あらすじ
語学、簿記、FP、公認会計士、中小企業診断士……ビジネス系から語学資格まで、あらゆる試験に対応! 開成→東大→司法試験に一発合格した「試験勉強の神」が伝授する「最小労力」×「最速最短」=「最高の結果」を出す大人の勉強法。ポイントは、徹底的に「割り切る勉強」にある。 ・100点は目指さない、「7割正解」でいい。 ・参考書、問題集は「1冊ずつ」でいい。 ・「問題集のページの厚さ」で、ヤマを張れ。 ・やった方がいい範囲は「いっそやらない」――。本書では、忙しい社会人が「あれもこれも」と欲張らずに「これだけ」にポイントを絞ることで、効率的に目標を達成する勉強法を解説。勉強は大学受験以来といった「資格試験ビギナー」はもとより、思うような成果が得られず、やり方を根本的に見直したい人にも役立つ「メンター的1冊」だ。本書を読んで、適切な時期に正しく勉強すれば、記憶力が悪くても、才能がなくても、勉強が苦手でも、一発合格!
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Posted by ブクログ
資格試験合格にむけて、非常に具体的で参考になる内容であった。スケジュールの立て方や勉強法が紹介されていて、分割したスケジュールに応じたアウトプット量があり、問題集を数多く解いて、参考書に書き込んで勉強していくことが重要とのこと。今後、資格試験を受ける際は、アウトプットを重視して取り組んでいきたいと思う。
1. 勉強の効率は「準備」が9割
・最初に「過去問を読む」→どれくらいのレベルの答えを求められるのか知る
・出題頻度の高い分野を重点的に勉強する
・得点の低い苦手分野を優先的に勉強する
・参考書と問題集は1冊ずつでよい(市場が厳選してくれている)→文章の相性、薄さで選ぶ
・勉強はインプット1:アウトプット3
・第1クール インプット7:アウトプット3
・第2クール インプット5:アウトプット5
・第3クール インプット3:アウトプット7
・第4クール インプット1~2:アウトプット8~9
・ノートはつくらず、参考書に一元化
2. 「勉強が続く」ペースのつかみ方
・4分割して全体スケジュールを把握
・第1クール 参考書をひと通り終わらせる。インプット7:アウトプット3
・第2クール 問題集の問題をすべて2回解く。インプット5:アウトプット5
・第3クール 模試や予想問題で合格点をとる。インプット3:アウトプット7
・第4クール 問題を解く時間の短縮と総仕上げ。インプット1~2:アウトプット8~9
・1週間に20時間勉強できれば、合格が見えてくる(平日2時間、休日5時間)
3. 問題集を中心に、勉強せよ
・雑でもいいのでインプットは早期終了(理解度2~3割で十分。全体把握を重視)
・「参考書→問題集→参考書」勉強法。間違いを参考書に書き込んでいく
・第1クール 「参考書→問題集→参考書」を1回
・第2クール 「問題集→参考書」を2回
・第3クール 「問題集→参考書」を3回
・強度の高い勉強(問題集を解く、間違えた問題を参考書で勉強など)→朝に実施
・強度の低い勉強(参考書をざっと読み返す、何度か間違えた問題をもう一度解くなど)→夜に実施
・勉強スイッチを入れる工夫→①昨日やった勉強を振り返る、②決まった音楽をかける
・スマホの誘惑には意思では勝てない(物理的に見られなくする)
・参考書はマンガ(主体的に読める。速い)、動画はアニメ(受動的に見る)
4. 合格する「ルーティン」を身につける
・やる気が出ないときは「過去問」
・行動が変われば習慣が変わる(2~3週間続ける)
・何かの理由で勉強できない時期でも、1日30分の勉強は死守する
5. 点数が「爆ノビ」する勉強法
・「問題集→参考書」を3回終了後、「過去問→参考書」1回目
・「問題集→参考書」を4回終了後、「過去問→参考書」2回目
・「問題集→参考書」を5回終了後、「過去問→参考書」3回目
・「問題集→参考書」を6回終了後、予想問題、または模試に挑戦
・問題集も過去問も満点がとれるぐらいの実力がついて、ようやく本番で合格最低点がとれる
・伸び悩んだら、問題の解き方を変える→あらゆる角度かた解いてみる
・問題集をもう一度買うなら「同じもの」
・参考書に様々な書き込み→書き込みの多いところを重点的に復習
・模試は終盤に1回受ければ十分
6. 穴をふさぎ、点数を伸ばす「暗記術」
・暗記系の勉強は主にスキマ時間に
・紛らわしい言葉の整理表をつくる
・共通化:キーワードや重要概念に関連する事柄を整理
・区別化:同じような言葉や似た概念を整理して比較しながら覚える
・暗記は共通点や相違点の理解が深まった第4クールに知識を整理しながら行うのが最も効果的
7. 試験直前は「これ」だけやろう!
・問題集総ざらいで記憶のメンテナンス
・苦手分野の穴を集中的に!
