あらすじ
スウェーデンで40万部突破!
無間地獄に落ちる
動機は殺人ではなく犠牲者の魂の破壊。
サーガのすべてが闇にのみ込まれる。
その怪物は、ひとの人生を破壊し、犠牲者からすべてを奪った。
その魔の手はヨーナに及んだ。
ヨーナは、妻スンミと娘のルーミを守るため彼らが亡くなったと見せかけ、高い代償を払った。
一方、怪物の捜査に覆面捜査官として携わった公安警察の警部サーガは、父と和解し、腹違いでダウン症の妹ペレリーナに愛情を注いでいた。
そんな矢先、パトロール中のヨーナに、国家警察長官カルロスから、ドイツ連邦刑事庁の警部が連続レイプ魔の死亡事件について大至急連絡を取りたがっていると電話が入る――二人の軛は断ち切れるのか?
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Posted by ブクログ
最高…
館シリーズを順番に追った時、京極堂シリーズを数冊読み終えた時と同じカタルシス、といったらいいのかなー
こう、ある程度作者の世界に身を投じたからこそ初めて得られる、計算し尽くされたパズルを解き終えた感とでもいいましょうか…
最初からフルスロットルでぶち込まれる殺人に、わずかな救いさえ砕く、あまりに無情なエンディング。
夫婦でどちらかが、いや、ここはこの子は助けようとは主張しなかったんですかね…3人娘さんがいて、この結論出しましたかへええ…と。
ただ、この最悪な犯人像を生み出す頭脳の持ち主が作者な訳で、決して無駄を作らない以上おそらくは、その死の理由もあるんだろうと思う。死を必然とする続きの自作がシリーズ最終作だそう。
やばいもう、次で終わりって思うだけでロスが始まってるかも。
ディーヴァー よりも好きな作家が出るとは自分でも思わなかったけどもう完全に、はまりました…!