【感想・ネタバレ】警視庁心理捜査官 純粋なる殺人のレビュー

あらすじ

警視庁初の心理捜査官吉村と公安の女狐・柳原が還ってきた!挑むは女子大生誘拐猟奇殺人と中国スパイ拉致疑惑。どちらも難事件!
東京町田市で女子大生の仲良し二人組が拉致誘拐され、一人が殺されバラバラにされたうえでマンションのバスタブに浮かべられた。そしてもう一人は、目隠し猿轡をされたまま現場に生きて残されていた。どうやら友人が殺される過程をすべて耳にしていたらしい。物的証拠も少なく、変質者に絞った捜査が敢行されたのだったが…。操作を仕切る柳原は管轄違いの多摩中央署から心理捜査官吉村爽子を特別招集する。早速爽子はある違和感を抱き…。痴漢の冤罪疑惑をかけられた中国人男性を救ってほしい…持ち掛けてきた若手の弁護士は、爽子と因縁深いかつての事件関係者だった。彼女に借り意識のある爽子は警察法に触れぬギリギリの線で協力する。浮かび上がったのは中国諜報員の暗躍だった。公安の影もちらつく中、爽子の恋人藤村も協力を申し出る。その途端、二人はうかつにもおびき出された現場から謎の集団に拉致される!

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Posted by ブクログ

黒崎作品、待望の新作。

1冊まるっとの長編かと思いきや、長め・中くらい・短めの3話になってました。
1話目・2話目を経ての最終話が、本全体のしめくくりで効いているなーと。なんだか安心して(?)本を閉じました。

次回作を気長に待とう。

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2020年04月21日

Posted by ブクログ

黒崎視音『警視庁心理捜査官 純粋なる殺人』徳間文庫。

何年か振りの『警視庁心理捜査官』シリーズの続編。表題作の中編1編と『蒼い闇』『クリスマスイブの出来事』の短編2編を収録。

『純粋なる殺人』。シリーズ初期の原点に回帰したかのような読み応えのあるストレートな作品だった。東京町田市で2人の女子大生がマンションで襲われ、1人が絞殺された揚げ句に頭部を切断された状態で発見される。もう1人は目隠しと猿轡をされ、結束バンドで縛られた状態で事件現場に残されていた。事件の捜査を指揮するかつて公安の女狐と呼ばれた柳原明日香は多摩中央署から心理捜査官の吉村爽子を召集する。爽子は同期の日高冴子とコンビを組み、事件を捜査するが……

『蒼い闇』。痴漢で逮捕された中国人留学生の嫌疑を晴らすために爽子と過去の事件で因縁深い若手女性弁護士が爽子に協力を依頼する。しかし、事件の影には公安と中国諜報員の姿が散らつき、罠につぐ罠が爽子を窮地に立たせる。

『クリスマスイブの出来事』。本作の締めくくりに相応しいファンタジックな作品。成功と失敗を繰り返しながら心理捜査官として、警察官として成長を続ける爽子にサンタクロースが渡したプレゼントとは……

本体価格710円
★★★★★

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2020年04月11日

Posted by ブクログ

東京町田市で女子大生の仲良し二人組が拉致誘拐され、一人が殺されバラバラにされたうえでマンションのバスタブに浮かべられた。そしてもう一人は、目隠し猿轡をされたまま現場に生きて残されていた。どうやら友人が殺される過程をすべて耳にしていたらしい。物的証拠も少なく、変質者に絞った捜査が敢行されたのだったが…操作を仕切る柳原は管轄違いの多摩中央署から心理捜査官吉村爽子を特別招集する。早速爽子はある違和感を抱き…。

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

爽子が持つ類稀なる分析力や推理力と、対象的な過去のトラウマによる人間的不安定さのバランスに目が離せない。
特にタイトル作である純粋なる殺人は、最初は予想できなかった展開や冴子との微妙な緊張感が良い感じでした。
能力も色気も強過ぎる明日香が主役を張るよりも、こっちの方が好みです。