・最後まで問題集を解き続け、参考書に戻って勉強し続ける
Posted by ブクログ
タイトルにある通り、1発合格までの最短ルート(要は資格を取れさえすりゃいい)みたいな内容かと思ったら、全然違った。
序盤は勉強に取っ付きやすくなるような方法、内容。
主に勉強の継続に関する情報が深かった。
次に資格試験までの道のりの前半の過ごし方〜後半。
継続できるようになってきて、勉強が当たり前になってからの行動を深掘り。
終盤がとっても面白くてわたしは一気に読みました。
最後の最後で心折れないような対策。
目から鱗の刺激がいっぱい。
「たしかに」「自分やってること間違ってなかったんだ」から、「全然知らなかった」「逆効果だったんだ」まで沢山の知識が詰まってた。しかも分かりやすく。
最短ルート=理解は半分くらいでいい、なんて感じで読んだけど、実質、社会人の勉強に対してこんなに考えてくれてる人がいたとは…とちょっと感動する内容だった。
本は1回読んだらあといいや、タイプだったし、綺麗に読む(マーカーとか付箋はつけない)ポリシーがあったけど、ちょっと変わりました…。
これは資格試験の進捗に合わせてまた読みたい本です。
Posted by ブクログ
序章
勉強を始める前に「これだけ」は押さえよう
・勉強のパフォーマンス=「効率」✖「継続」
・勉強の質、効率をいかに上げるかだと言えるのです。
継続できなければ、勉強の絶対量が不足してしまい、合格することはできません。
「効率」と「継続」の2つを意識して、勉強のやり方、考え方について述べていきたいと思います。
・合格に直結するのに、なぜか多くの人が「合格前の最短コースを調べる」作業をせずに、いきなり勉強を始めてしまいます。
・落ちる人がやりがちな「参考書は1ページ目から」
・合格する人は「100点なんか目指さない」
資格試験は新たな仕事のスタートに立つための試験であって、その分野のナンバーワンを決める試験ではありません。
100点満点で合格しても、最低点で合格しても、取得できる資格は同じです。
・特別な記憶力も、才能も、センスも必要ない!
・「これ」が、最短で一発合格する「見取り図」
第1クール
過去問を読む➠参考書➠問題集➠参考書✖1セット
全体把握
インプット7 アウトプット3
目標 問題集30~40点
第2クール
問題集➠参考書✖2セット
インプット5 アウトプット5
目標 問題集70~80点 過去問50点
第3クール
過去問を解く➠問題集➠参考書➠下顧問➠予想問題模試✖3セット
実践
インプット3 アウトプット7
目標 問題集100点 過去問100点 模試70点
第4クール
問題集の総ざらい
遅れを取り戻すバッファ期間でもある
メンテナンス
インプット2 アウトプット8
・大人の勉強「ある日の時間割」2例
第1章 心構え編 勉強の効率は「準備」が9割
第2章 第1クール 計画編 「勉強が続く」ペースのつかみ方
第3章 勉強(前半戦)編 問題集を中心に、勉強せよ
・強度の「高い勉強」「低い勉強」に差をつける
いつ、どこで、何を勉強するかも、非常に重要です
第4章 第2クール 習慣編 合格する「ルーティン」を身につける
第5章 第3クール 勉強(後半戦)編 点数が「瀑ノビ」する勉強法
第6章 第4クール 記憶メンテナンス編 穴をふさぎ、点数を伸ばす「暗記術」
第7章 仕上げ編 試験直前は「これ」だけやろう
終章 「資格取得後」の勉強法➖️3つの意識変革
・70点から、100点満点を目指す
・資格試験の合格は、ゴールではなくスタートです。
・試験なら、1冊の参考書だけで合格できますが、仕事のゲンバでは、何冊もの参考書を読んで、あらゆる角度から見て、考えることが必要不可欠になります。
・また、仕事で70点では、お金になりません。求められるのは常に100点満点です。
・稼ぎたいなら「専門の中に専門」をつくる
・個人戦ではなく、チーム戦になることです。目指すべきは、専門の中に専門をつくることです。
・「2つ目の得意分野」と掛け合わせる事を考えたほうが、より自分らしさを発揮できるのではないでしょうか。
・受験では、オンリーワンの答えは求められてはいません。みんなと同じ正解を決められた時間内に出すのが受験という競争です。
一方、合格後の競争は、オンリーワンを目指す競争で、自分だけがもっている個性をいかに発揮するかの競争です。
Posted by ブクログ
1月に資格試験の勉強を始めて、しばらく逃げて、中断していたタイミングで読んだ。自分には再開を決意させる本となった(そうするべくあとは実行あるのみ。)
社会人のための勉強法、どうやってやり切るか?という点に主眼が置かれており、とても実践的な本だと思った。さっと読むと、あっ、そうか、という話はないように思うけど、これまで自分が感じていたことと、感覚とあっており、心に素直に入ってきた。
