょっとチープな感じで
怖いとも、エグいとも何とも…

ジャンル分けするならば
私の大好きなジャンルなんで
これからの作品も楽しみな気がするし
星4っとしました。

(あくまでも私の個人的な見解)
男の過去とか
殺意とかもっと掘って、リアリティ出して少し長尺にしてみたらもっとよかった

スイートマイホームも読んだけど
うーんこっちの方がよかったかな?

本作品の表紙が良すぎで
だいぶ期待してしまって。

伏線回収はよかったです!

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2023年05月12日

Posted by ブクログ

前作より怖くはなかった。前作は後ろに何かいるような気味悪さがあってとても好きだったが今作はただただグロい。直接的な怖さが先立って内容が薄くなっていると感じた。設定や表現は本当に素敵だった。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

ものすごく理不尽である。とてもグロい。発端も結末も、よく分からん。それでも、ページを繰る手を止められない、不思議な引力のある一冊。

「理不尽な仕打ち」の対極にある、「よくある親子の日常の一場面」の描写が、とても美しく、慈愛に満ちている。その分、「理不尽」との落差が大きくて、より一層の悲惨さを醸し出す。

もう一度読んでみたいような...読むのが怖いような...

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2022年10月03日

Posted by ブクログ

神津凛子『ママ』講談社文庫。

第13回小説現代長編新人賞受賞作の『スイート・マイホーム』に続くホラー・ミステリー小説。

全く状況が解らぬままに見知らぬ男に監禁される恐怖が読み手にも少しずつ伝播していく。前作よりさらに恐怖は増しているが、新たに残虐性の要素が加わり、読むのが苦痛になる。そして、次第に見知らぬ男による仕打ちは過激さを増し、主人公の後藤成美と娘のひかりの運命は一体どうなるのか非常に気になる。

貧しくもパートで生計を立てながら、娘のひかりを育てる42歳のシングルマザー後藤成美に突然降り掛かった悪夢。

成美が娘の誕生日のケーキを買った帰りに娘から僅かに目を離した隙に娘が団地の3階から転落する。病院から独り団地に戻った成美は突然、見知らぬ男に首を絞められ意識を失う。成美が目を覚ますと見知らぬ密室で手足を拘束され、監禁されていた……

まさかの結末。全く救いの無い不条理に満ちた物語に愕然。

定価770円
★★★★

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2022年03月24日

Posted by ブクログ

流石のおぞミス!ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書けないのですが苦手な方には結構辛目のシーンがあります…。なんでこんな…って思ったのですが、神津先生の経歴に伏線があったんですね(笑)

ミステリーとしても誰?なぜ?が全くわからなくて楽しめました。母親の子供を思う気持ち、想像してウルッとくるシーンがいくつかありました。

やっぱり神津先生は癖になりますね(笑)

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2022年03月20日

Posted by ブクログ

三田さんの過去のカミングアウトから、親は子供の所有物ではない云々、ひかりちゃんの成長を肌で感じる親の心情描写が光っていた。このままひかりちゃんの成長を見守りたかったが…

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

スイートマイホームが面白くて買って読んでみた。個人的にはスイートマイホームの方が好きやけど、これはこれで好き。

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2023年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とんでもなく胸糞
犯人の男にまったく共感できない。
なんかこういうクライムサスペンス系って、犯人の動機に一定の共感ができるものが多い気がしてたけど……
これは、全く無理でした。その生い立ちに一応理解できる部分はあるような気もするけど、その怒りの矛先が主人公 成美に向くのが全く理解できない。幼い頃の成美の発言が彼の母親の自殺のきっかけを作ったという一応の説明はあるのですが、なんとゆーかお門違い感甚だしいと言うか。
ただ、そういう理不尽な動機が、あの監禁・激しい暴力に結び付くという点で、非常にホラー。怖い

まぁ、そんなクライムサスペンスホラーがメインストーリーではありますが、このお話の主軸は「母と子」なんでしょうね。(なにせ、タイトルも「ママ」ですし)
なので、メインのホラー要素より、母子家庭である成美とひかりをメインに、彼女たちを取り巻く人々の人生•生活のなかのちょっとした理不尽やちょっとした救いのエピソードの方が心に残りました。

成美とひかり
こうあって欲しいという「母と子」の形そのもの。
あまりにも理想的すぎて読んでる途中で、この母子の関係にこそ裏があるこではないかと、逆に不安になったりもした。

三田さんとなくなった明恵ちゃん
最初はずうずうしお節介やっかいなババァって印象だった三田さんだけど、その過去が明かされてからは、彼女に少しでも幸あらんことを…って祈りたくなった。
まぁ、最期は……なのですが。

ほなみさんと高校生の息子さん
息子は別人格だと受け入れなきゃいけないって言うのにぐっときました。
このほなみさんも、人としてできた人過ぎて、何か裏があるのでは?と読んでてハラハラでした。

犯人の男とその母
ネジくれてるんだけど、それなのに切り離せない強い結びつき。でも、こんな結びつきなら切ってしまう勇気も必要だなって。

私にとっては、母子の物語としてみたら、over80点。
パニックホラーとしてみたら、50点
みたいな作品でした。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

成美は貧しいシングルマザー。ある日目が覚めると監禁されていた。なぜ?娘のひかりは無事なのか?というお話。
「なぜ?」についての種明かしがあるのだが、若干動機としては弱い気がした。
ハラハラドキドキが味わえたのと、主人公のパート先の人間関係など興味深い場面があったのがよかった。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公は40代のシングルマザー。
6歳の娘と二人で暮らしている。
娘との日常生活を描写した軸と突然主人公が監禁されているという2軸で描かれている。

監禁している犯人の目的、正体は顔を見ても全く見当がつかない。が、娘が事故で死んだことだけは告げられる。

犯人との血みどろの戦いを描いた描写は作者の過去作でもあったなぁと思った。

動機も理解はできるが、共感するまではいかない感じ。
自分の父親の結末描かれてたっけ?

とりあえずハッピーエンドはよかったかな。

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2022年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かけがえない5歳の娘のために必死で生きるシングルマザーを始め、理不尽に娘を奪われた過去を持つ老女や夫と娘を捨てて男と逃げた女、幼い息子を残して命を断った女…様々なママが出てくる。
何も心当たりもないまま突如監禁されるというパニック状態の中で、強烈に光る成美の娘への愛情と三田さんの泣きたくなるような想い。それが何度も踏みにじられる不憫さと痛みは最後まで長引き、監禁の理由がわかっても解放されても少しも胸の曇りは晴れない。
作品の完成度は及ばないかもしれないが、この読後感で前作よりオゾミス度は上がっていると感じた。

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2022年03月28日

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