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2022年04月29日

Posted by ブクログ

3編構成だが、ほとんどが「純粋なる殺人」。心理捜査官が活躍。面白かった。あとの2編は、公安絡みの話と予想外のファンタジー話。吉村爽子は心理捜査官なんだから、体力勝負しなくてもいいんじゃないかな。

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2020年12月06日

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東京町田市で女子大生の仲良し二人組が拉致誘拐され、一人が殺されバラバラにされたうえでマンションのバスタブに浮かべられた。そしてもう一人は、目隠し猿轡をされたまま現場に生きて残されていた。どうやら友人が殺される過程をすべて耳にしていたらしい。物的証拠も少なく、変質者に絞った捜査が敢行されたのだったが…操作を仕切る柳原は管轄違いの多摩中央署から心理捜査官吉村爽子を特別招集する。早速爽子はある違和感を抱き…。

痴漢の冤罪疑惑をかけられた中国人男性を救ってほしい…持ち掛けてきた若手の弁護士は、爽子と因縁深いかつての事件関係者だった。彼女に借り意識のある爽子は警察法に触れぬギリギリの線で協力する。浮かび上がったのは中国諜報員の暗躍だった。公安の影もちらつく中、爽子の恋人藤村も協力を申し出る。その途端、二人はうかつにもおびき出された現場から謎の集団に拉致される!

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2020年09月06日

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これもシリーズものなんだね
主人公の爽子さん登場人物からことごとく嫌われすぎでは、、、
内容は個人的には普通のサスペンスって感じでした。

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2020年06月10日

Posted by ブクログ

爽子と同期の公安捜査員、冴子が登場。
同期ではあるものの、おたがいに好ましく思っておらず、何かと反目する。
ある事件で互いの関係性が軟化し、支倉とは違った立ち位置で爽子に刺激を与える相棒として描かれているところが良かった。
今度は長編で2人が組む話を読みたいです。

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2024年07月12日

Posted by ブクログ

『純粋なる殺人』は、やっぱりそうか、な人物が犯人。どう考えてもおかしいもん。
『青い闇』は、なかなかに執念深い。
『クリスマスの出来事』は、ほっこり。たまには自分の気持ちを緩める時間も必要ってことだな。

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2023年05月09日

Posted by ブクログ

今回は爽子がメインで描かれた作品で主題である純粋なる作品と他短編二篇からなる。
メインの作品は女子大生殺人事件の捜査に難渋した捜査本部から爽子に指名があり、捜査に乗り出す。本部の指揮はもちろん柳原係長。犯人は早々にわかってしまうがその裏付けに焦点が置かれている。
短編の一つは公安もので一般受けはしないかもしれないが好きな作品であった。3.6

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2021年11月23日

Posted by ブクログ

08月-13。3.0点。
心理捜査官シリーズ。中編、短編、超短編1話ずつ。
超短編は、おまけみたいな感じ。
中編は結構読み応えあった。天敵の公安女刑事とコンビを組み、事件を追った。

次作も期待。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

何年かぶりのシリーズの新作。
間に出ていた柳原のスピンオフを読んでからと思って、買ったまま、なかなか読めなかった。
柳原をメインとした2冊を挟み、本作ではメインは爽子に戻る。
都内で発生した女子大生の殺害事件。
友人宅の浴室で殺害され、その友人も何者かに拘束された状態で見つかる。
猟奇的な殺人を爽子のプロファイリングで事件解決に導いていく、初期の作品らしさが見えるのが、以前からのファンには嬉しい。
長編かと思ったけど、以前の事件で知り合い、弁護士となった因縁の相手に中国人留学生の冤罪を晴らすのを手伝って欲しいと言われ、規則違反ギリギリのところまで手を貸してしまう爽子の人の好さを描いた中編と、これまでの事件を振り返るようなクリスマスイブの夜の出来事をファンタジーで描いた短編を収録している。
3作とも作風が異なり、ちょっと拍子抜けの部分もあるけど、それなりに楽しめた。

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2021年03月02日

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