あらすじ
不思議な力を持つライラは、母の死後、家に帰らなくなった父が引き入れた女と、その娘たちに虐げられながら一人孤独に生きていた。だがある日、町のろくでなし男との縁談をまとめられそうになった彼女は、逃亡を決意する。そしてその夜、幼馴染のサイラスと偶然街で再会を果たすことに。屈強な体に眼帯を着け、用心棒をしているらしい彼は、事情を聞くとライラの護衛を買って出たのだった。渋るライラに彼は「朝晩二回のキスと、ライラを抱きしめて寝ること」を報酬として提案し……? 条件を受け入れ、二人は逃亡の旅に出る。――報酬という名のあたたかで甘いひと時。身を寄せ、抱き合って眠る逃避行の果てに二人が見つけたものは?
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よかったねぇ、と口に出る作品
作家さん買いです。
いつものヒーローとは少し違う、ちょっと荒っぽい男性ですがとっても優しい性格と誠実なところとのギャップが大変よかったです。
いい友達がいるというのも高評価ポイントになりますよねぇ。
ヒロインもすごく賢いのに洗脳されたようになって虐待を受け続け、父にものすごい裏切られ方をして父と訣別する強さを持っていて、こちらもとても好感が持てましたました。
悪人が清々しいまでに悪人で、古いオペラとか観てる気分でしたが、これも味があってよいと思えました。
大変な旅をする2人だけど、その描写も丁寧なのがよかったです。
ラストの展開もムリがなく、なんだかロードムービーを見終えたような読後感でした。
よかったねぇ、とつい口に出してしまう昨分でした。
可もなく不可もなし
色沙汰恋が気になって何度も目を凝らしてしまった。
多分、色恋沙汰…
幼馴染の初恋が実って良かったなが感想。
あまり波のないお話でした。