決めたこと
1、5月22日(日)に資格試験を申し込み、3月27日(日)からの再開で8週を1クール2週として、第3クールまでに6セット回す。
2、1週間20時間の勉強を8週間やる。
3、逃げたくなった時は、本書を読む。
ということを決めた。
Posted by ブクログ
アマプラ会員は無料で読めたので、読んでみました。
参考になるところもありましたが、全ての人や参考書・問題集に当てはまるわけではなさそうなので、必要な情報を選択しようと思います。
Posted by ブクログ
面白くて,30分で読むはずが90分も取ってしまった。
合格手順
1.まず,ゴールを見る(4クールに分ける)
2.試験の問題を解くのではなく見る。
3.各クールに合った勉強をする。
4.過去問を6回解く。(同じやつ。)
びっくりしたこと,
・参考書1冊,問題集1冊
これから宅建を考えていたので,参考になった。
資格で悩んでいたら一読する価値あり。
Posted by ブクログ
資格合格を目的にした場合、アウトプットベースが一番早いということを色々噛み砕いて書いている。
私は要領のいい方ではないので、インプットしてわかってから次にみたいなやり方をしていた時もあった。とはいえ、これは悪手で、インプットしてざっと理解したらすぐに過去問に移るというのが最短ルート。
まぁそんなことわかっちゃいるけどできないというのが、大半なんだと思う。結局知ってるかどうかと、実際にやるかやらないかは雲泥の差という話ですね。
余談ながら、最近いくつかの資格試験を期限を設けて取ったものの、結局はこのルートに辿り着いた。
しっかり理解したいみたいな無駄なプライドを捨てて、資格取得をゴールとした最適化問題を解くみたいな話にしたほうが、結果的に理解に繋がるんだと思う。
ここからはさらに余談である、受験勉強および資格勉強は中毒みたいなところがある。つまり、合格という目的に向かって、いかに最短ルートでクリアするかというゲームに置き換えられるからだ。
合格できた時は快感であるため、更なる難関資格を取得しようとする。それを極めたのが河野玄斗のような、国家資格をひたすら取得する人間であり、苛烈な受験戦争をしてきた人が今度はビジネスにハマる理由もようやく肌感でわかってきた。
つまるところ、複雑さを排除して、目的関数の最大化というシンプルな行動様式をするからである。これも前からわかっていたものの、正直自分の中で腑に落ちていなかった。自分がその行動様式を模倣してみたところ、なるほどこれはハマるなと自分を俯瞰できた。
Posted by ブクログ
参考書と問題集を決めたら、迷うことなく集中してそれに取り組む姿勢は確かに大切だと思う。この2つをうまく回せたら、確かに効果的な勉強ができるだろう。加えて忙しい社会人が勉強を継続するための工夫も紹介されていて、とても腑に落ちる一冊。
Posted by ブクログ
社会人向けに資格試験に合格するための勉強法について書かれています。表紙には「割り切る勉強法」と書かれているとおり、時間の制約がある社会人が、合格するため、「7割」を確保するための方法になります。
勉強本は多々ありますが、主張、目的や対象が明確で、気持ちよく読み進められます。新たに試験のための勉強を始めるときには、再度読み返したい内容です。
▼そもそも社会人は学生と違い、勉強する時間が限られます。大学受験までの勉強と、社会人になって資格試験の勉強をする最大の違いが、この「時間の制約」です。
▼勉強のパフォーマンス=「効率」×「継続」
▼参考書1冊、問題集1冊だけで、ほとんどの資格試験は合格できる。
▼全体スケジュールの考え方
第1クール
参考書をひと通り終わらせる。イン:アウト=7:3
第2クール
問題集の問題をすべて2回解く。イン:アウト=5:5
第3クール
模試や予想問題で合格点をとる。イン:アウト=3:7
第4クール
問題を解く時間の短縮と総仕上げ。イン:アウト=2:8
▼参考書
メリット:時間当たりの進行スピードがネット動画よりも数倍速い
デメリット:1つひとつの単元の情報量が少なく、印象度が低い
▼ネット動画
メリット:1つひとつの単元の情報量が多く、印象度が参考書よりも数倍高い
デメリット:時間当たりのスピードが遅い
<目次>
序章 勉強を始める前に「これだけ」は押さえよう
第1章 心構え編 勉強の効率は「準備」が9割
第2章 第1クール 計画編 「勉強が続く」ペースのつかみ方
第3章 勉強(前半戦)編 問題集を中心に、勉強せよ
第4章 第2クール 習慣編 合格する「ルーティン」を身につける
第5章 第3クール 勉強(後半戦)編 点数が「爆ノビ」する勉強法
第6章 第4クール 記憶メンテナンス編 穴をふさぎ、点数を伸ばす「暗記術」
第7章 仕上げ編 試験直前は「これ」だけやろう
終章 「資格取得後」の勉強法ー3つの意識変革